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2011-12-31

今年のしめくくりはこの二つ  ~ 私だけのハッピー・エンディング & ラビット・ホール~

本当に素敵な作品でした、どちらも。 ”ハッピー・・・” は、今月封切られ、”ラビット・・・” のほうは、11月に封切られています。

”私だけのハッピーエンディング”、 そして ”ラビット・ホール”。今年最後に観た二つの映画。両方に重なるテーマは ”死。” しかし、”ハッピー・・・”のほうは、主人公が自ら、去る立場。”ラビット” は、残された者の立場から。

まずは、”私だけのハッピー・エンディング”。(ハッピー・ウェディング かと思っていました、初め・・・)

”私だけのハッピー・エンディング”
キャスト: ケイト・ハドソン、ガエル・ガルシア・ベルナル、ローズマリー・デウィット、ルーシー・パンチ、ロマニー・マルコ、トリート・ウィリアムズ、ウーピー・ゴールドバーグ、キャシー・ベイツ
監督: ニコール・カッセル
脚本: グレン・ウェルズ
原題: A Little Bit of Heaven
製作年: 2011年



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ケイト・ハドソンが主役のマーリーを演じています。ケイト・ハドソンて、名前は知っていましたが、実は作品を観たのは今回が初めて。正直なところ、最初は、意外にきれいな女優さんじゃないのね・・・という失礼な感想。しかし、物語が進むにつれ、彼女の魅力に、笑顔にどんどん引き込まれていきました。

マーリーは仕事にも友達にも恵まれた30歳の独身女性。ジョークが大好きで、いつも周りに笑いを起こす、チャーミングな女性。恋人はいても、結婚は考えない。しかし、突然、進行したがんに侵されている事実に向き合わされます。そこで、出会ったのが、お固い主治医、ジュリアン。死への恐怖をもジョークで紛らわそうとするマーリー。そんなマーリーにジュリアンは次第にひかれ、ふたりは近い将来、絶対的な別れが来ると知りながら、互いを愛すようになります・・・。

ガエル・ガルシア・ベルナル演じるジュリアンの、生真面目で優秀な医師にならねばならないという確固たる目標のために、恋愛もセーブしてきたような男性が、重い病気と闘いながらも、ユーモアを忘れないマーリーにどんどんひかれていく過程が素敵でした。しかし、真面目なだけではないジュリアン。時折、ちゃめっけも見せて、とてもキュート。こんな男性とやっとめぐり合えたのに、真剣に関係を結んでもいい、いや結びたいと思える男性に初めてめぐり合えたのに、自分はもうすぐ死ぬ・・・。こんなにつらいことってあるでしょうか。マーリーの哀しみ、嘆きがどうやって癒されていくのか・・・、いや、本当に癒されるのか。はらはらしながら、最後まで観ました。

大好きなウーピー・ゴールドバーグも、ずばり、適役でした。(いつまでも若いのはなぜ?) マーリーの自己中な母親を演じたキャシー・ベイツもとてもよかったです。きれいではないキャシー・ベイツ(ごめんなさい!)が、どうやってエリートだったに違いないマーリーの父親と結婚できたのか、謎だわ。実家がお金持だったのかしら・・・と変な設定まで考えながら、観ていましたが、キャシー・ベイツも、見事なセレブ母っぷり。うまい人ですね、と改めて感心。

愛、友情、親子の絆の描き方が押しつけがましくもなくとても自然で・・・本当にたっぷり泣いてしまいました。”死”というと、どうしても暗くて重いイメージですが、この映画は全く暗くありません。観終わって、幸せな気持ちになれました。最後の色鮮やかな紙吹雪舞う、川べりのシーンは圧巻。

顔立ちがきれいなことより、笑顔がもっともっと大切だということも、教えてくれました。笑顔あふれるとてもチャーミングなマーリーのように、笑顔で周りの人たちを幸せに出来たら、それに勝る幸せはないのではないでしょうか。目指そう、笑顔美人!
(2012の私の目標です!)

おすすめの作品です!

次は ニコール・キッドマン主演の ”ラビット・ホール”。ニコール・キッドマンはいい感じに年齢を重ねているように思えますが、この映画でも、彼女のかすかな皺や肌のくすんだ感じが、よりこの作品のナチュラルな美しさを引き立てている気がしました。(いえ、逆にこのくすんだ感じがメイクのなせる技なのかもしれませんが。)。

キャスト: ニコール・キッドマン 、アーロン・エッカート 、ダイアン・ウィースト 、サンドラ・オー、マイルズ・テラー 他
監督: ジョン・キャメロン・ミッチェル
原作・脚本: デヴィッド・リンゼイ=アベアー
製作: ニコール・キッドマン
原題; RABBIT HOLE
製作年: 2010年


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たった4歳で、命を落としてしまったわが子。その悲しみから解き放たれることのないベッカ(ニコール・キッドマン)とハウィー(アーロン・エッカート)。誰が悪いわけではなく、運が悪かっただけの事故。しかし、何ヶ月経とうと、心は癒されない。夫婦の心にも隙間風が吹き始めます。自由気ままに生きる妹や、悲劇を神の手にゆだねろとほのめかす母親にもいら立ちを隠せないベッカ。そんなベッカは偶然、息子を死なせた高校生、ジェイソン(マイルズ・テラー )と出会う。

小さな男の子の命を奪ってしまったという、つぐうことのできない罪に苦しむジェイソンの様子を間近で見て、何かを感じるベッカ。夫には内緒で自分の息子の命を奪った少年、ジェイソンと交流するようになる。そして、ジェイソンは”ラビット・ホール”というタイトルの自作のコミックストーリーをベッカに見せてくれる。宇宙には多元ワールドが存在すると。

ジェイソン役のマイルズ・テラーが見せるきわどい純真さ(もしかしたら、発達が人より遅れているかもと思わせられるような)、誠実さに、ほろり。ハウィー役のアーロン・エッカートのかっこよさにはため息。ベッカの母親役のダイアン・ウィーストのだらしないがどこか憎めない感じに親近感。そして最近ひっぱりだこという感の、サンドラ・オー演じる、寂しい女性ギャビーの最後のシーンの美しさ。(この場面ではきれいだと感じました!) 

数か月前、このブログでも、多次元宇宙に関して書かれた本をご紹介したことがありましたが、不思議だけれど私も考えてしまうことがあります。どこか別の世界では、私は、家族は何をしているのだろうと。憎しみ合っているかもしれないし、今よりももっとお互い愛し合っているかもしれない。ハッピーバージョン、悲しみバージョン。今、私が生きているのは、単に何千何万のバージョンの1つにしかすぎない・・・そんなふうに。

この映画から勇気をもらった気がするのは私だけでしょうか。人は大きな悲しみ・苦しみのどん底でも、生きていくことはできる。そして、もしかしたら、そこから薄暗いほのかなあかりさえ、見つけることができるかもしれないのだということを、教えてもらった気がします。

今年のしめくくりにふさわしい、心洗われる2作品です。


どうか、来年が皆様にとって幸多い、喜び多い1年でありますように。
ことしも、つたないブログ、読んでくださって、ありがとうございました。
感謝を込めて。

フブキより


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に目覚め、やがてSPRING AWAKENING
に魂を奪われてから、すでに1年あまり。しかし、ごく最近、4年ぶりに東京にもどってきました! 久々の東京生活も実にスリリング♪

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