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2011-03-30

日常が好き♪

ここ数日、電話をいくつかもらいました。

ずばり、内容は「疎開しないのか?」。

「実家にもどらないの?」

「海外に逃げたりしないの?」

実際に東京を離れる人が周りにいらっしゃるので、自分たちはどうしたらよいのかと迷われている様子。

東京在住でお子さんがいらっしゃる方たち。

不安ですよね。

毎日毎日原発の状況はシリアスから抜けきることができぬ模様。

しかし、そういえば、うちの子ザル軍団たち、パスポート期限切れてますし・・・

実家も東京より西にはありますが、近くに原発ありますし。(現在停止中らしいですが。)

狭い日本ですから・・・

それに、子ザルたちも来週から新学期。ここを離れるのは難しいです。

原発現場で命がけで作業続けてくださってる方に感謝するのみ。

私と家族にできることは、ただ淡々と今まで通りに暮らすことなのではないかな・・・という気がしています。(節電はしっかり協力!)

ところで、この前、うれしかったのは、ご近所のとあるおうちの前を通った時。

そこは、ある芸人さんのおうちなのですが、ふと見上げると、お天気のよい青空の下、ご本人がマットレスか何かをベランダに干されていらっしゃいました。

日常・・・。

ああ、日常だわ。

ふとそう感じました。

日常・・・。

ああ、落ち着いて暮らしてらっしゃるなあ・・・・。

なぜか、とても勇気づけられた瞬間でした。

私も、日常を大切にしたいなあと思ったのでした♪









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2011-03-28

残念! 行けずじまい  『シングルマザーズ』

3月12日午後2時から観る予定だったお芝居、『シングルマザーズ』。

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しかし、3月11日の地震の直後から16日まで公演はお休みになりました。

12日当日、主催の二兎社のスタッフの方からも公演がお休みになったとお電話いただき、観劇日時をかえるか、払い戻し・・・ということで案内いただきました。

できれば観たかったのですが、結局千秋楽27日まで都合のつくときがないまま・・・。

劇評もよかったし、沢口靖子さんや吉田栄作さんの生の演技も観たかったので、とても残念!! 席も結構前のほうでよかったのに・・・。仕方ないですね;;;

BROADWAYでも、以前(2007年)劇場の従業員組合のストで、”The Color Purple”観に劇場に行ったら、休演になっていて、がっかり・・・ということがありましたが、今回の休演はまさに、誰も予想しえなかった・・・。

またいつか、再演されることを願って・・・。(忘れずに払い戻し手続きをせねば。”The Color Purple”のときは自動的に、チケットサイトがクレジットカードに払い戻しをしてくれましたっけ。 )
2011-03-24

思うこと

3月11日。

この日を私たちは忘れることはないでしょう。

こんなにも簡単に日常が壊れるなんて。

こんなにももろく生き方が変わるだなんて。

先週、私は泣いていました。

子供たちを学校に送り、家にもどったとき。

テレビをつけると、福島の原発が次々に危機的状況だとの報道。

余震も続き、いつ、何がどうなるのか。

放射能?

そんな目に見えないものから、どうやって家族を守る?

どうやって、子どもたちの未来を守る?

ひとりでリビングにたたずみながら、たちまち私は恐怖に包まれて、知らず泣いていました。

3月11日。

あの日、リビングの壁が、ゆがみました。

あちらこちら壁紙がびりびりに裂け、一部は崩れて穴が開いていました。

その裂けた壁紙を見つめながら、怖くて泣いていました。

そんな私を救ってくれたのは、ひとりの知人です。

何年も前、一緒に仕事した仲間。

一緒に出張にも行き、仕事以外の話もしました。

大学で哲学を専攻していた彼に、「ねえ、死んだらどうなるの?」など、尋ねたり。

彼も「うーーーん。」と考え込んだり。

そしてあるとき、彼は旅に出ました。

世界を周ると。

そして彼は、帰ってきませんでした。

遠い地で、彼は事故にあい、もどってきませんでした。

彼には素敵なかわいい彼女がいて、結婚もするはずだったのに。

早すぎる彼の死は、私にも大きな大きな・・・衝撃であり、信じがたいことでした。

あれからもう何年も時はめぐりました。

けれど、不思議なのですが、ふとしたときに、彼のことを思い出すことがあります。

梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』の最後のように、ときどき、彼が向こうの世界からこの世界に住むわたしに、何か話しかけてくれているように。

「死んだら、人間はどうなるのか?」

という以前の私の問いかけに、今なら答えられるよ、とでも語りかけてくれるような。

・・・そして、先週、恐怖に満たされ、パニックに陥りかけていた私を彼が救ってくれたのでした。

原発事故・・・悪化するだけの状況にびくびくしながらも、また情報を得たくて、私はニュースをつけました。

そのとき、ちょうどひとりの専門家の方が、事故に関する解説を始めてくださいました。

私が驚いたのは、その方のお名前でした。

彼と同姓同名の方でした。

その方の解説はとてもわかりやすいものでした。聞いているうちに「チェルノブイリとは状況が違う」ことなどがわかり、またその穏やかで落ち着いた話し方に、自分の動揺していた気持ちが静かにおさまっていったのです。

そして、自分の家族のことだけを考えてパニックに陥りかけていた自分を冷静に見ることができるようになりました。

今、現場で必死で作業してくださっている方たち、またそのご家族、そしてまた、がんばって持ちこたえてくれている原子炉ちゃんたち。ありがとう。ありがとう。そういう気持ちが自然にあふれてきました。

不思議なのですが、本当にすうっと気持ちが変わっていったのです。

それが、私には、彼が、この同姓同名の専門家の方を通じて、私に落ち着けよ、と言ってくれた気がしたのです。

私の勝手な思い込みではあるのですが、なぜだかそう思えてならないのです。

ありがとう、○○さん! ありがとう、たくさんの方たち。

今日も、予断の許さない状況が続く原発の状況です。

けれど、私は落ち着いています。

大丈夫。

そう思えるから。

(しかし、築6年のこの家、これは心配です! 外壁のコンクリの土台にもひびが入ってるんですけど::
新築のお隣のおうちも、玄関のタイルが割れたり、壁紙が裂けたりしたらしいので、地盤の問題もあるのかもしれませんが・・・とほほ。大きな余震がきたら・・・これは怖い!)






























2011-03-19

『テンペスト』観劇記     ~壮大なスペクタクル・エンターテイメント~

「テンペスト観劇記」を書き終えよう、書き終えようと思っているうちに未曾有の大災害が起きて、ブログどころではなくなってしまいました。

けれど、最近ものすごく心が落ち着いています。

原発で必死で作業してくださっている方、そのご家族、そして被災にあわれた方々のことを思うと、感謝の気持ちでいっぱいになるのです。本当にありがとうございます。あなたがたのおかげで、勇気がわいてきます。

・・・というわけで、遅ればせながら、「テンペスト観劇記」フィニッシュ!(書き始めたのが、観終わってすぐでしたので、脳天気に書いておりますが、お許しを・・・。)

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テンペ ポスターsmmm

2月27日、12時開演の『テンペスト』、観てきました。

赤坂ACT劇場は初めてなので、どんな劇場なのかそれも楽しみでした。

テンペ 遠景sm

赤坂ACTシアター、とても美しい、大きな劇場でびっくりしました。

さてさて、この作品、昨年からあちこちの劇場に行く度ちらしをもらったり、駅構内のポスターなどでも見かけたり、存在は随分前から知っていました。大好きな山本耕司さんや生瀬勝久さんも出演だし、観に行きたい気持ちも強かった・・・。

が、最後の最後まで観に行くかどうか迷ったのは、TBS主催だったため。どうしてもテレビ局主催の作品は、豪華な役者をそろえ、仕掛けも衣装も凝って、お金をかけさえすれば立派な作品になる・・・という意識で製作されるものが多いようなイメージがあるからです。お金をかけた作品は一見豪華でも、中身の薄いことが多い・・・そんな勝手な主観を持っていましたから。もっとも、なかなか景気がよくならない昨今、舞台にお金を潤沢にかけることのできる体力のあるところはほとんどないでしょうけども・・・。

さて、肝心の作品について。

ざっとストーリーを記します。

主人公は、19世紀の琉球王国の娘、真鶴。美しく聡明な真鶴(仲間由紀恵さん)は、琉球王国の発展のために身も心もささげたいと願い、男の姿に扮し、宦官と偽って科試(国家試験)を受け見事合格する。名を孫寧温と語り、琉球王国のために、懸命に働く。だが、琉球王国は、清という大国と日本にはさまれ、苦しい立場にあり、財政も苦しかった。当時は江戸末期、日本も開国前夜で何かとおちつかぬ状況であった。琉球王国には薩摩藩から士族が送り込まれており、真鶴はそのうちのひとり、浅倉雅博(山本耕司さん)と運命的な出会いをする。が、孫寧温、男として生きる真鶴には、女として浅倉の愛を求めることはできない。しかも、真鶴、いや孫寧温を陥れようと、清国外交官の徐丁垓(西岡徳馬さん)や王国の大いなる巫女である聞得大君(きこえおおきみ・生瀬勝久さん)の陰謀が真鶴を襲うのであった・・・。

原作は池上永一さんの『テンペスト』(角川書店)。実は、舞台を観終わってから読んだのですが、この長い原作をあそこまでうまく舞台作品に作り上げた脚本家の羽原大介さんに脱帽いたしました。それだけ、無駄のない、しっかりした作品に仕上がっていました。舞台で3時間作品というのは、非常に長い。しかし、あの作品にはそれだけの時間が必要であり、途中、一度も飽きませんでした。眠くなりませんでした! 堤幸彦さんの演出もよかった。3時間が短く感じました。

もっとも、冒頭、真鶴の父親が死ぬシーンはあまりに唐突で、学芸会的で、う、このままの調子で進むのであれば、観るのがつらいかもとは思ったものの、その心配は杞憂となりました。

野際陽子さんのナレーション、舞台にかかる大スクリーンに映し出される巨大竜の姿、きらびやかな衣装、迫力ある音響、大がかりな舞台装置・・・テレビを見ているようでもあり、”WICKED”を観ているようでもあり、とにかく見事なまでのスペクタクル作品でした。

役者さんも期待に応えてくれる素晴らしい演技。仲間さんの舞台は初めて観ましたが、寧温を演じているときの低い声がとてもよかった。男役と女役を上手に演じきっていて、観ていて心地よかった。ちょうど「美しい隣人」(結局見ていました::初回見て、もう見ないといっていたくせに~~~。)で、仲間さんのテレビでの演技を見ていたので、舞台の上とはどこか違うかなと興味があったのですが、特に違いは感じませんでした。逆に、テレビの演技が舞台的なのかも。声の出し方とか。過酷な運命に必死に立ち向かう真鶴を見事に演じきった仲間さん、すごくよかったです。

そして、なんといっても秀逸だったのは、山本耕司さんの歌声です!!!!!
山本さん演じる薩摩藩士の浅倉が歌う、のびやかな歌と声。劇場内にろうろうと響き渡りました、何度も。
浅倉の豪胆で快活な気質を象徴し、その歌声にこの思い作品の中にも希望があるのではないかと思わせてくれました。さすが、山本さん! 「ヘドウィグ」でその歌声の実力は知っていましたが、お侍姿で日本の言葉での歌、よかったです。もちろん、浅倉の明るいだけでなく誠実でしかも上に厚い人柄は、山本さんだからこそ、あれほどさわやかにも印象を残せたのだと思います。最後の真鶴とのシーンもよかった。

それから、聞得大君(きこえおおきみ)の生瀬勝久さん、最高でしたね。旬な話題を2011年の預言として取り上げていて、相撲の八百長問題なども出てきて、劇場が笑に包まれました。生瀬勝久さん、やっぱり大好きです。テレビでも舞台でも、絶対目が離せません。

あと、出番が特に多かったわけではなかったのですがとても印象的だったのは、琉球王国19代王の尚泰王演じた伊阪達也さん。琉球王国最後の王となる運命の若き王。初めはアヘン中毒におかされうつろな表情でしたが、後に若いながらに自分の意見も持つしっかりした表情の王に。なぜだか、この人はのびるのではないか、そう思わされた役者さんでした。

西岡徳馬さんの徐丁垓は、はまりすぎで怖いくらい。さすがです::::

正直なところ、よい意味で期待が裏切られました。非常に見ごたえがありました。舞台作品としては素晴らしいものでした。

ただ・・・・観終わって、私の中にとても重い課題が残ったのも事実。

「琉球王国」・・・つまり、沖縄のことです。

沖縄の歴史が、やはり複雑で難しいものだと感じたのです。普天間基地問題など、沖縄は今も困難を抱えています。いえ、困難を引き受けてくれているように見えます。いや、それも違う。引き受けたくて引き受けているのではなく、仕方なくそうなっているという・・・。怒りや苦しみを抱きながら。

私は、この作品を観るまで、お恥ずかしいことに、浦賀にペリーが来る前に、琉球にペリーがやってきたことを知りませんでした。みなさんもご存じでしたか?

自分が無知なことが恥ずかしくなりました。戦時中のこと、普天間のことなどで、沖縄の方にはご苦労おかけしてしまっていると思っていましたが,まだまだ知らないことがたくさんあると思うと、何とも肩身の狭い思いに包まれました・・・。もっと知りたいとも。

そしてまた沖縄出身の仲間さんだからこそ、この作品もこれだけ奥の深いものになりえた。そういう気がしました。

さて、ひとりでも多くの人に観てもらえたらいいなあと思うこの「テンペスト(嵐、という意味)」。3月20日まで、大阪の新歌舞伎座で公演中です。

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■ キャスト
仲間由紀恵

山本耕史


福士誠治
安田顕  
伊阪達也 

野添義弘
大沢健
田鍋謙一郎
森山栄治
海老澤健次
兼崎健太郎
長渕文音

屋良 学
坂口涼太郎
安田桃太郎
縄田雄哉
南 誉士広
栗原功平
仲井真 徹
下塚恭平

吉岡麻由子
荻野恵里
浅井みどり
梅原美穂
三井捺々
横町七瀬
吉野有美
金子佳代
村上尚子
松村真知子
石井 咲
児玉 彩
大野清美

野際陽子(声の出演)

西岡馬

生瀬勝久


■ スタッフ
音楽:見岳 章
美術:BOKETA
照明:倉本泰史
音響:井上正弘
CG:N-DESIGN
衣裳:前田文子
ヘアメイク:宮内宏明
振付・ステージング:竹下宏太郎
殺陣:諸鍛冶裕太(JAE)
演出助手:坂本聖子
舞台監督:榎 太郎
宣伝美術:東 學
宣伝写真:渞 忠之

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お花もいっぱいロビーに飾られていました。これは、「美しい隣人」に共演中だった高知さん(ご夫妻)から・・・。

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2011-03-04

よってたかってひとりの若者の人生を奪う大人たち ~カンニング事件~

『テンペスト』の感想を書きたいのですが、ちょっとたてこんでおりまして、あと数日後に必ず・・・と思っております。

が、ここ数日のばかげた騒ぎに我慢がならず、これを書いています。

京大や私立大の不正入試の犯人探しから逮捕、そして取材のフィーバーぶり。

あのですね・・・カンニング、それはいけません。

でもね、思うに、毎年なんらかの形でカンニングして合格する受験生って存在するんじゃないでしょうか?

そういう人は幸運だったわけですよね。

ただ、今回はネットを使った一見大胆な行為に見え、複数の愉快犯による行為かと騒がれました。・・・しかし、実際に真実を突きとめ始めたら、ひとりの追いこまれた受験生があとさき考えず、やってしまった、稚拙な罪だったようだと判明し始め・・・。

この1カ月、身近に高校受験生と言うナーバスな生き物をそばで観察しておりました身としては、その受験生の切羽詰まった思いが哀れにも思えてなりません。いけないとわかっていたにも関わらず、2浪をして家族に心配をかけたくなくて、つい・・・。まあ、ついというには、何校でも罪を犯しているわけですけども。

こんな騒ぎにさせずに、大学のほうでなんとか対処できなかったものでしょうか? なんとなく、大人げない大学の対応、マスコミの対応だったように思えます。

もっともっと重大な事件が、起きているではありませんか、毎日。

この若者はもう故郷にも帰れない、家族も針のむしろ。もし、この若者が保護観察処分になったとしても、彼はどうやって生きていけばいいのでしょう?  もし彼が命をたったりしたら、それは社会の責任です。彼のしたことは悪いことです。けれど、ここまでさらしものにされねばならぬほどの大罪でしょうか?

大学というのは、学ぶ場所。学ぼうとする志を持つものを受け入れるところ。そして、そうした人に智恵を授ける賢い人がいるところのはず。ならば、もっと賢いやりかたはとれなかったものでしょうか? 京大たるものが、こんなことでうろたえて、すぐに警察に駆け込むとは! がっかりです。実家の家宅捜索まで警察が行ったとか・・・。そこまで、させたかったんですか。

マスコミもひどいですねえ。

ひとりの若者をよってたかって傷めつける、恥ずかしい私たち、おとな。

恥ずかしいです。







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に魂を奪われてから、すでに1年あまり。しかし、ごく最近、4年ぶりに東京にもどってきました! 久々の東京生活も実にスリリング♪

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