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2011-05-31

当たり前ではないこと  ~進学~

私が大学に入学して暫くした時、サークルの先輩に尋ねられた質問があります。

「大学進学率って、何パーセントか知ってる?」

大学進学率とは、大学進学者数を18歳人口で割ったもの。つまり、「君の小学校や中学校の同級生たちのうち、大学進学した級友がどれくらいの割合か、君は知っているか」・・・ということを問われたわけです。

それまでそういうことを意識したことがなかった私は、完全に No idea。

高校の同級生たちはほとんどみな大学を受験していたのですが、そうではない学校もあるわけです。80%くらいかな。いや、70%くらい? 多分それくらいだろう。だけど、もう少し低いかもしれない・・・など考えて私が
出した答えは,

「60%くらい・・・。」

全然違いました。

「25%」、それが正解。(年齢ばればれですね(^_^;))

私はそれを聞いて、ものすごくショックを受けました。頭をハンマーで殴られたように。なぜか小さい頃から、行くのが当然と考えていた大学だったのですが、実は、大学に進学する人の割合がこんなに少ないなんて。

そのとき、思いました。

自分が当たり前だと思っていることが、本当は当たり前ではないかもしれないということを、頭の片隅に置いておかねばならないと。

自分が普段出会う友人たちも、どうしても自分と似た生活を送る人ということが多いと思います。そうすると、つい自分も友人たちもこうだから、世の中のほとんどの人も同じ生活を送っているだろう・・・と錯覚を起こしがちになると思います。

今でこそ、大学進学率は50%ほど。大学全入が言われて久しい。それでも、私の出した間抜けな答えのほうがまだ高い。本当に、視野の狭い人間だったわけです。

まあ、大学進学率が50%、高校進学率が97%の今、もしかしたら、大学や高校に進学するのは「当たり前」のことなのかもしれません。

けれど、義務教育は中学で終しまい。そのあとは、(環境が許せば)本人の意思次第。

今の私は、高校へ行くのも「当たり前」だとは思いません。
大学に行くのも「当たり前」とは思いません。

けれど、それらに進学することが「当たり前」のことになりすぎていて、親は大事な問いかけを子どもに忘れてしまっていませんか?

「中学を卒業したら何がしたいのか。進学したいのか。働きたいのか。」(家でだらだらという選択肢はなし。)

「高校を卒業したら何がしたいのか。進学したいのか。働きたいのか。」

我が家の子ザル軍団にも当然考えさせています。中学を卒業したら、どういうふうに生きていきたいのか。

もっとも、中学を卒業して働きたいなんていう子どもはいないでしょう。けれど、それもわかっていて敢えて問いかけることにしています。高校や大学に進むのが、当たり前ではない、選択肢の一つに過ぎないということを伝えるのが、大事な親の役割の一つだと思っているので・・。

自分の人生は自分で決めるもの。
中学以降の進路は、様々。
その中から、子どもが自分で選ぶ。

子どもも、「そうか、自分は中学を卒業したら高校に行きたいんだ。働くという選択肢もあるけど、自分は高校に行きたいんだ。」と、はっきり自分の意思を確認して人生の選択をしていると自覚できたほうが、嬉しいんではないかと思います。自分の意思で何かを選んでいるという感覚は、とても気持ちのいい感覚だと思うのです。それに何より、自分で選んだ道なのだから、自分が頑張れるはず。親がお尻を叩くのではなく。

最近、高校受験について相談を受けることがあったので、ついいろいろ考えてしまいました。自分の置かれた環境が、世間でも常識と思いこむようなことのないように、親の私自身も気を付けていかねば・・。

あのときサークルの先輩の突然の質問に、ものすごく戸惑い、なんでこういうことを聞くのだろうと訝しげに感じたのですが、あの質問に答えたあと、自分の「当たり前が当たり前ではない」ことがあるという事を知った経験は、とても貴重なものだったと心から思えます。

大学に入学して、初めての東京生活に浮かれている後輩に、先輩からの心のこもったアドバイスの一つだったのだと思います。ありがとう、B先輩!
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2011-05-30

理想の「お父さん」   ~『おひさま』の寺脇康文さん~

最近、朝が楽しみ!

NHK連続テレビ小説『おひさま』が、面白くて・・・。

もっとも、斉藤由貴さんのお話進行係的な役は必要ないような気もしますが。ちょっと、はしゃぎすぎのキャラなので、ついていけない・・・。けれど、若尾文子さんの品のあるお姿には惚れ惚れです・・・。

それに、なにより激動の昭和初期を生き抜いた、健気な「陽子」とその家族、友人たちの物語は本当に面白いと思います。

そして私が1番好きなのは、寺脇康文さん演じる陽子のお父さん!

昭和のあの時代にこんなに穏やかで優しい父親が存在したとは到底思えません。けれど、この物語の中では、なくてはならない存在です。

陽子をまぶしそうに、愛しそうに見つめる穏やかな寺脇さんの静かな笑みを浮かべた表情に、何度もため息が出るのは私だけでしょうか・・・。こんなお父さんがほしい~~~。いえ、実家の父も、もちろん大好きなんですが・・・。

それにしても、寺脇さんはお若い。私より年上というのが本当に信じられません。その秘訣はなんなのか、切に知りたいです。

寺脇さんはもともと舞台出身の役者さん。

三宅裕司さん(も、お若いですよね。還暦をお迎えになったとは。)主宰の劇団スーパー・エキセントリック・シアターに所属されていました。その後、やはり同じくスーパー・エキセントリック・シアターにいらした岸谷五朗さんと、舞台を中心とした活動を行う企画ユニット「地球ゴージャス」を1994年に結成されています。

昨年、その地球ゴージャスの11作目「Xday」を観に行きましたが、非常にユニークな作品でした。寺脇さんの演技もよかったです、もちろん。ただ、残念ながら今のところ、地球ゴージャスの次回作品はアナウンスのない状態。寺脇さんも岸谷さんも、それぞれNHK朝ドラ、大河などに出演されていて、一緒に活動できる時間がお取りになれないのでしょう!しかし、きっとおふたりの頭には次の公演に向けた計画が進行していることでしょう。そのアナウンスを焦らず待ちたいです。(岸谷さんも大好きな役者さんなので、まさに「ゴージャス」なユニットです☆)

もっとも、寺脇さんだけの舞台でいえば、6月7月、大阪と東京で 『風と共に去りぬ』が!

寺脇さんはレット・バトラーで出演。

帝劇グランド・ロマン『風と共に去りぬ』

出演:米倉涼子 寺脇康文 岡田浩暉 紫吹 淳 ほか 
原作:マーガレット・ミッチェル
脚本:菊田一夫
脚色:堀越 真
演出:山田和也
製作:東宝

◆大阪公演
2011年6月3日(金)~6月12日(日)梅田芸術劇場メインホール
◆東京公演
2011年6月18日(土)~7月10日(日) 帝国劇場


寺脇さんのレット・バトラー、観たいのは観たい。が・・・やっぱり、スカーレットはヴィヴィアン・リーがよいもので・・・。地球ゴージャスの次回作を待ちながら、「陽子のお父さん」を毎朝見つめて過ごします☆ (今日の、いきなり大事な陽子の縁談話を切り出され、当惑し、ちょっと怒ってもいるような、ショックを受けたような何とも言えぬ複雑な表情が素敵でしたね!)



2011-05-29

アメリカでの竜巻被害にあれこれ思う・・・

中西部・南部での竜巻の被害が甚大な今年のアメリカ。竜巻による犠牲者も、観測史上最大の年間犠牲者だった1953年の519名を既に上回っています。(4月27日のときは、アラバマ州だけで何と58もの竜巻が確認され、238名がお亡くなりになっています。そして、先週のミズーリ-州での竜巻でも、120名以上がお亡くなりになり、まだ多くの行方不明者の方の捜索が行われています。亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。)

もともと、竜巻の被害の少なくない中西部・南部。以前、アーカンソー州に滞在した時も、ホストファミリー宅に着いた時、まず教えられたのが、竜巻について。

『サイレンが聞こえたら、竜巻警報だから、すぐ地下室に入ってね。地下室にいれば大丈夫だから。』

日本では、竜巻対策はほとんど聞いたことがなかったので、『竜巻が来たら地下室へ』という知恵には、感心した覚えがあります。なるほど、だからアメリカの家には地下室があるのか・・・と。(もっとも、それだけではないわけですが・・。)

幸いにも、その時の滞在中にはサイレンは鳴りませんでした。しかし、『竜巻が来たら地下室へ』ということはずっと頭に残っていたので、NYで暮らすことになったときも、東部は竜巻はめったにない地域ですが、地下室がついた家だったので何となくほっとしたのを覚えています。

しかし、後で気がついたのですが、比較的最近建てられた家には地下室がない場合も少なくないのです。日本と違って、築40年でも築浅と分類されるアメリカの住宅事情なのですが、恐らく景気が悪くなってから、コストのかかる地下室は作られない傾向が出てきたのではないでしょうか。が、あくまでもNYエリアでのことで、中西部・南部では、さすがに竜巻対策でどんな家にも地下室はあるだろうと漠然と思っていました。

けれど、最近の竜巻関連のニュースを読んでわかったのですが、地下室のない家が、中西部・南部でも増えていたそうです。そしてそのことが、被害が大きくなった1つの要因でもあると分析する専門家もいます。

ところで、竜巻による犠牲者が出ないように、警報システムが整えられているわけですが、いろいろ難しい点があるようです。

まず、竜巻が到着するどのくらい前に警報を出すべきか。

通常は20分ほど前にサイレンが鳴るようです。しかし、地下室があれば、避難の為に20分も必要はありません。また、警報がなって時間がたち過ぎると、警報が間違いだったと思う人が増え、結局被害を抑えることが難し
くなります。しかし、地下室のない建物やトレーラーハウスなどに住んでいる人たちは、避難できる場所を探すのに20分以上かかることも予想されます。

また、夜間や雨が伴う場合も、就寝中だったり雨音のため、警報に気づかなかったり聞こえにくかったり・・・。警報が聞こえたら窓から外を見て、竜巻が近づいているかどうか確かめる人がほとんどですが、夜だったり、雨で視界が悪い場合、竜巻に気がつかない場合もあります。そうするとすぐに避難しようとしない場合もあります。

日本の地震警報も、大震災後、種々の事情で精度が下がり、いざ警報が鳴っても、「どうせまた間違いでしょう・・・」といった感じに受け止められることもあります。警報の出し方は、本当に難しいのですね。アメリカの竜巻警報についての記事を読んで改めて感じました。とにかく、間違いでもよいので、警報が鳴ったら心構えをし、行動するということをしっかり覚えておきたいです。

さて、なぜ今年はこんなに竜巻が多いのか。きっとアメリカでは沢山の方が不思議に思っていることと思います。(日本もそうですよね。なぜ大震災が?なぜ、こんなに地震が多いの?と・・・。)専門家もはっきりとした答えはないようです。ただ安易に地球温暖化の影響だとは言えないそうです。もし、来年も再来年も同様に竜巻が多く発生するなら、地球規模での気象変化が原因と言えるようになるだろうが、とにかく今後のなりゆきを見守る必要があると・・・。

そして、今年はこれからもまだ竜巻は多いのでしょうか? 通常竜巻が最も多いのは5月。しかし、6月にも多く観測されていますし、1年を通じていつ起きてもおかしくないそうです。

国や地域が違えば、脅威に感じる災害も異なってきます。けれど、共通するのは、何とか被害を最小限にとどめたいという住民、自治体、行政の思い。

大震災からもうすぐ3カ月。余震も落ち着いてきたように感じますが、最大余震はまだまだこれから・・・。油断は禁物・・・。竜巻関連の記事を読みながら改めて感じた次第です。

竜巻
4月27日、アラバマ州での竜巻。
2011-05-25

悲しい出来事

岡山での、高校生の娘さんが母親に監禁されて亡くなったという報道に、胸が痛みます。

虐待と言えば虐待ですが、母親ばかりを責めるのは酷だという気がします。

私も同じ状況だったら、同じようなことになっていたかもしれません。

私は子どもは好きです。

でも、育児は苦手、嫌いです。

だったら子どもを産まなきゃよいのにと思われるでしょう。

けれど、子どもは愛しい。

でも、子育てはつらい。しんどい作業の連続です。

よく、子育てはつらいけれど、喜びもある、と言います。

それも真実。

けれど、子育てを楽しめるかどうかは、その人の性質、おかれた環境によって全く異なります。

この母親も、そろばん塾に迎えに行ったのに、行き違いで会えなかったことに腹を立てたのでしょう。

その気持ちもよく分かります。

子どもの習いごとの送り迎え、大変です。私も、約束通り迎えに行ったのに、勝手に子どもが帰ってしまっていたときなどは、ものすごく腹が立ちます。

そして、彼女は、腹を立てた自分を自分でおさえることができないかもしれないと感じ、そのあと、児童相談所に相談したのでしょう。が、残念ながら、担当者が不在だった。(別の報道で、そう書かれていたと記憶しています。)

彼女が出したSOSを、受け止めてくれる人がいなかった。

恐らく、彼女は、娘さんが亡くなるとは思っていなかったでしょう。

教育熱心で、ひとりで子育てを頑張ってきた彼女。しかし、ひとりで抱えるには、その悩みや負担はあまりに大きかったのではないでしょうか。

もちろん、どんな理由があっても、子どもを虐待するのは許せません。

けれど、最初から悪意があって子どもを虐待していたとは思えない、今回の事件、なんとかならなかったのかと思うと胸が痛みます。

国会で、自分たちに都合のいいようにいくらでも事実を捻じ曲げて無駄な議論を重ねて税金を無駄に費やし、もんじゅ様に毎日5000万円も費やす、情けない状況を思うと、悔しい気持にもなります。


「塾送迎トラブル、体罰引き金か 監禁致死容疑の清原容疑者」(山陽新聞 5月25日)

 今年2月、高校生の長女を裸にして自宅浴室に閉じ込め、低体温症で死亡させた事件で、逮捕監禁致死容疑で逮捕された母親の岡山市北区北方、無職清原陽子容疑者(37)が事件当日の夕方、そろばん塾に長女を迎えに行った際、普段通りに落ち合えないトラブルがあり、長女を問い詰めていたことが24日、関係者への取材で分かった。

 清原容疑者はその直後、児童相談所に相談を求める電話をしており、岡山県警はこのトラブルが浴室での長時間にわたる体罰につながった可能性もあるとみて経緯を調べている。

 関係者によると、死亡した県立岡山瀬戸高等支援学校1年の麗さん(16)は、約5年前から岡山市のそろばん塾に通い、清原容疑者が送迎していた。事件当日の2月28日は午後4時ごろに塾へ行き、30分程度で早退したため、清原容疑者とうまく合流できなかったという。

 一方、同校によると、麗さんは2月7日には左頬にあざをつくって登校し、教員に「(母親に)グーでたたかれた」と打ち明けた。そろばん塾でも同じころ、後頭部の髪をそり上げられているのが確認されている。教育熱心だったとされる清原容疑者は麗さんの問題行動を気に掛けていたといい、最初に虐待が疑われた2008年10月以降、「しつけ」の名目で行為をエスカレートさせていた可能性もある。
2011-05-24

「ホールボディカウンター、 内部被ばく」 で検索してこられる方へ

ここ数日、「ホールボディカウンター 内部被ばく」などの検索でこのブログに来てくださる方がとても多いのです。私が今月16日の国会中継を見て書いた記事がヒットするみたいなのですが、もっと詳細が書かれた毎日新聞の記事を見つけましたので、貼っておきます。(それにしても、なぜもっと大きくメディアで取り上げないんでしょうか、この問題を! どこもきちんと取り上げないから、私なんかの曖昧な記事にまで情報を求めていらっしゃる方が多いのだと思います。)



<内部被ばく>県外原発で働く福島出身作業員から相次ぎ発見
毎日新聞 5月21日(土)2時36分配信


 東京電力福島第1原発の事故後、福島県外で働く同県出身の原発作業員から、通常ならめったにない内部被ばくが見つかるケースが相次いでいる。大半は事故後に福島県に立ち寄っており、水素爆発で飛散した放射性物質を吸い込むなどしたとみられる。周辺住民も同様に内部被ばくした可能性もあり、福島県内の一部自治体は独自に検査を検討している。【日下部聡、石川淳一、町田徳丈、袴田貴行、池田知広】


◇事故後立ち寄り…内部被ばく4766件

 経済産業省原子力安全・保安院の寺坂信昭院長が16日の衆院予算委員会で明らかにしたデータによると、3月11日以降、福島第1原発を除いた全国の原子力施設で、作業員から内部被ばくが見つかったケースが4956件あり、うち4766件はその作業員が事故発生後に福島県内に立ち寄っていた。柿沢未途議員(みんなの党)の質問に答えた。

 保安院によると、体内からの放射線を測定できる機器「ホールボディーカウンター」による検査で、東電が内部被ばくの目安としている1500cpm(cpmは1分当たりに検出された放射線量を示す単位)を上回った件数を電力各社から聞き取った。1人で複数回検査を受けるケースがあるため、件数で集計した。1万cpmを超えたケースも1193件にのぼった。

 いずれも福島第1原発近くに自宅があり、事故後に家族の避難などのために帰宅したり、福島第1、第2両原発から他原発に移った人たちとみられる。

 柿沢氏によると、北陸電力志賀原発(石川県)で働いていた作業員は、3月13日に福島県川内村の自宅に戻り、数時間滞在して家族と共に郡山市に1泊して県外に出た。同23日、志賀原発で検査を受けたところ5000cpmで、待機を指示された。2日後には1500cpmを下回ったため、作業に戻ったという。

 取材に応じた福島第2原発の40代の作業員男性は第1原発での水素爆発以降、自宅のある約30キロ離れたいわき市で待機していた。その後、検査を受けると2500cpmだった。「大半が(半減期の短い)ヨウ素で数値は(時間の経過で)下がると思うが、不安だ」と男性は話す。

 同県二本松市には「市民から内部被ばくを心配する声が寄せられ」(市民部)、市は乳幼児や屋外作業の多い人などを選び、県外のホールボディーカウンターで内部被ばくの有無を測定することを検討している。

 ◇内部被ばく◇

 呼吸や飲食などで放射性物質を体内に取り込み、体内から放射線を浴びること。体外からの外部被ばくに比べ継続的で危険が高い。体表から10万cpmを超す線量を検出すれば放射性物質を洗い落とす「除染」が必要とされるが、東電は内部被ばくの恐れがあるとする目安を、ホールボディーカウンターで1500cpm超の場合としている。大量の内部被ばくはがんになるリスクを高める一方、時間と共に排せつされ、排せつも含めた「半減期」は成人ではヨウ素131で約7日、セシウム137で約90日。

 ◇扉ゆがむ棟「そこで食事すれば体に入って当然」…福島第1の作業員

 福島第1原発で作業拠点となっている免震重要棟は、3月に起きた1、3号機の水素爆発で扉がゆがみ、放射性物質が一時入り込みやすくなっていたという。40代の作業員男性は「そこで食事しているから(放射性物質は)体に入っているでしょう」とあきらめ顔だ。「『ビール飲んで(尿で体外に)出しゃいいよ』って感じですよ」

 ◇空気中線量高く機器測定不能に

 今月現場に入った作業員男性(34)は内部被ばくの検査態勢の不十分さを懸念する。「周りのほとんどは検査を受けていない。特に20代の若手が不安がっている」。東電は3カ月に1回の定期検査のほか、恐れのある時の随時検査を定める。だが今月16日現在、検査したのは全作業員の2割程度の約1400人、このうち結果が確定したのは40人にとどまる。最も高い線量を浴びた作業員は240・8ミリシーベルトで、うち39ミリシーベルトは内部被ばくだった。

 東電によると、同原発のホールボディーカウンター4台は空気中の放射線量が高すぎて正確に測定できず、使えるのは福島第2原発といわき市の東電施設、柏崎刈羽原発の3カ所のみ。今後増設するとしているが、内部被ばくした場合、作業に従事できないのが通例だ。県内のある下請け会社社長は「このままでは福島の作業員が大量に失業する可能性がある」とも懸念する。
2011-05-24

ニュース! 

昨日飛び込んできた ”三谷幸喜さんと小林聡美さんが離婚 ”のニュースにはとっても驚かされました。とても残念でした。(勝手な個人的な思いです。)

才能あふれる脚本家と才能豊かな女優さんのコンビというかご夫婦の姿は、とても理想的というか憧れていたというか。

誰も入っていけないお二人の世界があるんだろうな・・・と勝手にと想像していました。そしてきっとそういうふうにずっと過ごしていかれるのだと。

気になる離婚の原因ですが・・・「はっきりした理由はない」とのこと。 そういうものかもしれませんね。これもお二人にしかわからないこと。それでいいわけですし。

ただ、シュワちゃんの離婚はどうでもいいし、エリカさんの離婚もどうでもいいけれど、このお二人の離婚には気持ちが動かされました・・・。どうぞ、これからも、それぞれの道でご活躍されますよう、応援しております!

さて・・・・次は、わくわくするニュースを!

Lea Michele が ”WICKED ”に出演!?

と言ってもドラマ ”Glee”でのお話し。

アメリカで今夜(5月24日9:00 p.m.-10:00 p.m., ET)放映されるエピソードで、ナショナル・グリークラブ競技会に出場するため、NYCを訪れたLea Michele演じるレイチェルが、BROADWAYの大ヒット作、”WICKED”の舞台に忍び込み、”WICKED”の人気ナンバー”For Good”を歌うとか。

楽しみですね! でも、日本では見られないのが残念(>_<)

lea michele



2011-05-23

いよいよ、開始。祈ります、もんじゅ!

とうとう、重要な計画が動きだします。

昨年8月に事故が起き、にっちもさっちもいかなくなってしまった福井県の原子炉「もんじゅ」。

その事故とは、ものすごく簡単に言うと、ある鋼鉄の3トンの部品(制御棒を入れたりする装置)が折れて原子炉に刺さってしまい、抜けなくなってしまったというもの。25回、取り除こうと試してきましたが、ことごとく失敗。その部品を取り除く事ができず、現在に至っています。現状では、発電をさせることもできず、制御棒も入れられないので、炉を止めることもできない。毎日5000万円かけて、なんとか今の状態を維持しているそうです。

また、この原子炉は福島第一のものと違って、冷却には液体ナトリウムを使っているそうです。この液体ナトリウムは、空気や水に触れると爆発するそうで、慎重な作業が必要だとか。また、この炉にはプルトニウムも多く使用されているそうです。

日本原子力研究開発機構は今年6月、部品の回収を行いたいと、明日の24日にも回収に向けた工事に着手の模様です。また福島第一の事故を受けて、『全電源喪失時のもんじゅの安全対策を検証する専門委員会を原子力機構に新設する』(日経・23日夕刊)そうですが、今さらですか?遅くないですか?とっくに安全対策検証しているかと思っていましたが? まあ、それどころではないのでしょうが・・・。

とにかく、6月の引き抜き作業、成功することを祈ります!(福島第一の直後、いろいろ調べていたときに知った「もんじゅ」のこと。衝撃的でした。実家にも近いですし・・・。しかし、日本の技術力を信じます!)

作業員のかたがた、どうぞよろしくお願いいたします!

政府のかたがた、決して情報操作、情報隠しはなさいませんよう!
2011-05-22

映画『わたしのなかのあなた』(My Sister's Keeper)  ~!~

映画『わたしのなかのあなた』(My Sister's Keeper)を見ました。
2009年、アメリカや日本で公開された、ジョディ・ピコー Jodi Picoultの小説が原作のお話。原作はアメリカでは2004年、日本では2006年9月に早川書房より出版されています。

この原作、”My Sister's Keeper”は、とても素晴らしい作品でした。ジョディ・ピコーの作品はこれが初めてだったので、このクォリティーが彼女の作品のスタンダードレベルだと思ってしまい、”Nineteen Minutes”以外の作品にはちょっと失望することも。

それだけ、この作品の題材のユニークさ、構成の妙、登場人物の描き方の緻密さ、登場人物ひとりひとりの魅力あふれる造詣などに心底ほれこんでいます。

なので、映画化されたときは、キャメロン・ディアスも好きだしとっても楽しみにしていました。昨年日本で後悔された時も、見にいこうと思っていたのに結局かなわず。やっと昨日、ケーブルテレビで放映されたものを見ることができました。

結論から言います。

かなり残念な作品・・・という印象が残りました。

なんといっても、主人公が誰かと言うあいまいさ。それが1番大きな失敗だったと思います。これ以上、姉の治療のための犠牲になりたくないと親を訴えたアナなのか、病気で苦しむアナの姉のケイトなのか、はたまた弁護士と言うキャリアを捨て、人生のすべてをケイトを救うために費やしてきた母親のサラなのか。

原作では、アナ、ケイト、母親、父親、アナたちの兄、弁護士などのさまざまな主要人物の視点から物語は語られていきます。それぞれの人物がランダムに(しかし作者の計算通りの)順で、自分の立場から思いや出来事を語っていきます。一体主人公は誰なのか・・・。多分、原作ではそれぞれがみな主人公であったと思います。

けれど、映画では主人公を明確に定める必要があると思います。小説では語り手の心の動きを丁寧に描くことができます。なので、、語り手が入れ換わっても、十分それぞれの人物のおかれた状況や心情が読む者に伝わります。なので、何度となく、語り手が変わっても、総合的に物語の構成や流れを消化するのは難しいことではないと思います。

しかし、映画は時間が限られています。だからこそ、誰かひとりに焦点を絞って話を進めたほうが、わかりやすく内容も深まったと思います。

この作品の場合、やっぱりアナとその行動をもっともっと丁寧に描いてほしかったです。13歳のアナが姉の治療にために自分を犠牲にしたくない、腎臓を提供したくないと訴訟を起こすことで、家族が壊れていく様子も原作では丁寧に描かれているのに、映画では表面的すぎて、家族の絆に亀裂が入っていく様子もあまり伝わらなかった。なんだかとっても中途半端な印象の作品になってしまいました。

母親が弁護士という職を捨てて娘の病とずっと闘ってきた悲壮な様子はそれなりに伝わってきましたが、アナが訴えたことで、母親である彼女が長いブランクのあと法廷に立つことになる、その異常な事情、アナの気持ちを理解しようとする夫との間で夫婦の信頼関係が揺らいでいく様子、アナとケイトの兄の苦悩の描き方もあまりに薄っぺらい。そしてケイトの治療のためにひっ迫する経済事情のことなどが全く描かれていないのはがっかりでした。

裕福な親戚がいるという設定でしたから、経済的な援助を受けている・・・みたいな暗黙の設定になっていたのかもしれませんね。けれど、今のアメリカの医療事情では、重い病に苦しむ家族がいると、中流家庭であっても破産するのが珍しくないわけです。原作では、父親の消防士としての収入しかないこの家族も経済的に非常に苦しく、毎月の保険会社の請求書に頭を悩ませており、それがアメリカの現実を描いていて、作品の中でも大事なポイントだったと思うのですが。

そして、何と言ってもこのラスト!

原作と違うラストになっているというのは映画公開前から言われていたので知っていました。・・・が、このラストを選択したことで、完全に原作の意図したものとは違う作品になってしまいました。ただの、不治の病の少女の話になってしまいました。原作では、病気の姉を救うと言う目的で、遺伝子操作で人工的に生を受けたアナという少女の悩みが大事なテーマだったのに・・・。

また、アレック・ボールドウィン演じる、弁護士キャンベル・アレクサンダーの描き方。これも、残念ながら非常に浅い。それに、原作のキャンベルより歳をとり過ぎです。アレック・ボールドウィン、結構好きですし、彼の演技は悪くなかった。でも、もう少し原作に忠実な配役にしてもらいたかったです。おそらく、原作ではこの弁護士も深く描写されているので、映画ではそこらへんをうまくはしょって、アナの家族だけに焦点あてたかったのでしょう。でも、それなら、アナかケイトか母親か、誰か一人の視点で映画は作るべきでした。繰り返しになりますが。

脚本がよくなかった。それにつきます。

脚本がよくなくて、残念な結果になってしまった作品を見ると、とても不思議になります。なぜこの脚本でOK出たのかと。監督と脚本家が同じ場合は仕方ないのでしょうが。いえ、それでも、脚本読んで面白くなかったり、ここをこう直せばよくなると感じたとき、誰も何も言わないんでしょうか。言えないんでしょうか?不思議です。脚本がいいか、よくないか・・・スタッフや役者さんも感じるはずだと思うのですが?

しかし、ケイト役のソフィア・ヴァジリーヴァの演技もなかなかよかったし、ケイトのボーイフレンド・テイラー役のトーマス・デッカーThomas Alexander Dekkerがとても美しく、素敵でした。ふたりの出会い、デートのシーンなどは原作でも大切な場面として描かれていたのですが、映画でもとてもキュートでそれだけにより一層悲しく描かれていました。このふたりのシーンはとてもとてもよかったです。(このトーマス・デッカーThomas Alexander Dekker、『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ 』”Terminator: The Sarah Connor Chronicles”で、サラの息子ジョン役で出演。だから、見たことがあると思ったんだわ・・と納得。ちなみにThomas Alexander Dekkerも、1987年生まれ♪ Matt やHunterと同じ歳です♪)

あと、娘を亡くした判事役のジョーン・キューザックの落ち着いた演技もよかったです。

キャメロンもなかなかよかったです。まあ個人的にはシリアスな役よりやっぱりコメディータッチの作品のほうが魅力的だと思いましたが・・・。でも、バリカンのシーンは落ち武者みたいでぎょっとしました^^; まさに体当たりと言えます。

・・・映画を見た方には、是非原作のほうを読んでいただきたいなあと思いました。原作を読むと、アナのいじらしい気持ちがもっともっと伝わってきます。

アナかサラに焦点を絞った作品だったら、傑作になったのではと思うと、とても惜しい作品です!ひとりひとりの演技はよかったのですから!

わたしの アナとサラ

008.jpg テイラーとケイト

004.jpg アナ、ケイト、ジェシー

007_20110523092200.jpg サラ、判事、キャンベル



『わたしの中のあなた』(My Sister's Keeper)
サラ・フィッツジェラルド    :キャメロン・ディアス
アナ・フィッツジェラルド    :アビゲイル・ブレスリン
キャンベル・アレクサンダー   :アレック・ボールドウィン
ブライアン・フィッツジェラルド :ジェイソン・パトリック
ケイト・フィッツジェラルド   :ソフィア・ヴァジリーヴァ
ケリーおばさん         :ヘザー・ウォールクィスト
デ・サルヴォ判事        :ジョーン・キューザック
ジェシー・フィッツジェラルド  :エヴァン・エリンソン
テイラー・アンブローズ     :トーマス・デッカー
原作 :ジョディ・ピコー
脚本 :ジェレミー・レヴェン ニック・カサヴェテス
2011-05-21

蔵さま 舞台♪

昨日朝、NHK「おひさま」の後テレビをつけっぱなしにしていたら、次に始まった「アサイチ」で、佐々木蔵之介さんが生出演されているのを発見!ついつい蔵之介さんのトークを見てしまいました。

爬虫類系のお顔の蔵之介さんを初めて知ったのは、2000年10月に始まったNHK朝のドラマ「オードリー」ででした。

主演した岡本綾さんは、残念ながら現在休業中ですが、このドラマの凄い点は、佐々木蔵之介さん、堺雅人さんという、大学の劇団出身(神戸大学・早稲田大学)の若手俳優さんのブレイクのきっかけになったことではないでしょうか。(長嶋一茂さんの演技も悪くはなかったのですが・・・。主人公の少女時代は、戸田恵梨香さん!)

「アサイチ」では、蔵之介さんの、大学の劇団仲間の方たちのお話のVTRもありました。皆さん、蔵之介さんの活躍がとても嬉しくもあり、不思議な感じでもある・・・といったふうでした。学生時代、この方たちととっても楽しい劇団員生活を送られたんだな・・・と思うと、親近感が・・。(私も大学で劇団に入っていたので、どんな様子か何となくわかる気がします・・・。)

さて、有働アナだったかな、イノッチだったかな・・・いい質問をしてくれていました。

「舞台の仕事とテレビの仕事、どちらがご自分の中で基本なんですか?」(細かい言葉は違ったかもしれません、ごめんなさい(+o+))

「やっぱり舞台ですね。・・・しかし、テレビにはテレビの面白さ、映画には映画の面白さがあります。全部、面白い。」といった内容のお答え。

なんだか嬉しかったです! 舞台がお好きなんですねえ、やっぱり。つまり、学生時代の劇団での経験が、佐々木蔵之介さんという素敵な役者さんの原点ということんさのではないでしょうか。

そう思ったら、舞台の上の蔵さま(有働アナモード)をぜひとも観たくなってしまいました・・・・。

アサイチでも紹介されていましたが、6月のパルコ劇場での公演『幽霊たち』、そういえば、観ようかと思っていたのに、チケットうっかりしていたのに気がつきました。そしてあわてて、チケット購入にトライ!

しかし、予測通り、土日は売り切れ状態。

最後の頼みは、パルコ劇場のチケットレス。奇跡的に、週末チケットが取れました、ほっ。よかった、よかった!(^^)!

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『幽霊たち』
2011年6月14日(火)~7月3日(日)
原作 ポール・オースター
翻訳 柴田元幸
構成・演出 白井晃
出演 佐々木蔵之介 市川実日子
有川マコト 細見大輔 斉藤悠 原金太郎 奥田瑛二

楽しみですヽ(^o^)丿


2011-05-20

逆差別?  

興味深いと思ったニュース。

入試女性枠は男子差別? 九大、数学科での導入中止 2011年5月19日 共同通信

 九州大は19日、2012年度から理学部数学科の一般入試で導入を予定していた女性枠を中止すると発表した。女性の入学者を増やし、将来的には女性研究者の増加につなげるのが狙いだったが、受験生らから「男子への差別」「法の下の平等に反する」との意見が寄せられたためという。

 九大によると、数学科の入学定員は54人。前期・後期に分かれた一般入試の後期日程について、定員9人のうち5人分を女性だけが出願できる女性枠とする予定だった。

 九大は昨年3月、女性枠の導入を公表。その後、受験生や卒業生から電話やメールで9件の意見が寄せられ、5件は導入を評価する内容だったが、4件は批判的だった。

 九大は導入中止について「女性枠を実施しても入学した学生が精神的負担を感じる恐れがある」と説明。他大学では女性に限定した推薦入試の実施例などもあるが、文部科学省から「米国では入試での同様の措置をめぐり裁判になり、大学が敗訴したケースもある」と助言があったという。

 九大の丸野俊一副学長は「導入検討に際し、法の下の平等の観点に立った議論が十分でなかった。女性枠を目指していた受験生には迷惑をかけ申し訳ない」と話した。』

九州大:入試の女性枠を断念 「憲法違反」と批判相次ぎ 2011年5月20日 毎日新聞

 九州大は19日の入試審議会で、理学部数学科の12年度後期入試で初めて導入する予定だった「女性枠」を撤回し、実施しないことを決めた。学外から「男子差別だ」などと批判が相次いだため学内で協議し「憲法で定める『法の下の平等』に反する」と判断した。6月の入試概要の公表直前での変更で、九大は入試審議会後の記者会見で「迷惑をかけたことをおわびしたい」と陳謝した。

 九大によると、女性枠は数学科の後期入試の定員9人のうち5人を女性に割り当てる制度。数学系の教員が所属する数理学研究院は教員46人のうち女性がわずか1人で、学内で最も女性が少ない。そこで女子学生を増やして将来的に女性教員の増加につなげたいというのが導入の狙いだった。

 しかし、10年3月の公表以降、九大にはメールや電話で「法の下の平等に反する」との批判が相次いだため、女性枠の見直し検討に着手。昨年末ごろから法律の専門家とも協議した。顧問弁護士は「憲法違反の恐れがある」と指摘したという。更に学内の協議の中で「女性枠で入学した学生が特別視されて肩身が狭い思いをするかもしれない」との意見も出たため、入試審議会で中止を決めた。

 受験科目は、残り4人の「一般枠」が数学1科目だけだったのに対し、女性枠は数学と英語の2科目を課していた。このため女性枠での受験を念頭に英語も勉強している学生を考慮し、女性枠については「一般枠B」と名称を変更し、受験科目を2科目にする。

 会見した丸野俊一副学長は「法を犯してまで実施する必要はないと判断した」と話した。』


女性優遇は男性差別。「法の下の平等に反する」との批判・・・・。

確かにそうした意見、考えもありますよね。でも、だったら女子校、男子校の存在はどう解釈されるべきか。
男女別学の理念がはっきりした上で、存在意義が認められているので、問題はないということでしょうか。

今は人気のない女子大ですが、時々男子学生が入学できないのは差別ではないか・・・といった批判も以前は時々耳にしました。

実際、「女性枠で入学した学生が特別視されて肩身が狭い思いをするかもしれない」ということもあるかもしれませんし、このような形の入試制度がこの分野における女性研究者の増加に効果があるのか疑問視されていますから、女性枠優遇入試制度が中止になったのは仕方ないかもしれません・・・。

もちろん入試は法の下、公平にされねばなりません。

が、大学にも「このような学生に入学してほしい。」という意思があるはずで、その意思をはっきり打ち出して然るべきだと私は思います。今回、九州大数学科は女子学生がほしかったのですよね。だから女性枠を正々堂々と打ち出した。とても、わかりやすいと思います。

今年、都立高校を受験した長女がいますが、驚いたのは、男子・女子の定員数の違い。男子の定員のほうが10数人多い。つまり、女子の受験生で男子の受験生の最低合格点数を上回っていても、女子の合格定員人数内に入っていなければ落ちてしまうのです!

私の出たとある地方の公立高校では、男子女子合わせて定員は何人と決まっています。男子の中で何番、女子の中で何番というのは関係ありません。全体の中で何番か。そして、当然、こちらの制度のほうが平等だと思います。

都立高校の性別による定員数の差を、私は一種の男女差別だと感じています。まあ、目くじらたてるのも面倒レベルではありますが。恐らく都内の男子生徒・女子の生徒数を考慮して、男女に差をつけた定員割合にしているのでしょう。

都立高校のように、このさい、九州大数学科もあらかじめ、前期後期あわせて男性何人、女性何人と定員決めてもいいんではないでしょうか?今回は後期だけの予定だったそうですが。私は九州大のやり方は非常に良心的だったと思います。ちゃんとした理念の下、隠すことなく女性枠を設けようとしたのですから。

「数学科の入学定員は54人。前期・後期に分かれた一般入試の後期日程について、定員9人のうち5人分を女性だけが出願できる女性枠とする予定だった」。前期入学定員が45名。後期定員が9名。後期の試験はそもそもそれぞれの大学の個性や要望が出せる試験。女性がほしかったのだから、女性枠、よかったと思うんですがね。

ところで、批判の声が相次いだように書かれていますが、共同通信の記事では、

九大は昨年3月、女性枠の導入を公表。その後、受験生や卒業生から電話やメールで9件の意見が寄せられ、5件は導入を評価する内容だったが、4件は批判的だった。


9件の意見が寄せられ、批判的だったのは4件? 評価した声が5件? 評価した声のほうが多い? それにしても9件て、たったそれだけ? で、そのうちの4件が批判的で、それが批判が相次いだという表現になってしまうんですか?

そっちのほうが問題ですね。相次いだ・・・といえば、少なくとも数十件は寄せられたという感覚の私がおかしい? このたった4件の声が、それぞれ影響力のある人たちからの声だったりしたのでしょうか? 全体数が9件なのでサンプル数としては少ないですが、一応過半数は評価した意見だったのに・・・。そちらの声は無視でしょうか。まあ、女子学生には、数学と英語2教科受験を許可するという配慮をもって幕引き・・・。

アメリカでも、大学入試における「逆差別」が話題になります。アフリカ系やラテン系学生を優先的に入学させる制度。教育の場だけではなく雇用の場でもこのアファーマティブ・アクション、弱者に不利な現状を是正しようとする措置が実施されることもあります。が、これが白人(の弱者)に対する不利益をもたらしていると。・・・難しい問題です。アファーマティブ・アクションが違憲かどうか、最高裁でも論議されています。しかし、アメリカの話はちょっとわきに置いて・・・。5年前のある出来事、ご記憶の方はいらっしゃるでしょうか。私は、この出来事にかなりショックを受けました。このときの大学に比べれば九州大が女性枠を設置しようとした動きはとても良心的だったと思うのです。

2005年、群馬大医学部を受験した当時55歳の女性が、大学が年齢を理由に不合格にしたのは不当だとして、大学を相手取り、医学部医学科入学の許可を求める訴えを前橋地裁に起こしました。

不合格となった女性が群馬大に個人情報の開示を求めたところ、女性のセンター試験と2次試験の合計点が、合格者の平均点を10点以上上回っていたことが判明しました。

入試担当者に好成績にも関わらず不合格の説明を尋ねたところ、55歳という年齢が問題になったという説明が非公式にあり、女性は「年齢を理由とした不合格判定は合格判定権の乱用」と主張しました。

よく「勉強するのに遅すぎることはない。」とか「年齢は関係ない。」とか言うではないですか。

もし、本当にこの女性が年齢を理由に不合格になったのだとしたら、明らかに年齢による差別ですし、「勉強するのに遅すぎることはない」というのは完全なきれいごとということになります。

判決がどうなるか、とても気になりました。

そして1年後・・・・。

女性の敗訴でした。

実際に年齢による差別があったのでしょうか。

筆記試験のほかに面接試験があり合否が決まるので、筆記試験が好成績だった女性の不合格の理由は当然面接と考えられます。が、結局、女性が求めたに関わらず、大学側は面接の基準も成績も何も開示せず。なので、年齢による差別があったのかなかったのか、全く明らかにされずに終わったのです。

大学も大学だし、裁判官も裁判官だと思います。裁判長が『(大学が)「医師には知力・体力・気力が必要」などと説明していたことについては合理性がある。』と言っていたそうですが、つまり50代には医師に必要なは知力・体力・気力が欠けている」と言っているわけですよね。まんま年齢差別ではありませんか!

国立大学ですし、税金を使って医学生を育てる機関ですから、学生が医師になった後、長きに渡って医師として医療に貢献してほしいという理屈もわかる面もあります。だったら、だったら、募集要項にはっきり年齢制限を明記しておけばよかった、それだけのことなんです。

とある大学の法学部憲法がご専門の教授がこの判決を受けて次のようにコメントされていましたが、同感です。

『年齢が不合格に影響したと推認でき、社会的責任を帯びる国立大学の手続きとしては適正でない。医学部の目的が医師の育成にあるとしても、高齢者の教育を受ける権利を侵害してはならないはずだ。判決は「年齢を理由とする入学拒否とは認められない」としているが、ならば裁判で理由をもっと明確にすべきだった。』

この大学の行為を考えると、正々堂々と女性枠をうたった九州大は公正だったと思えるのですが、残念!(長くなりました。最後まで読んでくださってありがとうございます!)


2011-05-19

ふたりの演劇人の言葉    ~オリザさん&ケラさん~

平田オリザさんが、内閣参与をされていたとは全く知りませんでした。民主党政権誕生後の09年10月、鳩山由紀夫前首相の要請で内閣官房参与に就任されたそうですね。それ以来、情報発信担当の参与を務めていらっしゃるとか。

この情報発信担当とは一体どんなお仕事なのでしょうか? なんでも、鳩山前首相にも会見の時の間の取り方などをご教授されたそうですが・・・。

それにしても、今回のソウルでの発言は?

17日、ソウル市で「震災と日本再生」というタイトルで講演されたとき、質問に答えて『福島第1原発事故で、低濃度の放射性物質汚染水を海に放出したのは、アメリカからの強い要請によるもの」だと発言されたとか。

いえ、それもありだったろうって、多くの国民は思っていたと思います。だから、平田さんのこの発言の内容自体に驚いた人はそんなに多くなかったのでは? ただ、何に驚いたかというと、そういうことを公の場で発言すると世間がどう反応するか、政府がどう反応するか、予測されていなかったということ。

平田さんの作品は多分今まで観たことがないと思います。(学生時代にひょっとしたら観てるかも?)なので個人的に平田さんの作品がどうとか述べることはできません。けれど、評価の高い作品を書いていらしたわけだから、「言葉の持つ力」には、敏感でいらっしゃるはず。劇作家さんですから!

なのに、結局すぐ「勘違いだった、すみません。」とおっしゃられるような発言をなぜされたのでしょうか。

お疲れだったのかもしれません。人間みなうっかり間違いはありますし。

でも・・・でも、うっかり過ぎません!?

もしかして、確信犯的ご発言?(民主党のやり方にご不満があって、民主党を困らせてやろうとか?)

しかし、わざわざ海外で、失態と受け止められることをなさらなくても・・・。参与と言うれっきとした政府関係者なのですから。また、日本の政府は阿呆やなあ・・・って、思われてしまいました。日本人の身としては恥ずかしいです\(◎o◎)/!

さて、昨日の日経夕刊には、劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチさんの記事が載っていました。

『原子力発電所の事故が終わらない。不条理喜劇で人気の高いケラリーノ・サンドロヴィッチさんはカフカのドラマのようだという。』

うまい!

カフカのドラマ!

昨年、ケラさんの脚本・演出の『2人の夫とわたしの事情』と『黴菌』観ましたので、言葉をうまく使う方だとは当然知っていました。が、『カフカ』とは。言いえて妙。納得です。

3/11以来、自分が実際に生きているのかいないのか、世の中で起きている出来事は現実なのかただの夢なのか・・・なにやら靄のかかった世界に入り込んでしまった・・・そんな感じがつきまとっています。そして、そういう感覚を抱いてる方は少なくないのではないかと思います。

そしてケラさんも・・・。昨日のケラさんの記事を読んでいて、なんだかすうっとおりていくものがありました。

『現実が不条理劇化している。』

カフカの『審判』。

ある日、銀行に勤めるごく普通の市民である主人公は突然逮捕されてしまう。理由は明らかにされないまま。
逮捕した人間に聞いても、一体何の罪状かわからない。裁判所に出頭しても、答えは得られない。
その後、弁護士にすべて任せるが、裁判がどうすすんでいるのかも全く伝わってこない。
すべて、わからないことばかり。
逮捕されても、拘留されるわけでもなく、今までと同じように暮らす主人公。
だが、なにもわからないまま、ある日、終わりがやってくる・・・。


『審判』を読んだときに感じたのは、なぜこの主人公はもっと抵抗しないのかということでした。自分が理不尽な目に合わされているのに、なぜ抗わない? なぜ状況を受け入れてしまう?カフカの描きたかったことは何?

自分の知らないところで、自分にとって大きな悪しき力が働いているのを知っている。不安ではある。が、じゃあ何をすべきなのか。わからない。そして時間は過ぎる。そして、結局、悪しき大きな力によって自分が抹殺される。

この状況って、まさに今の私たちと同じ?

放射性物質によって私たちの環境は汚染されている。だが、その実態も大きな力(政府)からは知らされない。何も知らされない。何かすべきじゃないかと漠然と思いながら、何をすべきかわからぬまま日々の生活を送っている。・・・でも、やがて、どうなるの?

昨日のケラさんの記事を読んでいて、さすがだなあと思わずにはいられませんでした。今の日本の状況をカフカの作品に例えるセンス、見事です。

「事実がわからない」「事実を知らされない」ことの気持ち悪さ。いつのまにかその「気持ち悪さ」に耐性ができてくる。しかし、あまりに気持ち悪いので、一体これを現実と受け止めていいものか、深層心理で自問自答している・・・ので、「実際に自分が生きているのかどうなのか」ふと、わからなくなることがあるのかもしれません。

この『原発問題に潜む不条理劇的構造』の記事、機会があったら読んでみてください。とても興味深いケラさんの言葉の連続でした。

ところで、今の日本を覆っている「空気」を平田オリザさんはどう表現されるでしょうか。聞いてみたいです。
2011-05-18

実験とでも?

放射線の影響、追跡調査へ=「将来の疫学に寄与」―大塚厚労副大臣
時事通信 5月18日(水)5時39分配信

 【ジュネーブ時事】世界保健機関(WHO)年次総会に出席している大塚耕平厚生労働副大臣は17日、ジュネーブ市内で記者会見し、福島第1原発の放射能漏れ事故による住民の健康への影響に関し、「長期間の追跡調査が必要だ」と述べた。具体的な方法は政府で準備を進めていると語った。
 副大臣は、特定日や場所の放射線量データは蓄積されつつあるとした上で、原発周辺地域などの住民の正確な所在時間と場所が把握できれば、「(データとして)将来的な疫学に寄与する」との認識を示した。調査人数や避難住民の所在追跡といった課題は今後詰める方向だ。 


というニュース。

あの・・・おととい、厚生労働大臣は、地域住民の体内被曝の検査は必要ないと考えてると答弁されたばかり。
なのに、「住民の健康への影響考えて、長期間の追跡調査の準備を進めてる」って、どういうことでしょう?
体内被曝の検査なくして、健康被害の調査は成り立ちません。
WHO総会でかっこつけたかったんでしょうか。しかも・・・

特定日や場所の放射線量データは蓄積されつつあるとした上で、原発周辺地域などの住民の正確な所在時間と場所が把握できれば、「(データとして)将来的な疫学に寄与する」

データが蓄積されつつある?

将来的な疫学に寄与する?

わが国では、今大がかりな人体実験を行っております。

そう世界に向けて宣言したわけですね。で、その蓄積したデータをどうお使いになるおつもりでしょう?

世界でも今まで行われたことのない、いや行いたくても実施できなかった大実験。各国がのどから手が出るほどほしがるそのデータ。

北方領土、尖閣諸島、竹島・・・などから手をひくなら、この国民が命をかけて差し出す貴重なデータ、ちょっとくらい見せてあげてもいいんですがね・・・くらいの外交の切り札にでもしようという気概でもあるのでしょうか?

まさかね!(そういうふうに使えばいいと思っているわけではないのです。ただ、しれっと、国際社会に向けて、平気で国民を使って実験してると宣言できる神経があるなら、そのデータを外交カードとして使おうかという図太い智恵くらい持ってらっしゃるのかな・・・と。)

いや・・・驚きましたね。

おそらく数年後には、福島第一の事故を受けた映画が何作かハリウッドでも製作されるでしょう。まずは、原発などの事故に対し、自分の命を顧みず作業を続ける人たちの物語。(”FUKUSHIMA 50”というベタなタイトル・・・てことはないか。)で、そのあとでは、政府の陰謀で知らないうちに人体実験の被験者にされていた住民の悲劇がテーマになるのでしょうか?
2011-05-17

これはいい、とってもいい♪  ~語彙増強にはこれ~

3週間前から読み進めてる、1冊。

読むというよりは勉強するというべきでしょうか。

英語の語彙力欠如をずっと感じてはいたんですが、単語帳というものは嫌い。

単語帳を丸暗記というのは自分にあってないのは、何十年も前から承知。

今まで「勘」でやってきていました。文章の前後から単語の意味を推量するという・・・。

けれどそれだけでは限界があるのも常々実感しており、いつかまともに勉強したいものだ、だが、いい教材がないから仕方ない・・・と、勝手に言いわけを作ってのばしのばし。

が、ふとしたとき知ったのがこの1冊。

BARRON'S 1100 WORDS You Need To Know
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これ、いいです♪

毎日5個づつ新しい単語を覚える様にプログラムされています。

たった5個♪

しかし、単語帳ではありません。

まず、5個の新しい単語が使われたエッセイが冒頭にあり、まず自分でそれぞれの単語の意味を類推します。

そして、次に、設問が2つ。1つ目は、その単語を5つの文章の空欄にそれぞれ入れる。自分が類推した意味があっているか、ここで確認。が、確認するおころか、ますます?になる場合も多いのですが\(◎o◎)/!

2つ目の設問では、5個の単語をそれぞれ、それらの意味を説明した単語群から選ぶ。

最後にはイディオムも1個ずつ書かれてあり、負担がなく、楽しく進めます。

けれど、感心したのは、さりげなくそれまで習った単語がばんばん出てくるところ。必然的に復習することになります。

・・・・とは言いながら、油断すると3日4日抜けちゃうことも。まとめてやればいいだろうって、つい気がゆるんでしまう。が、実際、英語の小説読んでいると、この本に出ていた単語が続々出てくる出てくる・・。今までは、勘で適当にこんな意味だろうと思って読み飛ばしていたのが、しっかり意味がわかるのは気持ちがいいものですね!

面白かったのは、先日おチビが、夫がAMAZONで購入したものが届いたとき、「これお母さんが持ってるのと同じ。」と横で言っていて・・・

そう、なんと夫も偶然同じ本を買っていた!

やっぱりレビューか何かを読んで買ったそう。

つまり、夫婦そろって一緒なものに取り組んでいるというわけです。

が、夫のほうが俄然進んでます。

ま、競争するつもりはないので、どうぞどうぞ、お先に行ってくださいな~という具合なのですが・・・

昨日、夫に「ちょっと、やめて!」と言ったのは、1階に置いてある私の本を取り上げて自分の日課をやろうとしたとき。2階に置いてある自分の本を取りにいくのが面倒だったらしいのですが。

嫌ですよね? 自分の本を使われるの。書き込みとかされるわけではなくても。

「えー、いいじゃない?」

と夫は軽いショックを受けていましたが。

さあ、今日は Week4 の Day2。

Today’s Idiom は

”feeling no pain ”・・・・ 痛みを感じない?

ほう・・・drunk。

酔っ払ったら、痛みも何も感じないですものね! 簡単な表現だけど、知らないものです。さて、やりますか・・・。
2011-05-16

沈黙のホールボディカウンター   ~知りませんでした~

今日夕刻、偶然つけたテレビ、NHK。国会中継をやっていました。いつもは見ないのですが、福島第一原発に関する質疑応答のようだったので、チャンネル変えずに見ていました。

丁度、みんなの党の若手議員さんが質問を始めたところ。お名前は忘れましたが、自分は記者出身なので客観的事実に基づいて質問したいというような主旨のお話がまずありました。

客観的事実・・・。

どんな客観的事実が語られるというのでしょうか?

まず、示されたのは、福島第一原発周辺の土壌の放射性物質による汚染の状態を表した地図。チェルノブイリの事故のとき、当時のソ連政府が、住民を強制移住させた基準よりも高い汚染度の地域が、実に広い範囲で示されています。そうした地域には住民が退避しているところもあればそうでないところもある。住民を危険にさらしていることについて政府の見解は?という問いかけに、海江田さんや斑目さんがのらりくらり。

それより、もっと驚いた客観的事実・・・それは・・・

ホールボディカウンターによる計測値のこと。

ホールボディカウンター、この言葉お聞きになったことありますか?

私は初めて聞きました。

なんかボクサーが体重を計測するときにでも使いそうな名前ですが、この計測器が測るのは体重ではありません。

内部被曝量を測ってくれるもの。
これを使うと体の中にどれくらい放射性物質を取り込んでしまったかなどがわかるのです。

原発施設などに設置されていて、チェルノブイリ事故のときも日本からも運ばれて住民の内部被曝を計測するのにも使われたりしたらしいです。

その議員さんがおっしゃるには、福島第一の事故の後、ほかの地域から福島に立ち寄った原発関連施設で働く方が(立ち寄った、これがポイントです。立ち寄っただけで、福島第一で作業されたわけではない方たちということを強調されてました。)計測した値が、精密検査が必要とされる値をばんばん超えたと。それで、保安院院長に、具体的に精密検査が必要とされる値1500何とか(単位忘れました;;)を超えた方の数と、その値が10000を超えた方の数を教えてくださいとおっしゃっていました。

で、結構これまた驚いたことに、保安院院長、どう答えるのか、正直に数字を出されるのか・・と思って見ていたら、ぶっきらぼうに・・・というか、やけのやんぱちというか、開き直り・・・というか、そんな雰囲気で淡々と数字のみ答えられました!

私の記憶もあやしいので、違っていたらごめんなさい。確か、1500以上が、4900件(つまりのべ4900人てことですよね?)くらいで、うち福島第一の事故以降は4700件くらい。10000以上が、1000件だか2000件だか。(えらい違い!すみません(+o+))

いや、凄い数、凄い客観的事実ではないですか!!

立ち寄った人たちだけでこんなに内部被曝しているということは、そこに住んでいる人たちは?????????

言うまでもない!

なのに、「この事実からすると、地域住民の方の体内被曝を調べるために、採尿したりなんだりすべきじゃないですか?」という議員さんの質問に答えた厚生労働大臣(名前も覚えられません、うだつがあがらないご風貌で。)、「3月に1000人ちょっとのお子さんの甲状腺被曝を調べたが問題なかったし、避難された方たちを調べたときも除染が必要な方はいなかったので、採尿などの検査の必要はないと考えます。」ですって!

凄い!凄すぎる。

そう思いました。いったい頭が悪すぎるのか、それともよいのか。いやあ、とても後者には思えませんけど・・・。

放射線被曝は積算量を考えねばなりません。素人の私でも、ここ最近いろいろな情報源からそうした基礎的な知識は学んでいます。厚生労働大臣て、国民の健康を守るお役目のところではないのでしょうか?その組織の長たる方が、「3月に測って大丈夫だったから問題ない」って、だって、放射性物質、いまだに放出されているんですけど、ずっと? そんなお答えしたら、ご自分があまりにもお馬鹿だと世間にさらしてしまうというご自覚がないほど、頭がよろしくないのか、あるいは、それを覚悟の上で、あえて自分が阿呆に見えてもいいから、国や政府に都合の悪い客観的事実をうやむやにしちゃおう・・・という作戦なのか。

いえ、そもそも、『3月に測ったからといってそれで大丈夫というのは間違ってる』というのも違うんです。

正しい政治家は、こういう場合、「やります。」即答でしょう。単純なことなんです。

だって、国民が、罪もない人たちが、健康被害を受けているんです。その被害が決して小さくないであろうことはいろいろな客観的事実が示しているのです。ほかの議員さんから指摘される前に、厚生労働省は、そうした調査をすべきなんです。

ところで、この若い議員さん、目の付け所も非常によかったのですが、つっこみが足りませんでした・・・。迫力がなかった・・・。やっぱり、ああいう応答を見ていると、政治家にもパフォーマンス能力、パッションが非常に重要だとわかります。まあ、お若かったので今後、いろいろテクニックも身に付けていかれるでしょう。期待しましょう。

・・・と、それからもうひとつ。気になること。

この夕方の質疑応答。ホールボディカウンターに関する客観的事実。ニュースなどで取り上げられたでしょか?ヤフーやグーグルニュースでもまだ見かけないんですが。あまりにショッキングな事実なので、報道もできないのでしょうか? 偶然国会中継見たので私はこの事実を知ることができましたが・・・。

沈黙のホールボディカウンター。

多くを語ってくれるはずなのに・・・。






2011-05-15

時代は変わる! ~シンガポールの今~

シンガポールの「建国の父」とされるシンガポールの初代首相リー・クアンユー顧問相(87歳)とゴー・チョクトン上級相(69歳)は14日、閣僚を辞任することを表明しました。これは今月7日に行われた総選挙で、野党に6議席も獲得されたことに対して責任をとった形だろうと言われています。

たった6議席・・・と思われるかもしれませんが、与党・人民行動党(PAP)が絶対的存在であるこの国で、全87議席のうち6席を野党に奪われたというのは一大事です。事実上、ずっとPAPの一党独裁が続いてきた国なのです。野党に票を投じる国民がそれだけいたという事実は、PAPにとって、つまり現シンガポール国家体制にとって、かつてないほどの脅威だと思われます。

私が住んでいたおよそ10年前も、もちろん野党はありました。が、徹底的に党首は与党の攻撃を受けていました。同性愛好者であるとか、嘘か本当かわからないことを理由に投獄されたり、財産を没収されたり・・・。一見、平和な資本主義社会に見えるシンガポールの実態を見ると、複雑な気持ちになったものです。

ただ、国民は賢いのかもしれません。表面的には、政府に従う、政府にすべてゆだねる・・・。でも、それだけ国を豊かにするために政府が知恵を絞っているのを知っているから、政府に好きにさせている・・・。そんな感じがしていました。今もそうですが。

面積は東京23区よりちょっと大きい程度、人口は500万、福岡県ほどの国。地図では、点にしかならない小国。政府に、強大な指導力がなければとっくにその存在はマレーシアやインドネシアの陰で国際社会から忘れられていたことでしょう。水もエネルギーも他国に頼らねばならない。資源もない。農産物もない。きちんとした政策をたて、国家戦略を着実に実行してきた政治家の力量があったからこそ、ここまで豊かに発展できたのです。

私たちが暮らしていたときから既に、シンガポールの人たちは豊かな暮らしを実現させていました。が、今では「シンガポールの人たちは日本人よりずっと裕福な生活を送っている。」と、現在2度目の駐在生活をシンガポールで送っている知人が話していました。景気、絶好調だそうです。

それにしても、リー・クアンユー氏の存在感は相当なもの。87歳とはいえ、彼が表舞台から退くことを寂しく、不安に思う国民も少なくないのではないでしょうか。・・・羨ましい・・・。そんな政治家を持てたシンガポールの人たちが!!

リー・クアンユー氏の息子であり現在の首相リー・シェンロンがどこまで国と国民を引っ張っていけるのか。この国の今後も要注目です。(私たちが住んでいたマンションのお向かいに、おいしいイタリアンレストランがあり、リー・シェンロン氏も時々来ていました。リー・シェンロン氏は2002年にリンパ腫を患っています。もちろん治癒して復帰したのですが、今後はお父さんが引退されたので、ますます責任も重くのしかかってきます。体調管理にも十分気をつけてもらいたいです。)

マーライオン 世界3大がっかり・・・確かにそう思う<(_ _)>・・・マーライオン
2011-05-14

GWに見た映画  ~ガリバー旅行記~

今年のゴールデンウィーク、あっという間に過ぎてしまいました。
3匹の我が家の子ザル軍団、それぞれ部活やらお友達のお誕生日会やらいろいろ予定がいっぱいで、泊りがけで出かけることは叶わず。1日だけ、みなでドライブしたり、映画見たり。

で、まず見たのは

『ガリバー旅行記』。

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がりば

自分が見たかったというのではなく、単に子ザルサービス。とほほ。これは中ザル君と見にいきました。

『ガリバー旅行記』は基本的に3D上映だと思うのですが、、私も中ザルボーイも目が疲れるので3Dが苦手。なので2D上映の映画館を探すのに一苦労しました。やっとあったと思ったら、字幕版ではなく吹き替え版。

吹き替えはあまり好きではないので(あれこれ好き嫌いのうるさいことですみません^^;)迷ったものの、字幕版だと時間が合わず、吹き替え版2D上映の新宿の古い映画館へ。

・・・新しい映画館では設備が整っているので、3D作品は当然3Dで上映するわけですよね。(2Dより3Dのほうがチケット代も少し高いのですね。知りませんでした。)この新宿の映画館、古いので3D上映したくても設備が整っていないのでしょう。

ところで、「ガリバー」は、私にとってちょっと思い出深い作品なのです。この映画のことではなく、スウィフト原作の物語なのですが・・・。

多分幼稚園に通う前のことだと思います。初めてガリバーのお話を絵本で知ったのは。荒れ狂う海に投げ出され、気を失い砂地の上で目覚めたガリバーが、起き上がろうとする。が、起き上がれない。なんと体中ぐるぐるまきにされ、髪の毛が1本1本杭で砂地にがっちり留められている。必死で起き上がるガリバー。追う小人たち。矢にいられながら懸命に逃げるガリバー。が、行きついた先は崖。が、小人たちは追ってくる。逃げる。逃げる。そして、とうとうガリバーは崖から落ちていく・・。

そんな崖のシーン、ありましたっけ? 実は、これ、私が幼いころに何度も見てうなされた夢なんです。夢の中でガリバーは私。必死に逃げるのも私。小人に矢をいられるのも私。そして、崖から落ちていくのも私。で、決まって、キャーーーとかギャーとか叫びながら、ドスンッと、墜落するんです。実際に、布団の上で、ドスンって。そこで目が覚める。結構怖い夢。中学生くらいまで見ていました。余程絵本の絵が刺激的だったんだと思います。それに、高いところから落ちる夢って、成長過程でよく見ると言いませんか? それが、偶然絵本で見たガリバーの姿が崖からの転落になぜだか結びついて、私の夢に入り込んだ・・・。夢の中では、私はガリバーです。なので全身全霊ガリバーの気持ちで逃げていましたね;;ガリバーの気持ちってどんな気持ちか・・・。

『わあ、小人だ。たくさんいる。ここはどこだ?うーーん。起き上がれない。起き上がろうとすると髪の毛が引っ張られる。体も動かない。どうしよう。逃げよう、逃げよう。とにかく逃げよう~~~~。』

・・・とまあ、自分がガリバーだったことがあるもので(!?)、この映画に興味がないわけでもなかったのです。

で、感想ですが・・・『予想したよりもずっとよかった』です。

ストーリーはご都合主義といいますか、何も申しますまい。(冴えないガリバーですが、最初っから両想いだったわけですし^^;、)

リリパット王国のお姫様、メアリー王女役のエミリー・ブラントも老けて見えるし、その恋の相手役、ホレイショのジェイソン・シーゲルもかっこいいわけでも賢いわけでもないし・・・。(すみません;;)キャラ的によいのは、気が小さいくせに口だけは達者な情けない男のジョン・ブラックのガリバーと鼻持ちならないクリス・オダウドのエドワード将軍といったところ。アマンダ・ビート演じるガリバーが恋するダーシーも、特に魅力的には見えなかった・・・。

けれど、この作品の最も大事なポイントは特撮映像。ガリバーとリリパット王国の人びとの大きさの比は、22:1だそうですが、実に自然な映像で驚かされます。ガリバーとリリパット王国の人たちが同時に映るわけですが、違和感がない。「デュアルモコ」という新しい技術を駆使して製作されたそうです。ガリバーが砂浜で目を覚ますシーン、見ごたえありました。昔、夢の中で私がされたように髪も体も固定されていて・・・(~_~;)。

それから、映画『スター・ウォーズ』や『タイタニック』などが、非常にユニークなパロディとなって登場したり、ガンダムロボ的メカが登場したり、オタク的にはとても気が利いた作り。

深く考えず、ただただ笑っていればよいので、見ていてとっても気が楽。頭をからっぽにできました。けど、不覚にも、最後、涙も出ちゃったんです。いえ、大震災以来、非常に涙腺がゆるくなっているのは自覚していたんですが、まさか「ガリバー」でも涙するとは^^;;;;;;
意外にも、メアリー王女とホレイショのお互いの気持ちを伝えるところで。

3Dで見ると、どうだったのでしょう? それはちょっと分かりません・が、2Dでも十分楽しめました。また、吹き替えも、なかなかよかったです。それぞれのイメージにあった声でした。


【キャスト】
レミュエル・ガリヴァー ジャック・ブラック 高木渉
メアリー王女 エミリー・ブラント 斎藤恵理
ダーシー・シルバーマン アマンダ・ピート 佐々木優子
ホレイショ ジェイソン・シーゲル 宮内敦士
セオドア王 ビリー・コノリー 村松康雄
エドワード将軍 クリス・オダウド 石川禅
ダン・クイント T・J・ミラー 大家仁志
ジンクス ジェームズ・コーデン 茶風林
イザベラ女王 キャサリン・テイト 唐沢潤
レオポルド王 エマニュエル・カトラ 外谷勝由
オーガスト王子 オリー・アレクサンデル 内田夕夜


2011-05-13

眠さま&初歌舞伎

あれは、男の人の「色気」というものを生まれて始めて感じた瞬間だったかもしれない。

花も恥じらう(?)女子高校生だったときのこと。

ひそかに「三冠王」と呼ばれていたころのこと。

三冠王・・・・。

「さぼり」「遅刻」「早引き」。

まさか、そんなすごい「三冠王」タイトルを頂いていたとは知らず、自由気ままに過ごしていたあのころ。

「早引き」してまで、私が会っていたのは・・・・。

眠狂四郎さま♡

片岡孝夫さん(現片岡仁左衛門さん)の眠狂四郎。

なぜか我が家のテレビ、隣県で放映されている番組が画像が悪いながら、映ったのでした。それで、ある日、早引きしたとき、出会ってしまったのが、なんとも美しいお侍の出てくる時代劇。お昼頃に放映されていたテレビ東京の「眠狂四郎」シリーズ。

立ち居振る舞い全てが美しい眠さまに呆然一言。虚無的と表現される表情が、とても哀しげで、もう完全虜でした。別に時代劇が好きなわけでもなんでもなかったのですが、眠さまは別格でした。ああ、本当に胸がときめきました。あんな美しい人が存在するなんて・・・と。色香とは女性だけが持つものではないんだと感じました。(もっとも女性に必ずしも色香が備わっているわけではありませんが。)


アニメが大好きで、理想の男性は古代君やシャア・アズナブル、ギジェ・ザラルだったのですが、それと同格に眠さまも。美しい、色気のある人が大好きなのはこのころからずっとのようです。

いや、なぜ突然眠さまかと言いますと、今日、偶然ケーブルテレビをつけたところ、やっていたんです、「眠狂四郎 無頼控」が! もちろん、孝夫さんの!高校生の時以来、久しぶりに! 

火野正平さんも、懐かしく・・・。ああ、やっぱり孝夫さんの眠さまは美しすぎる・・・。見とれていました、ずっと。だめだ・・・。これはこれからずっと録画せねば。ああ、やっぱり今度生の孝夫さん・・・いえ仁左衛門さん観にいきたい・・・。

ところで話は変わりますが・・・・・・先日、生まれて初めて歌舞伎を観にいってきました。


私は昔から、「歌舞伎」の閉鎖性が嫌いでした。基本的に世襲制、一般の人がその世界に入れないことはないが、やはりスポットライトを浴びることができる人は、ほとんどの場合、血筋で決まる。Broadwayでは、実力さえあれば(いえ運も必要ですが)、みなにチャンスはある。でも、エビさんみたいにいい大人のくせに自分の立場をわきまえず傲慢な人間が、そういう家に生まれたからという理由で舞台に立てる・・・というのは、私には?。もちろん、役者として魅力があるからこそ主役もはれるわけでしょうが。

けれど、とにかくわざわざ「歌舞伎」を観たいと思ったことはありませんでした。いくら、「眠狂四郎」の 片岡孝夫さんが好きだったことがあっても。

が、先月友人がチケットを融通してくれたのです。そこで、「そうだ、日本人として一度くらい観ておいたほうがいいかも・・・」と思い観に行くことに。

とある土曜日。新橋演舞場。四月大歌舞伎 夜の部。

「絵本太功記・十段目」
「男女道成寺」
「権三と助十」

役者さんも知らないし、歌舞伎観劇に必要と思われる最低限の知識や専門用語も知らないので感想を書くのもお恥ずかしいのですが、まずひとことで言い表すとしたら、「面白かった!」です。

「絵本太功記・十段目」は信長を討った光秀が秀吉と思って竹槍で刺したのは実は自分の母だったという悲劇。菊之助さん演じる光秀の息子十次郎の許婚者・初菊の初々しさがとても印象的でした。男の人が演じているのに、愛する人が死のうとしているのを知り悲しみに胸張り裂けそうな乙女にしか見えない。歩の進め方、手さばき、首のかしげかた・・・全ての身のこなしがひとりの若い女性を舞台の上に作りだしている・・・。すごい、純粋にそう思いました。

「男女道成寺」『娘道成寺』という作品を少しパロディ化した感じの舞踊の作品とのこと。松緑さん演じる狂言師が最初白拍子になりすましていて、それがばれてちょっとあたふた・・・。松緑さんの最初の白拍子姿はあでやか、正体がばれてからの狂言師としての踊りも軽やかで愉快な感じ。からだつきは結構がっしりされているように思いますが、白拍子姿での踊りでは、やっぱり美しい女性にしか見えなかった・・・。衣装も豪華、セットも華やか、春爛漫。目が喜んでいました。

「権三と助十」何と言ってもこの作品に一番驚かされました!だって・・・吉本喜劇みたいだったんですもの。歌舞伎にも、こんなお芝居があったんですか? 非常にわかりやすいセリフにお話し。表情も化粧も普通。吉本の喜劇を観ているみたいで、ものすごく楽しかったです。父親の無実の罪を晴らそうとする若者を、かごやの権三と助十が、大家さんに諭されて助ける・・・という江戸話。時蔵さん演じる権三の女房おかんの人のいい感じが滑稽。松緑さんの助十は、上半身裸になったり、「男女道成寺」の上品であでやかな白拍子姿とは正反対の役。芸達者な方。


・・・と、非常に楽しめた初歌舞伎観劇となりました。花道のそばの座席で、役者さんも間近に観ることができ、演目もわかりやすくよかったようです。(昼の部の演目はもっとわかりにくかったと両方観た友人が話していました。)

勝手に毛嫌いしてきましたが、歌舞伎も悪くない、いや案外よいかも。今度来る時は、もうちょっと勉強してこようと思いながら演舞場をあとにしたのでした。(でも、やっぱりエビさんはいやだわ。仁左衛門さんがいいけれど、チケット取れるかなあ。すごい人気だそうだから・・・。)

とりあえず、「眠狂四郎 無頼控」がみられる、非常に喜ばしいことです!
(ホームドラマチャンネルHD 毎週月~木 午後1:45~2:45 全23話 5月11日より一挙放送)

眠狂四郎 ~無頼控~ DVD-BOX眠狂四郎 ~無頼控~ DVD-BOX
(2008/08/22)
片岡孝夫、小松方正 他


2011-05-12

”WAR HORSE” 劇評から・・・

今年、スピルバーグ監督で映画化され公開が予定されている1982年の児童むけ小説、”WAR HORSE(Michael Morpurgo作)”。イギリスでは、既に3年間舞台作品として人気を博しています。

そして、3月からプレヴューが始まり、4月にオープニングを迎えたNYでの公演。

”NEW YORK TIMES”を始め劇評も出そろった感じです。

それら劇評に共通するのは、”Joey ”をはじめとした馬たちへの賛辞。


人間の役者を語る前に、まず Joey たち馬への絶賛。いや、むしろ、それだけで終わる場合も・・・。

確かに、実際に舞台を観たことのない私にも、写真だけからで十二分にJOYたちの圧倒的な存在感、躍動感が伝わってきます。

・・a puppet fabricated of wood and mesh and metal and manipulated by three human puppeteers, but so full of life you'd swear he had a soul.

木材や網、金属でできた、3人の操作師によって動く馬の模型、だがしかし、生気に満ち溢れ、全く生きているとしか思えない・・・

これはある劇評の中の表現なのですが、他の全ての評でも、それぞれ3人の操作師によって舞台に登場する馬のあまりの素晴らしい躍動感、細部にわたるち密な動きの表現に、心を奪われたということが必ず書かれています。

馬・・・と言えば”EQUUS”。EQUUSの馬たちも、かなりインパクトがありましたが、”WAR HORSE”の 馬たちはそれ以上の存在感なのではないでしょうか。

ストーリー自体は、極めてシンプルのようです。

第一次世界大戦が始まり、16歳の少年Albertがかわいがっていた馬、Joeyは軍隊に売られ、フランスの戦場へ連れて行かれます。Albertは、愛するJoeyを何としても取りもどすべく旅立つ・・・。

劇評を総合すると、ものすごく素晴らしい、手放しで大絶賛できる作品・・・というわけではないが、十分観る価値はある・・・といったところでしょうか。Albertを演じる Seth Numrich の演技もいいようですし、何よりも、Joey、馬たち、これはもう凄い、と。この作品の他の部分を忘れることがあっても、絶対にJoeyたちのことは忘れないだろうとまで言い切る記事も!

Albertのいとこ役のMatt Doyleのことについて書いてある記事は今のところ発見できていません(しくしく)。けれど、間違いなく今年の話題作 である ”WAR HORSE”に出演できているMattの毎日は充実していることでしょう! ご覧になったkonamiさんからも、「Mattよかったですよ!」とコメントも頂きました♪♪(konamiさん、ありがとう☆うらやましいです~~~~~~~。)

観たい! その一言に尽きます~。

WAR-articleLarge.jpg

images.jpg 小さすぎますが、左から2番目の役者さん、Mattのように思えるんですが、どうでしょう(^_^;)




2011-05-11

N2N National Tour   ~Alice, 頑張って☆~

4月27日から5月8日まで、シカゴで上演された NATIONAL TOUR ”NEXT TO NORMAL”。

BROADWAYでのオリジナルキャストのAlice Ripley が出演しているのですが、4月27日のオープニングと次の日の公演のあと、膝の怪我と風邪のため、休演となりました。

その後も、5月5日夜の公演から復帰できるとアナウンスがあったかと思えば、やはり出演できなかったり・・・。シカゴの前のセントルイス公演でも、休演が多かった模様のAlice Ripley。当然心配しているファンも多いようです。

ただ、シカゴの公演を観、Alice の歌にがっかりしたお客さんもいたようです。BROADWAYでの素晴らしい演技と歌を知っているので、そういう声はとても残念です。

でも、チケットを買って楽しみに劇場に足を運ぶお客さんにしてみたら、役者さんの体調が悪くて演技や歌が本来の力量を発揮できていない状態を観なければいけないのはアンフェアなことなのかもしれません。体調管理・・・やはりとても大事なことなのですね・・・。

ステージドアでのAlice Ripleyのひとりひとりのファンに誠実に耳を傾ける姿を見ているので、観客をがっかりさせてしまったことを一番悲しく感じているのは彼女自身だと思います。 

今後も、クリーブランドやフィラデルフィア、ワシントンD.C.、カナダのトロントなどで公演が続くので、どうか早くAliceの体調が万全となりますように♪

nt2chicago.jpg
Curt Hansen, Alice Ripley and Asa Somers
2011-05-10

『青き復讐の花』!   もう一度みたいなあ。

岡本健一さんの舞台を観たあと思い出したドラマ・・・。タイトルが思い出せず、気になって調べたらわかりました!

『青き復讐の花』
NHK総合 23:10~24:35
原作:デュマ「厳窟王」
出演:宮沢りえ、岡本健一、裕木奈江、渡辺哲、平幹二郎、水沢螢、橘雪子

無実の罪で牢獄に入り、自分と死んだ母親の復讐のため脱獄したヒロイン(宮沢)の復讐を描く。


そうそう、これに違いない!

しかし、私が見始めた時には、宮沢りえさんと岡本健一さんしか出てこないという、究極の終わりかけ状態。

裕木奈江さんも、渡辺哲さんも、平幹二郎さんも見なかったですね;;

なのになぜ、そんなにも印象的だったのか。

映像がきれいだったんです。

どこかの海岸だったと思うんですが、砂の続く場所を宮沢りえさんが崩れ落ちそうになりながら歩いている。

それを確か岡本さんが支えている。(記憶が定かではないのですが。全然違っているかも(~_~;))

自分の死を待ち、横たわる宮沢さん。哀しく見つめる岡本さん・・・というような感じのエンディングだったと記憶しています。おそらく、時間にすれば5分程度。あるいは数分? なのに、この二人の姿と砂と風の映像がなぜか心に残っています。

ビジュアル的にも美しいふたりの役者さん。しかも、演技力もあって・・・。またふたりとも天性の哀しさをまとっている・・・。砂の続く無機的なそして儚い映像とあいまって、ストーリーなど分らなくとも、ただただたまらなく哀しくなって、じっと画面を見つめていましたっけ・・・。

今日初めて知りましたが、なんと原作はデュマの「厳窟王」だったのですね!

無実の罪をきせられた女性が脱獄し復讐するというストーリーだったそうですが、う~ん、見たい。

再放送してほしいです!

しかし、最近、立て続けに見たいと思った過去のドラマを偶然見ることができているので、このドラマも近いうちに見ることができるかも?

ちなみに最近見た2つのドラマというのは・・・わあ、共通点がある!

どちらも、吹雪ジュンさんが出演していらした!! 今、気づきました~~~~。

どちらもいいドラマでした。

それはまた改めて・・・。



2011-05-08

『恋人』観劇記    ~光と影のエレガンス~

恋人1

本日午後1時から、新宿・紀伊国屋ホールにて、中嶋朋子さん、岡本健一さん主演のお芝居、『恋人』を観てきました。

イギリスの劇作家、Harold Pinter の1962年の作品。Pinter は不条理劇の大家で、2005年にはノーベル文学賞を受賞しています。(2008年にお亡くなりになっています。)。

『恋人』(原題 ”The Lover”)の主人公は1組の夫婦。岡本さん演じる気の優しいサラリーマンの夫、リチャードと中嶋さん演じる美しい妻、サラ。結婚して10年。一見穏やかな関係に見える夫婦。しかし、サラにリチャードは尋ねる。「彼は?」と。そして、サラも尋ねる。「あなたの愛人は?」と。

あまり深くあらすじを書くと、これからご覧になる方のお楽しみを奪ってしまうので、これ位に・・・。

けれど、Pinterの作品、正直なところ、観終わってこのお話をすっきりはっきりお分かりになることはあまりないのではないでしょうか。分かりにくいと言えば、分かりにくい。けれど、あえてそれがPinterの作品の面白いところだとも思えたのですが、どうでしょうか。

ストーリーを追うというよりは、役者さんの力量をものすごーーーく楽しめる作品だと感じます♪ もう、この一幕劇にすっかり魅了されてしまいました☆

岡本さんも、中嶋さんも非常に繊細に緻密に役を組み立てて舞台に立っていらっしゃいました。すごい! すごい! 

ここのところ観た作品が(・・・と言っても、この数か月あまり劇場に足を運んでいませんでしたが;;)、お金をかけて登場人物も多い、イベント型作品が多かった(「テンペスト」など・・・)気がするのですが、今回、つくづく私の好きなのは、役者さんの技量でほとんどよしあしが決まる、こうした作品なんだなあと思い知りました。大がかりな仕掛けのたくさん出てくる作品は・・・もちろん楽しいですし、嫌いではありません。けれどやっぱり、私は純粋に「演技」や「役者さんの魅力」に魅了されたいんだなあと、改めて認識しました。

岡本さんが特に見事だったのは、瞬間に変わる静と動の演技。演技が上手な方だとは認識していたのですが、本当にぞくぞくしました。体も引き締まっておきれいで~~~~。岡本さんて、41歳。息子さんも先日、最後の金八先生で主演されていたそうですよね。そんな大きいお子さんがいらっしゃるのが不思議なほどの美しさ。岡本さんの『蜘蛛女のキス』見逃したのが本当に悔やまれます。(ずいぶん前の話ですが。)岡本さんの、どこか物悲しい雰囲気が昔からたまらなく好きでした。(何年か前、NHKでやっていた、単発ものドラマの役も哀しい美しい役でした・・・。宮沢りえさんと共演の・・・。タイトル・・・忘れましたが・・・。途中から見たので、あらすじはよくわからなかったものの、宮沢りえさんの儚い美しさと岡本さんの哀しい美しさが今も忘れられませんっ!!!)
今日も、そんな岡本さんの美しさ、しっかり堪能させていただきました。

そして中嶋朋子さんも、こんなにしっとり大人の魅力あふれる女優さんだったとは。どうしても『北の国から』の蛍ちゃんのイメージがあるもので、ごめんなさい! ものすごい演技力をお持ちなのは周知の事実。けれど、こんなにも色香のある美しく妖艶な雰囲気も醸し出せる女優さんだったとは。痩せていらしても、セクシー。最近、コメンテーターとして、メガネをかけて朝の番組に出演していらっしゃる姿の印象が強かったので、本当に驚きました。テレビでも、こういう役をやってらっしゃるのを観たい・・・。う・・・ん、でも、ひょっとしたら、中嶋さんは舞台向きの役者さんかも・・・。舞台の上の中嶋さんのほうが、テレビドラマで見るよりもずっとずっとナチュラルだったような・・・。テレビでは、顔がアップになったりするけれど、舞台では観る時は、役者さんの全身を観ています。(双眼鏡で顔をアップで観ることも多々ありますが;;) 中嶋さんは体の動きも見逃せない役者さん。テレビだと、その良さが出てこない気が・・・。全身からにじみ出る役柄、キャラクターの香りのようなもの・・・テレビでは伝わりにくい気がします。

ただ、手放しでこの作品を絶賛しているわけではありません。岡本さんが演出もされたのですが(いえ、演出が先にありきで、出演もされたと言ったほうがよいでしょう、きっと。)、前半、登場人物のセリフとセリフの間に入る効果音は必要なかったように思いました。登場人物の相手を疑う心理状態を音で表現・・・という意図だったのでしょうか。コメディー的要素としてあえて挿入されたのかもしれませんが、その音が入るたび、何となくちょっと演技が間延びしてしまうような印象を受けてしまいました。

しかし、開演までの時間の舞台の使い方も非常によかったです。私は、観客が着席して開演を待つ間も、観客の期待感を盛り上げようと配慮してくれる演出に出会うととっても嬉しくなります。今日もとっても素敵な仕掛けでわくわくしました。暗い舞台に男性が静かに右から左、左から右・・・と往復している。気が付くと、ひとり増え、またひとり増え・・・。素敵な演出でした!

舞台美術、衣装もシンプルでエレガント。漆黒の舞台にうきあがる白、あるいはクリーム色のの衣装。闇色の舞台に浮かび上がる、淡い光のような衣装と人。岡本さんと中嶋さんのミステリアスな美しさにまさにぴったり。

本当に、ひさびさに、感想を早く書きたいと思わされた作品でした!

残念なのは、日本の作品は公演期間がとっても短いことが多いのですが、この作品もご多分に漏れず。
昨日、5月7日夜が初演で、10日夜が楽日。全部で7回だけの公演。もったいなさすぎです。もう一度観たいと思いましたが、平日では無理・・・。せめて週末を2回・・・。セリフを覚えたり練習したり・・・。短い作品(約75分)ですし、セリフ覚えもきっとよいお二人ですから、多分それほどの負担はない・・・いやあ、やっぱり、大変ですよねえ! 

できるだけ多くの方に観ていただきたい作品です! と思って、いそいで書いています。

それに・・・終わって、劇場を出ようとしたら、衣装のままの岡本さんが立っていらっしゃってびっくり・・・。ロビーに。しかも、ひっそりというか。お近くで見てもとっても素敵。いやあ、もっときれいな格好で来ていたら、もっと近づいて「素敵でした!」とお声かけたかったものを! ステージドア前で待つなどという習慣は、帰国以来一切なくなっていたので、油断とでもいいましょうか・・・。いやあ、こういうところも嬉しいですね。岡本さん、ご自分が演出された作品なのでお客さんの反応も気になっていられたのでしょう!

岡本さん、演出も素敵でしたよ! これからも頑張ってくださいね!

大震災以来、ちょっと感情コントロールができなくなったといいますか、変なところで感情が刺激されたり、妙なところで感覚が麻痺したり・・・いけないなあと思っていたのですが、今日のお芝居を観て、「私、やっぱりお芝居好きじゃん!!!」と、しっかり自分を取り戻せた気がします。ありがとう、『恋人』!

koibito1.jpg

追記:演出について書き忘れたことがありました;; 岡本さんや中嶋さんが舞台袖に消えたあと、次に登場する場所が、え、これって瞬間移動?と思わず錯覚するような、意外な場所という、手品のような演出も面白かったです♪
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