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2014-05-24

ロンドンでの観劇記 : THE BOOK OF MORMON

モルモン

やっと観れたか・・・。
まずはそれにつきました。

2011年、BROADWAYで開演したこの作品、見事 同年の Tony Award で、Best Musical賞をはじめ、9つもの賞を獲得!! しかし、なんといっても、上演されているのがあの  Eugene O'Neill Theatre なのですから、当然行きたい、行きたいという思いは強かったのでした!  Spring Awakening が上演されていたなつかしの劇場。あの空間でまた人気もあり評価の高い作品が上演されるのは実に嬉しいことですから♪

が、2011年、2012年、2013年・・・いろいろな事情でBroadwayには結局行けずじまい。

そうこうしているうち、昨年2月から Westendで開幕! しかし、新聞などでの評価は必ずしも高くはなかったものの(Broadway と Wsetend では、批評家さんたちに好まれる作風に違いがあるのかも? )、面白いと人気は高いようで、早く観たいと焦りました。が、、昨年はダブル受験生を抱えていたため、全くどこにも行けずじまい。 なかなかチャンスがないため、これはもうこの作品とはご縁がないのでは・・・と思ってしまったほど。

なので、今回、観ることができるたいうだけで、すでに大満足。劇場に入り、席に着いた時点ではや達成感。夫も一緒に行きたいということで、夫が頑張ってくれた(?)おかげか、前から2番目、左よりのセンター付近でなかなかのポジション。

そして開演・・・。

確かに面白い、エネルギーにあふれた快作でした!
人気なのもわかります。

曲もよい、キャストもいい、テンポのよいストーリー展開、脚本もいい。

簡単なあらすじは・・・。

ユタ州ソルトレイクシティに拠点を置くキリスト教系のモルモン教。ここに布教活動を行うための研修を受ける若者が集まっていた。そのうちの優等生がプライス、その真逆な劣等生のカニンガム。なんとこの2人がペアとなり(必ず2人一緒に行動しなければならない。)、アフリカのウガンダに派遣されることになる。他のペアがフランスや日本に派遣されていくことを告げられ喜んでいるのに、プライスはがっかり。本当はフロリダのオーランドに行きたかったのだ。世界一有名なネズミちゃんがいるあの場所に♪ しかも、ペアの相手が苦手なタイプのカニンガム。一方、カニンガムは優等生のプライスと一緒になれとても嬉しそう。

そして、布教活動が始まった。が、しょっぱなから貧困やエイズなど、様々な問題に直面しているウガンダの人々の姿を目にしてショックを受ける2人。しかも、2人より先に来ている先輩宣教師たちもまだ誰も、ウガンダの人々を洗礼に導いていないと言う。協会の偉い人が来ると言うので、その前にはなんとか一人でも住民を洗礼に導かねば・・・。

そして意外にも、住民の心をつかんだのは、落ちこぼれのカニンガム。一方、プライスも頑張ろうとするが、住民を銃と暴力で支配する General Butt-Fucking Naked に痛めつけられ、自分のほうが優秀だと思っていたのに、次々布教に成功するカニンガムと己を比較して、身も心もぼろぼろになってしまう。

が、カニンガムのいい加減な布教内容が、住民にも教会にもばれ、大ピンチに・・・。


主演のプライスとカニンガムを演じたのは、ギャビン・クリール(Gavin Creel)とジャレッド・ガートナー(Jared Gertner)。この2人は2012年夏に始まった  1st US Tour でも主役を演じています。そのあと、Westend での開幕に向けて2人はロンドンにやってきました。Westendでの人気も、この2人のおかげですね! 2人の息もぴったり。汗だくになりながらの演技も歌も最高でした。(額から流れ落ちる汗まではっきり見えたいい席でした。) 既存の宗教を正直なところパロったこの作品、役者さんらの技量によってはただの趣味の悪い作品になってしまう気がします。けれど、主役をはじめ、他の役者さんたちの隙のない演技、素晴らしい圧倒的な歌唱力が、このはちゃめちゃな作品をれっきとしたエンターテインメントに押し上げているのだと思います。

しかし、こんなに若いイケメン役者さんたちがたくさん出演している作品だとは知りませんでした~~~~~~~~~。

最初の本部での研修のシーンから、あれ、これは素敵な役者さんが目白押しで・・・うわ、あの人素敵♪・・・と目がハートになってしまいました。特に素敵だなって思って見入ってしまったのが、Michael Kent、Ashley Day のおふたり。ほとんどの役者さんは何役も兼ねているのですが、かっこいい新人宣教師さんたちも、女性やら、先輩宣教師やら、、更には妙な役など器用にいろいろ演じていて、あ、あのかっこいい人があそこにあんな格好で♪ など、いろいろ楽しめました。

先輩宣教師マッキンリー役の Stephen Ashfield  も大人気でしたね。さすが、Jersey Boys の original London cast( Bob Gaudio役)。カーテンコールでもひときわ、拍手が大きかったです♪ 表面だけとりつくろうとするような笑顔ですが、ハンサムなので妙に魅力的。ふと、若いころの陣内孝則さんを思い出しました(・・;)

他によかったのは、ウガンダの少女ナバルンギを演じた Alexia Khadime。迫力ある歌声と愛きょうのある表情、動きにひきつけられました。プロフィールを見るとすごい、すごい。 Les Misérables の Eponine (レミゼのエポニーヌ)、Wicked のElphaba (ウィキッドのエルファバ), The Lion King のNala (ライオンキングのナラ)。きっとこれからもさらに活躍の場を広げていく役者さんですね!

さて主役の2人にまた話をもどします。

プライスを演じた Gavin Creel 、くるくる変わる表情のいそがしこと。また、歌も素晴らしかったです。特に "I Believe" はいまだに耳に歌声が残っているほど。この歌を歌いあげた後の悲劇が・・・哀れでしたが(-_-;) すらっとして見た目もかっこよい役者さんなので、これからシリアスな作品や恋愛ものなんかにもどんどん出ていってほしいなと思います。

カニンガムの Jared Gertner、小柄でぽっちゃりでまさにこの役をやるために生まれてきたような方。「こういう役者さん、一定の需要が必ずあるよなあ。」とは夫の弁。そう、ちょっとおたくっぽい雰囲気の役って、意外にいろいろな作品に登場するように思います。しかも、ただ雰囲気だけではなく、Jared Gertner も歌って踊れると言うすごい役者さん。

それで、この作品の個人的な総括なのですが、これは主人公2人の友情物語なんだと私は解釈しました。そして2人の自分探しの物語でもありました。

結局1番心に残ったのは、カニンガムが父親にも自分が疎んじられていることを知っていて、実は深く傷ついてることを感じたプライスが、カニンガムに優しくするシーンでした。

作品としては、観ていて面白いし、役者さんそれぞれは非常に演技も上手で歌も上手。最初に書いた通り。テンポもいい。
眠くなる暇なんてなく、あっという間に時間がたちました。快作に間違いなし!

ただ・・・・個人的な感想としては、これだけ愉快で面白い作品では、最初のほうの残虐なシーンは見たくなかったです。それだけが残念。(あくまで個人的な感想です。)

しかし、観れてよかった、よかった。

私たちの前の列、最前列中央で座っていた女の子二人連れは、どうやら劇場に何度も足を運んでいる、出演者のうちの誰かの熱心なファンの模様。帰り際、嬉しそうに「わあ、目があったわ、やった♪」などとキャピキャピしていました。たぶん、あれからステージドアに向かったことでしょう。

しかし、私たちは急いでいたこともあり、残念ながらそのまま劇場をあとにしました。

今年の Laurence Olivier Award で、 Best New Musical 、Best Actor in a Musical ( Gavin Creel♪)、
Best Performance in a Supporting Role in a Musical (Stephen Ashfield ♪陣内さま~)
Best Theatre Choreographer の4部門を見事受賞、人気はまだまだ衰えることはないでしょう!
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に目覚め、やがてSPRING AWAKENING
に魂を奪われてから、すでに1年あまり。しかし、ごく最近、4年ぶりに東京にもどってきました! 久々の東京生活も実にスリリング♪

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