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2014-05-29

LET THE RIGHT ONE IN   観劇記

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5月7日、午後7時半開演の LET THE RIGHT ONE IN  を Apollo Theatre にて観てきました。

Apollo Theatre・・・と言えば、覚えていらっしゃる方もあるかもしれません。昨年12月のニュース。公演中、劇場内の天井が崩落し、けが人が出た事故です。

12月19日現地時間午後8時15分。The Curious Incident of the Dog in the Night-Time.という作品が始まってから約40分後のことだったそうです。当時約720人のお客さんがいて、7名の重傷者を含む、およそ88名のけが人が出たそうです。

なので、劇場に着いて自分の席に座ってから、気になって何度も天井をながめてしまいました。きちんと補修工事がなされたとレヴュー記事にも書いてありましたが、なんとなく不安で^_^;  天井、落ちてきたら・・・怖いです。 しかし、見た目は完ぺきな様子でしたし、今回の作品に合わせてだと思いますが、天井は美しい星の輝く夜空となっていました。

さて、この作品、原作は2004年に出版されたスエ―デン人作家 John Ajvide Lindqvist の小説です。このヴァンパイアの物語はベストセラーとなり、2008年に映画化され話題となりました。私も20.10年、日本で公開されたときに観にいきました。(映画の感想はこちらに書いてあります。 映画感想  ) 映画はとても詩的な美しさに満ちた,切なく哀しい恋と愛の物語でした。けれど、まさかこの作品を舞台作品にできるとは思っていなかったので、4月に偶然 この作品のレヴュー記事を目にしたときはとても驚きました。レヴュー自体も、とても好意的なもので (「Gurdian 、 Telegraph など)、これは絶対に観たい!と思わされました。

そして、5月7日のチケット購入。

席は前から5番目の舞台向かって右よりでした。入場時間直後に劇場に到着、そのまま着席したのですが、最初観客席にいるのが私の他には数名程度で、がらがら状態。いくらBARで飲み物楽しんでいるお客さんが多いとはいえ、ちょっと寂しい。いえ、かなり寂しい。平日の夜だし、あまり一般受けしそうなお話しではないし、満席とならなくても仕方ないのかなあ・・・とちらり思いました。しかし、やがて私の列の右端の席に、かなりご高齢のおばあちゃまが着席。歩くのもかなりゆっくりゆっくりなご様子。正直、びっくりしました。映画を観ているので、かなりえぐいシ―ンも何度かあるのを知っていたので、おばあちゃま、ショック受けたりされないかな・・・と余計な心配をしてしまいました^^; しかし、同時に素敵だなとも。新聞などのレヴュー評価が高いので、観にこられたのかもしれませんが、万人受けはしそうにない新しい作品。こういう作品を観てみようと思われて、実際に出ていらっしゃる若さ、エネルギー、素敵です。見習いたい。

しかし、観客席ががらがらだったので、5番目の列からも舞台がすみずみまで見渡せました。もう、舞台美術、素晴らしいの一言。冬の暗闇に包まれた雑木林。青白い雪がうっすら地上を覆って。

舞台にすうっと立ち並ぶ木々。何本立っていたでしょう。途中まで数えたのですが、わからなくなってしまいました。20本くらい?もっと? この舞台を目にした瞬間、既に物語は始まっていると言えます。

そして、安堵したことに、気が付くとお客さんで座席が埋まり始めていました。私の目の前にも体の大きな男性が着席。舞台がちょっと見えにくくはなりましたが、やはりお客さんで劇場が埋まっていると、役者さんも更なるパワーが出るというもの。

7時30分、開演の時間が近づき、2階席も私の席から見る限り埋まっています。そして・・・開演数分前。静かに静かに物語が動き出しました。多分気がつかない方も多かったと思います。(どうぞ、開演5分前位から舞台を見ていてくださいね。)

簡単なあらすじ

オスカーは学校でいじめられている。しかし誰にも言えない。ある冬の夜、ひとりナイフを木に突き立てるオスカーに、少女が声をかける。最近隣に越してきたエリという名の少女。「あなたとは友達になれない」そう言う少女。しかし、ふたりは毎晩会うようになり、お互いに少しずつ打解けていく。

その頃、連続殺人事件が町を震え上がらせていた。血を抜き取られて殺される人々。なぜ、なんのために、だれが? 


本当に超簡単なあらすじでしたね(-_-;)

さて、肝心の感想です。見事な作品に仕上がっていました。面白かったです、いろいろな意味で。非常に綿密に練られた脚本の構成と演出方法が、映像化なら大丈夫だけど、舞台では難しいだろうと思われた部分を見事にクリアー。そう、エリ役のRebecca Benson をはじめ、役者さんの演技力も貢献しているのは当然のこと。

私が、舞台でどうみせるのか心配していたのが、ラスト近くのプールのシ―ンでした。このシーンは非常に重要なのですが、プールの中の状況や登場人物の動きをどう観客に見せるのか、Little Mermaid みたいに空中ブランコ使うわけにもいかないだろうし。しかも、あまりに衝撃的な場面もあるので、うーーん、もしかしたらプールのシーンごと別の状況での出来ごとにするんだろうか。

答えは、やっぱりプールは水、です。水がなくては! 本当に感心しました。なるほど、そういうことですか、と。それにしても、オスカー役の Martin Quinn、息を止める練習も大変だったのではないでしょうか。目もぱっちりで・・・。映画での衝撃的なシーンはさすがにありませんでした。いや、あったらどうしようと思ったので、ああいう演出でほっとしました。(映画のままだったら、ご高齢のおばあちゃま、卒倒してしまわれないかと本当に心配でしたし。)

映画と同様、深い哀しみをまとう宿命の純粋な愛と恋、そして切ない生と死の物語に、心が揺さぶられました。映画の映像の美しさに負けない、舞台美術の崇高なまでの美、そして音楽。素晴らしい作品でした。

映画とついつい比較してしまうのがよいか、悪いか、わかりません。けれど、この舞台、映画も観られてから行かれるのもよいと思います。

ヒロイン、エリも、舞台のエリはたくましい。健康優良児的な体格。最初、写真で見た時は、え、これがあのエリ? 髪も黒くないし・・・と違和感はありましたが、意外なまでの身のこなしの軽やかさ(これがないと、舞台がだいなしです。)に、なるほど、この「エリ」もありだわ・・・と思いました。

オスカー役の  Martin Quinn、実際の年齢が調べてもわからなかったのですが(Rebecca Bensonもわからなかった・・・)、目の表情や体の動きで、ローティーンに見える、見える。いじめっこジョニー (Graeme Dalling)たちも。

おおいそぎで書きましたが、この夏、Westend で何か観ようと考えていらっしゃる方に、お勧めいたします。秀作です。(ただし、血をみるのが苦手な方以外。) 9月27日まで。




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2014-05-25

話題の白石くん、見逃し、無念っ!

先週末、上の子の学校の学祭に行ってきました。

末っ子と一緒に。

結構なにぎわい。いえ、かなりの人出でした。

目的は特になく、しいて言えば上の子に買わされた売店のチケットの消化。

ざっとパンフを見ても、有名人が来てコンサートしているふうでもない。

工学部の展示などを見たり、クラフト作らせてもらったりして、夕方帰りました。(プッチンプリンを自動的に容器からはずす機械など面白い研究がたくさんありました。)

で、不思議だったのは、もうすぐ学祭が終わる時間に近かったのに、駅周辺には、今からそこへ向かうような人たちもいたこと。なんでかなあ・・・と思いながら、深く気にもとめず、帰ったのでした。

が。

それが間違いだったかもと気がついたのが今日。

なんと、大事なものを見逃してしまったらしいのです(>_<)

たまたまある記事をネットで読んでいたら、その横にある「イケメン」やら「やばい」やら「テニミュ」やら「白石」やら、スルーしかねる魅力的な言葉の群れが目に飛び込んできました。(「テニスの王子様」のイケメン白石に違いない!)

なんだろうと思って見てみたら・・・


「テニミュ白石がやばい」
「テニミュの白石イケメンだなぁ」
「テニミュ行ってきました(*^^*)面白かった 白石さんのフォーム?クセ?が似すぎて感動でした!!!」
「今回のテニミュも再現度半端なかった 白石のラケットの構えとかタミフル乾とか諸々!」
「テニミュ白石が超絶イケメンで写真撮影に行列 ! 」
「テニミュ白石さんがイケメン(((o(*゚▽゚*)o)))」 


の言葉とともに、写真が・・・・・。(すみません、1枚お借りいたしました。)

kakou 白                 石君3

「白石イケメンやわ」
「白石の人すごいうまいね…」
「マジの白石だわ」
といったコメントが続々。

いや、本当、かっこいい。生白石くんだわ♪
しかも、これ、上の子の学祭で行われたイベントだったというではありませんか!
白石くん、見たかったなあ。
こういう催しがあったことすら知りませんでした(T_T)。

どうやら、コスプレの有志学生が、テニスの王子様ミュージカルの一部を再現しているらしい。
多分、私たちが帰った夕方からも人が学校に向かっていたのは、このイベントがお目当てだったのかも。

くやしい。見たかった、観たかった!

しかし、今年のバージョン、昨年のバージョンとも動画を発見、はまって全部みてしまいました。
今年のは、画像が今ひとつでしたが、それでも十分見応えあり。昨年のもグー。
白石くんだけでなく、どのメンバーも似てる、動きがはんぱない、踊りがうまい。
もう、感動ものでした!
これは秋の学祭、絶対行かねば。

上の子に、「白石くん、超かっこいい。みなかったの?」と聞いたら、みてないというので、「ああ、もったいない。」としつこい私。すると、「そういえば、練習風景みたことあるよ。」とさらあっと言うではありませんか。なんて羨ましい・・(ToT)/~~~・。

ということで、秋がとっても楽しみになってきました!(お客さんもとっても多いので、いい席とれるかなあ。など、今から心配しています。ああ、学生っていいなあ。)

2014-05-24

ロンドンでの観劇記 : THE BOOK OF MORMON

モルモン

やっと観れたか・・・。
まずはそれにつきました。

2011年、BROADWAYで開演したこの作品、見事 同年の Tony Award で、Best Musical賞をはじめ、9つもの賞を獲得!! しかし、なんといっても、上演されているのがあの  Eugene O'Neill Theatre なのですから、当然行きたい、行きたいという思いは強かったのでした!  Spring Awakening が上演されていたなつかしの劇場。あの空間でまた人気もあり評価の高い作品が上演されるのは実に嬉しいことですから♪

が、2011年、2012年、2013年・・・いろいろな事情でBroadwayには結局行けずじまい。

そうこうしているうち、昨年2月から Westendで開幕! しかし、新聞などでの評価は必ずしも高くはなかったものの(Broadway と Wsetend では、批評家さんたちに好まれる作風に違いがあるのかも? )、面白いと人気は高いようで、早く観たいと焦りました。が、、昨年はダブル受験生を抱えていたため、全くどこにも行けずじまい。 なかなかチャンスがないため、これはもうこの作品とはご縁がないのでは・・・と思ってしまったほど。

なので、今回、観ることができるたいうだけで、すでに大満足。劇場に入り、席に着いた時点ではや達成感。夫も一緒に行きたいということで、夫が頑張ってくれた(?)おかげか、前から2番目、左よりのセンター付近でなかなかのポジション。

そして開演・・・。

確かに面白い、エネルギーにあふれた快作でした!
人気なのもわかります。

曲もよい、キャストもいい、テンポのよいストーリー展開、脚本もいい。

簡単なあらすじは・・・。

ユタ州ソルトレイクシティに拠点を置くキリスト教系のモルモン教。ここに布教活動を行うための研修を受ける若者が集まっていた。そのうちの優等生がプライス、その真逆な劣等生のカニンガム。なんとこの2人がペアとなり(必ず2人一緒に行動しなければならない。)、アフリカのウガンダに派遣されることになる。他のペアがフランスや日本に派遣されていくことを告げられ喜んでいるのに、プライスはがっかり。本当はフロリダのオーランドに行きたかったのだ。世界一有名なネズミちゃんがいるあの場所に♪ しかも、ペアの相手が苦手なタイプのカニンガム。一方、カニンガムは優等生のプライスと一緒になれとても嬉しそう。

そして、布教活動が始まった。が、しょっぱなから貧困やエイズなど、様々な問題に直面しているウガンダの人々の姿を目にしてショックを受ける2人。しかも、2人より先に来ている先輩宣教師たちもまだ誰も、ウガンダの人々を洗礼に導いていないと言う。協会の偉い人が来ると言うので、その前にはなんとか一人でも住民を洗礼に導かねば・・・。

そして意外にも、住民の心をつかんだのは、落ちこぼれのカニンガム。一方、プライスも頑張ろうとするが、住民を銃と暴力で支配する General Butt-Fucking Naked に痛めつけられ、自分のほうが優秀だと思っていたのに、次々布教に成功するカニンガムと己を比較して、身も心もぼろぼろになってしまう。

が、カニンガムのいい加減な布教内容が、住民にも教会にもばれ、大ピンチに・・・。


主演のプライスとカニンガムを演じたのは、ギャビン・クリール(Gavin Creel)とジャレッド・ガートナー(Jared Gertner)。この2人は2012年夏に始まった  1st US Tour でも主役を演じています。そのあと、Westend での開幕に向けて2人はロンドンにやってきました。Westendでの人気も、この2人のおかげですね! 2人の息もぴったり。汗だくになりながらの演技も歌も最高でした。(額から流れ落ちる汗まではっきり見えたいい席でした。) 既存の宗教を正直なところパロったこの作品、役者さんらの技量によってはただの趣味の悪い作品になってしまう気がします。けれど、主役をはじめ、他の役者さんたちの隙のない演技、素晴らしい圧倒的な歌唱力が、このはちゃめちゃな作品をれっきとしたエンターテインメントに押し上げているのだと思います。

しかし、こんなに若いイケメン役者さんたちがたくさん出演している作品だとは知りませんでした~~~~~~~~~。

最初の本部での研修のシーンから、あれ、これは素敵な役者さんが目白押しで・・・うわ、あの人素敵♪・・・と目がハートになってしまいました。特に素敵だなって思って見入ってしまったのが、Michael Kent、Ashley Day のおふたり。ほとんどの役者さんは何役も兼ねているのですが、かっこいい新人宣教師さんたちも、女性やら、先輩宣教師やら、、更には妙な役など器用にいろいろ演じていて、あ、あのかっこいい人があそこにあんな格好で♪ など、いろいろ楽しめました。

先輩宣教師マッキンリー役の Stephen Ashfield  も大人気でしたね。さすが、Jersey Boys の original London cast( Bob Gaudio役)。カーテンコールでもひときわ、拍手が大きかったです♪ 表面だけとりつくろうとするような笑顔ですが、ハンサムなので妙に魅力的。ふと、若いころの陣内孝則さんを思い出しました(・・;)

他によかったのは、ウガンダの少女ナバルンギを演じた Alexia Khadime。迫力ある歌声と愛きょうのある表情、動きにひきつけられました。プロフィールを見るとすごい、すごい。 Les Misérables の Eponine (レミゼのエポニーヌ)、Wicked のElphaba (ウィキッドのエルファバ), The Lion King のNala (ライオンキングのナラ)。きっとこれからもさらに活躍の場を広げていく役者さんですね!

さて主役の2人にまた話をもどします。

プライスを演じた Gavin Creel 、くるくる変わる表情のいそがしこと。また、歌も素晴らしかったです。特に "I Believe" はいまだに耳に歌声が残っているほど。この歌を歌いあげた後の悲劇が・・・哀れでしたが(-_-;) すらっとして見た目もかっこよい役者さんなので、これからシリアスな作品や恋愛ものなんかにもどんどん出ていってほしいなと思います。

カニンガムの Jared Gertner、小柄でぽっちゃりでまさにこの役をやるために生まれてきたような方。「こういう役者さん、一定の需要が必ずあるよなあ。」とは夫の弁。そう、ちょっとおたくっぽい雰囲気の役って、意外にいろいろな作品に登場するように思います。しかも、ただ雰囲気だけではなく、Jared Gertner も歌って踊れると言うすごい役者さん。

それで、この作品の個人的な総括なのですが、これは主人公2人の友情物語なんだと私は解釈しました。そして2人の自分探しの物語でもありました。

結局1番心に残ったのは、カニンガムが父親にも自分が疎んじられていることを知っていて、実は深く傷ついてることを感じたプライスが、カニンガムに優しくするシーンでした。

作品としては、観ていて面白いし、役者さんそれぞれは非常に演技も上手で歌も上手。最初に書いた通り。テンポもいい。
眠くなる暇なんてなく、あっという間に時間がたちました。快作に間違いなし!

ただ・・・・個人的な感想としては、これだけ愉快で面白い作品では、最初のほうの残虐なシーンは見たくなかったです。それだけが残念。(あくまで個人的な感想です。)

しかし、観れてよかった、よかった。

私たちの前の列、最前列中央で座っていた女の子二人連れは、どうやら劇場に何度も足を運んでいる、出演者のうちの誰かの熱心なファンの模様。帰り際、嬉しそうに「わあ、目があったわ、やった♪」などとキャピキャピしていました。たぶん、あれからステージドアに向かったことでしょう。

しかし、私たちは急いでいたこともあり、残念ながらそのまま劇場をあとにしました。

今年の Laurence Olivier Award で、 Best New Musical 、Best Actor in a Musical ( Gavin Creel♪)、
Best Performance in a Supporting Role in a Musical (Stephen Ashfield ♪陣内さま~)
Best Theatre Choreographer の4部門を見事受賞、人気はまだまだ衰えることはないでしょう!
2014-05-23

鼻血、チャールズさん、雑考あれこれ

お久しぶりです。

多分、更新のなさにもう訪問してくださる方もないと思うのですが、こうしてふら~っと、顔を出しております。

5月の頭から約10日間、ロンドンに行っていました。

観たお芝居は二つのみ。

BOOK OF MORMON   at Prince Of Wales Theatre

LET THE RIGHT ONE IN    at Apollo Theatre

BOOK OF MORMONは今更・・・という感じもありましたが、LET THE RIGHT ONE IN は新しいdrama作品。原作があり、すでにスエーデンで映画化(2008年)され話題になりました。日本でも2010年に上映されたのを観にいきました。邦題は「ぼくのエリ」。ご覧になった方もおありではないでしょうか。、続いてハリウッドでもリメイクされたのですが、あまり評判はよくなかったようです。そして今回、なんと舞台作品として生まれ変わったのです。4月にレヴューが非常によかったので、5月に渡英したら絶対観ようと思っていました。

さて、この2つについては近いうちに感想をアップしたいと思います。

今日は、「鼻血」と「チャールズさん」のことを。

いやあ「美味しんぼ」は、結構な騒ぎになりましたね。私は、あの作品を読んだことがないので作品自体について感想はありません。ただ、おかしいと思ったのは、あちこちでも指摘されていますが、自民党の議員数名も、これまでに福島で鼻血を出した人たちのことを国会でも取り上げているのにも関わらず、そんなことは忘れてしまったかのように、福島で鼻血を出した人はいないの大合唱。

双葉町も、岡山大、広島大、熊本学園大のグループが2013年に発表した統計資料の結果(福島県双葉町、宮城県丸森町筆甫地区、滋賀県長浜市木之本町の3ヶ所が主な調査地域。調査の結果、それぞれの住民について、双葉町と丸森町では体がだるい、頭痛、めまい、目のかすみ、鼻血、吐き気、疲れやすい等の症状が木之本町よりも有意に多く、特に鼻血の報告数は顕著であり、双葉町と丸森町では木之本町の2倍以上も報告がある。)を知っているはずなのに、まるでそんな報告はなかったのごとくの反応。

自民党も双葉町も、意図的に自分たちに都合の悪い情報は隠ぺい・・・・というふうに見えました、私には。

ただ、小学館が表明した、「自分たちの出版物のせいで、嫌な思いをした方たちがいらしたのは遺憾」というのはその通りだったと思います。が、同時に「だれも言いだせないこと、言いにくいことを話題にしてくれた」という側面もあり(自民党の議員の話、岡山大などの調査結果から客観的に考えて、やはり福島のある地区において、鼻血の症状が多かったことがあったのは事実でしょう。なのに、「自分は福島に住んでいるが自分も家族も知り合いもだれも鼻血を出していない」と言ったコメントを寄せていた方が多かったのに対して、「そうだ、自分も鼻血を出した」「自分の子が鼻血を出した」という声をあげる方をほとんど見かけなかったのは、やはり「放射線で健康被害を受けている」かもしれないことを言いだしにくい空気があるからではないかなあと感じました。)、今回のことには功罪の両面があったように思います。

武田邦彦先生のブログが、なるほどなあと感じましたので、ご紹介しておきますね。

確率的に起こる病気と「鼻血」問題・・・指導者の見識を問う

鼻血の問題は小さいようで原発と健康の本質をついている。それにしても「有識者、指導者」、「情報発信の人」と呼ばれる人の言動を見ると、本当に日本という国は「野蛮国」ではないかと心配になってくる。

低線量被曝で病気になるかどうかは、「確定的」ではなく、「確率的」であることが知られていて、それを前提に私たちは放射性物質を扱ったり、治療を受けたり、原発を運転したりしている。

「確定的」というのは「火の中に手を入れると火傷をする」というようなもので、「ほとんどの人がある条件になると発病する」という場合で、「確率的」というのは弱い打撃を10万人の人が受けるとどのぐらいの人が病気になるかというもので、1年1ミリシーベルトの場合、10万人あたり6.6人が「致命的発がん、重篤な遺伝性疾患」になるとされている(国立がんセンター見解)。

だから、10万人の人が被曝しても、そのうち99993人の人には異常がなく、わずか7人の人が病気になるということだ。「そんなに少ないの?」と驚くかも知れないが、10万人で6.6人ということは、日本人全体では8000人を超える犠牲者がでるということだ。

交通事故が1万人を超えた時、「交通戦争」と言われたぐらいだから、8000人の犠牲者はかなり多い。「原発の事故というのは電力会社のミスだから、それで犠牲になる人は日本人全体で8000人以下に止めたい」というのが1年1ミリシーベルトという規制の趣旨である。

子どもを持つお母さんとしては、いつも子どもに「車に注意しなさい!」と言っているのだから、それが2倍になるというのはギリギリだろう。それ以上になるなら原発は止めてくれと言うのではないか?

原発事故の後、「もっと犠牲者が出ても構わないじゃないか」という人はい無いが、「1年1ミリシーベルトは厳しすぎる」という人はいる。その人に「それじゃ、何人ぐらいの犠牲者なら良いのですか?」と聞いても答えない。

低線量被曝で鼻血がでる線量はハッキリしないが、“1年1ミリシーベルト並み”とすると、鼻血が出た人はそれほど多くない。たとえば重篤な病気より10倍から100倍多いとしても、10万人あたり60人から600人ぐらいだから、その他の99940人から99400人は鼻血を出していない。

つまり1660人から166人に一人が鼻血がでたということになるので、「俺は出なかった」とか、「100人の記者を調べたら、だれも出たと言わなかった」などと言っても、それは何の意味も無い。

「俺は交通事故で死んでいないよ。だから交通事故で死んだ人がいるなんてウソだ」とか、「俺の職場で交通事故に遭った人はいない。東京で交通事故があるなんて風評を立てるな」など言う人はどういう人なのだろうか??!

また、国会議員が10回か数回、福島に行っても時間が短いので被曝量は格段に少ない。

このことで判ると思うが、「鼻血が出たと言って騒ぐな。俺は出ない」とか、「職場の人に聞いたら鼻血が出たという人はいなかった」などというのはまったくナンセンスだ。特に、議員さんが数回、福島に行っても、被曝量は(時間×線量率)だから、そこに住んでいる人とは全く違う。たとえば3ヶ月福島にいた人と、3日間(24時間ずっと)福島にいた人では30倍違う。

そうなると3日間フルに福島に行った議員さんが鼻血を出す可能性は、さらに低く5万人に一人から、5000人に一人というレベルになるので、まずちょっと福島に行ったぐらいでは鼻血が出ないことが多いということになる。

でも確率的というのは「ちょっと行っても鼻血が出る人もいる」ということだから、簡単に言うことはできない。面倒なようだが、「有識者、指導者」ともなれば、このぐらいのことを知らないで原発を云々することはできないのは当然である。

指導者は指導者らしく、高い見識と慎重な配慮が必要である。日本の将来を議論していくためには、「こう言った方が得だから」と言うことを止めて欲しいものだ。

(平成26年5月21日)   武田邦彦



さて、「言いにくいこと言ってくれた」と、一部 (ごくごく一部・・・) の人たちに株が上がったのが、イギリスのチャールズ皇太子です。

いやあ、チャールズさん、絶妙のタイミングです。

だって、2週間後に会う予定なのに。

マッチョ、プーチンさんに。

カナダを訪問中、「プーチンはヒトラーと同じことをしていると思う。」と、ホロコーストを逃れて約70年前にポーランドからカナダに渡ったユダヤ人女性に話したというチャールズさん。

この発言に対し、英国の人たちの反応を知りたくて、いくつかの新聞サイトの関連記事のコメントを読んでみたのですが、意外にみなチャールズさんに冷たいのです。人気がないとは聞いていましたが、チャールズさんを擁護する人はあまりいないようです。(もっとも、イスラエルがパレスチナにしてきたことは今のプーチンよりひどいとか、ブレアやアメリカが他の国でやってきた軍事行為はどうなるんだとか、いろいろな声が多かったので、一概にチャールズさんの人気のなさが原因かは言えないかもしれません(-_-;)。)英国野党の党首も「こんな発言するなんて、チャールズ皇太子は退位すべきだ」と言ってます。「いや、王族だって自分の意見を述べる自由はある」と擁護する政治家もいますが。そう、コメントの中にも、「よく言ってくれた。」「言いにくいがみな心の中でそう思っている。」と、好意的な声ももちろんありました。

とにかく、ロシアは怒っているようです。

で、私の興味は、チャールズさんは、予定通り6月6日、フランスで行われるD-Day70周年の記念式典に出席するのかどうか、ということです。 プーチンさんも出席する式典。二人だけになるような場面があったら・・・・どんな会話がふたりの間にかわされるのでしょうか^^;  顔が怖いプーチンさんですが、おとぼけチャールズさんなら意外に平気かなあ? いや、周りが気遣って、二人だけになるシチュエーションには絶対ならないのかも? 私だったら、お腹痛くなってしまいそうです(^_^;)
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に魂を奪われてから、すでに1年あまり。しかし、ごく最近、4年ぶりに東京にもどってきました! 久々の東京生活も実にスリリング♪

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