FC2ブログ
2008-09-29

SPRING AWAKENING (11) どうしても 逃れられない…

blog 114 10 昨日、11回目のSPRING AWAKENINGに行ってきました。

いやはや、どうして毎回毎回、こんなにぐぐっときてしまうのでしょう? なぜ、そろそろ飽きてこないのでしょう、この作品に。

こうも毎回、よかったよかったと書くと、おかしいのではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれません~。

けれど、本当に、行く度に、観る度に、HUNTER PARRISHを筆頭に、細かい演技に変化があったり、新しく気づかされることがあって、飽きる要素がみつからないのです。

夫の転勤もこの秋はなかったようなので、今後も観られるだけ観続けようと決心させられたのでした。
(目指せ, SA30回!)




さて、今回の1番の発見! HUNTER演じるメルキオールは、授業中に苦境に立たされた友人モーリッツをかばいます。その時に、怒った教師に細い棒で強く胸を打たれるのですが、そのあとしばらくして授業が終わり、自分のイスの下に置いた教科書などを取ろうと身をかがめたときに、メルキオールがものすごく痛そうに胸をちょっと押さえて、そのまま一瞬息をとめました。眉もしかめて…。でも、すぐに友人たちに気づかれぬよう、痛みをこらえてすっと立ちあがり、友人との会話に戻りました

今まで印象になかった演技だったのでびっくりしました。今まで気がつかなかったとは…。それとも、HUNTERが演技を変えたのでしょうか。ああ、でもやっぱり、私が、本来はこのシーン、MATT DOYLE演じるハンシェン(このシーンではメルキオールの隣に座っている)に目がいっているので、今まで見落としていたのだと思います。今回、MATTはお休みで、ハンシェンは代役がたっていたので、じっくりHUNTERのメルキオールの演技に集中できたのだと思います…。(なんだかもの凄くヘンな理屈ですね…???)

すごく痛そうでした。ああ、かわいそうに。きっとミミズバレになっているにちがいない…てわけは絶対ないですが。(本当にすごく強く打たれてしまうので、観客席から息を呑む声が聞こえたりします。絶対に洋服の下にプロテクターを入れていますよね!)

1890年代のドイツ。教師にたてつくなんてとんでもない時代。体罰が当たり前の時代。メルキオールが教師に責められる友人モーリッツをかばって、急に立ち上がり、「モーリッツがおかしたラテン語の文法の誤りは、こういうふうに考えると納得がいくのではないですか?」というメルキオールの言葉に、ハンシェンはじめ、周りの同級生、ゲオルグ、オットー、そして当のモーリッツまで、口をあんぐり開けて、メルキオールを見ます。先生に口答えするだけでも、考えられないことなのに、頭のよいメルキオールでなければ考え付かないような理論を展開したので、もう周りはびっくり仰天したわけです。その彼らの表情もとってもおかしいので必見です!

そんな小賢しいメルキオールに腹を立てた教師が棒でメルキオールを強く打ち付けるのですが、そのときも、周りの同級生が恐怖に顔をひきつらせ、あわてて背筋をぴんとのばし前を見るのですが、そういう観客が見逃してしまいそうな部分の演技も、それぞれのキャラクターがよく出ているし、好きなところです。

1度棒で打たれたメルキオールは、モーリッツの間違いを正すよう教師に促されます。しかし、メルキオールは口を固く閉ざし、決して教師に従いません。するとすかさず、2度目の体罰が! また激しく、胸を棒でたたかれます。それでもなお、口を開こうとしないメルキオール。けれど、教師の怒声に、とうとう悔しさのあまり、のどから声をふりしぼるようにして、ラテン文法の活用形を口にします…。そのときの、メルキオールの苦悶の表情、体の脇におろされた両腕と両手の緊張感からも、教師に対する憤り、しかし従うしかない無念が伝わってきます。そして、授業の最後に教師に、自分の石板を提出する時に、ものすごい反抗的な目で教師をにらむのです!(でも、この部分はメルキオールが観客席からはおしりを向けているので、顔は見えません。でも、ON STAGE席の時にはばっちり見えました。ほとんどの客席からは見えなくても、ものすごい気迫だなあと嬉しかったことを覚えています。無論、舞台人として、観客から顔をそむけていても、演技に気を抜かないのは当然のことではありますが、本当にものすごいこわい目で教師を見るので、あ、そんなふうににらんだら、ますます目をつけられるからやめたほうがいいんじゃない?と、余計な心配をしてしまったほどの迫力でした!)

今回気がついた、胸をうっと押さえ、でも友人に知られないようにすぐに痛みをこらえて立ち上がる部分も、とってもメルキオールらしさが出ていてよかったです。負けん気の強い、かっこつけの部分がHUNTERのメルキオールらしくて…かわいらしいというか、男の子っぽいというか。

こういう小さなシーンのひとつひとつがとってもいとおしいのです。

今度は、ハンシェンのこと、アダルトのかたがた(いわゆるアダルトではないです!)のことなど、書いて見たいです。
スポンサーサイト



comment

管理者にだけメッセージを送る

最新記事
プロフィール

フブキ

Author:フブキ
FC2ブログへようこそ!
NYでBROADWAY
に目覚め、やがてSPRING AWAKENING
に魂を奪われてから、すでに1年あまり。しかし、ごく最近、4年ぶりに東京にもどってきました! 久々の東京生活も実にスリリング♪

最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
現在の時刻 《東京・ニューヨーク》
日本は今何時かと、いつも気になります。