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2010-08-31

サポーターの重み   ~なぜ?~

結局、菅さん小沢さんの一騎打ちということになる民主党代表選。

ここでおかしいと思ったのは、代表選に投票できるサポーターの資格。

2000円の会費さえあればだれでもなれるという民主党サポーター。外国人の方もOK。

自民党などもサポーターを募っていますが、日本の国籍を有する人と、はっきり制限しての募集です。

民主党は今や日本の与党。つまり、民主党の代表が誰になるかは、直接日本の首相選びにもつながるわけです。

現状のサポーター制度であれば、外国の方が自分たちに都合のよい政治家を日本の首相にすえることも可能なわけです! (志が同じ外国の人が、民主党のサポーターになって、自分たちに好ましい候補者に皆で投票して、民主党代表にすればいいわけです。)

日本の首相を決めるのは日本人でなければおかしいですよね? いったいなぜ、こういうことがまかり通っているのでしょう???

不思議です。
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2010-08-31

夏休みを振り返り・・・   

とうとう8月も最終日。

始まる前は長く思われた夏休みも、気がつけばあっという間に終わり。

この夏休み、1番印象に残ったのは、長女に見た東京近郊の高校受験生事情、でしょうか。

我が家の大ザルが勉強しているかどうかはちょっと横に置かせていただくとして、大ザルの通う塾のお友達たちの様子を見聞きしていて、ただただため息が出てきました。

自分の成績に見合った県立高校を受験して終わりの高校受験しか経験のない私にとっては、東京近郊の高校受験生の勉強量と勉強内容は驚異的です。我が家の大ザルも朝10時くらいから塾の自習室に行って、本人いわく勉強していたそうです。で、夕方から授業。毎日、あまり家で大ザルを見ませんでしたが、、塾に出没していたのでした。

塾もすごいです。(あくまでも娘の行っている塾のお話です。)

成績で厳密なクラス分けがなされます。定期的に。更に、普通の授業以外にも、受験志望校別講座を受講する資格ゲットのための試験もあり、それに受かっても、成績ごとに細かくクラスが分かれています。子どもたちは、自分の成績がどこに位置するか、好むと好まざるにかかわらず、現実をつきつけられます。ひええええ。怖い! しかし、そういうのにもどんどん慣れていくようですね、こどもら自身。いいのか、悪いのかわかりませんが。

・・・でも。

そんなにすごく勉強して都立トップ校に入学できたとしても、地方の進学校のほうが、難関大学合格実績は上だったりします。それを考えると、高校受験でこんな大変な思いをする必要があるのかどうか、疑問に感じます。

しかし、現実問題、大学の入試問題に出てくるような英文や現代文、古文などを高校入試問題として課す高校が東京には多いので、勉強の絶対量が必要なわけです。よほどの天才でない限り、塾に行ってテクニックも教授してもらわねばならないわけです。

いい大学に行っても就職できるとは限らない時代だとわかっているのに、夢や希望のつかみかた、求め方を知らない子どもも親も、とりあえずは受験無事突破をめざすしかできないのでしょう。(娘や私のように。)

これでいいのか、ニッポン! 

トロイカだの、鳩の恩返しだの、アホなことばかりに力を注ぐのはやめて、日本の若者が、子どもが元気に生きていく意欲を持てる社会を作るのが、おとなの役目。政治家・官僚・・・そして私たちひとりひとりが、それを忘れたらいけないと思います。

がんばれ、ニッポン!
2010-08-30

新生 ”NEXT TO NORMAL”  ~そそられます♪~

7月19日に ”NEXT TO NORMAL ”の主要キャストが変わってから、1か月がたち、キャストが交代後のレビューが見られるようになりました。

Tony Award winning show continues to shine トニー賞受賞のこの作品は、なおも輝く といったNEW YORK DAILY NEWSなどのプレスのレビューや、そのほかBROADWAY情報サイトでも、評判がいいようです。

7月19日から主演のDiana役を演じているのは Marin Mazzie ("Kiss Me Kate," "Passion") 。この役で昨年のTONY賞ミュージカル主演女優賞を受賞した Alice Ripley から引き継いだわけですから、プレッシャーもあったでしょう。けれど、 Alice Ripleyよりも歌が素晴らしいとも評され、観る者の心に刻まれるような深い演技とも言われる Marin Mazzie の演技に興味津々です。 昨年観た Alice Ripley の演技は、全く素晴らしかったので、それ以上かも(?)と評する人がいるなんて、これは観ずにはおれません。(ああ。どうか来春まで続いてくれますように;;)

しかも、話題は、Dianaの夫 Danを演じるのが、 Marin Mazzie の実生活でも夫であるJason Danieley だということ! 夫婦で1週間に8度の舞台で、夫婦役を演じるというのは一体どんな感じでしょう? 1996年に Off Broadwayの舞台でも共演しているようですが・・・。Jason Danieleyの演技も、壊れかけた妻や家族の絆に苦悩する思いをよくあらわしているそう。J. Robert Spencer のどこかひょうひょうとしたDanも素敵でしたが、Jason DanieleyのDanも観てみたいです!

また、娘のNatalie役も、今回Jennifer Damiano から Meghann Fahy に変わりました。昨年観た時に、実はたまたまMeghann Fahy がNatalieの代役をしていたので、彼女の演技の見事だったのはこの目で確かめています。また、現在Gabeを演じる Kyle Dean Massey がちょうどAaron Tveitの長期不在中にGabeを演じていた期間だったので、この新生N2Nチームの3分の2のキャストは、既に私は知っている・・・。 Kyle Dean Massey もすごく好きなタイプの役者さんで、声もよく、目の演技も好きだった・・・。うーーん、でもオリジナルキャストのN2Nは結局観れなかったわけですが・・・。

オリジナルキャストが交代すると、人気が陰ることもあるわけですが、今のところ、客足も落ちていない模様。新生N2Nも、絶対観逃せないと思います!

最後に、NEW YORK DAILY NEWS の記事の一文をご紹介! うん、SPRING AWAKENING もまさにそうした作品だったと私は思います♪

Actors come, actors go. The brilliant star of this show is the show itself.

演じる者は交代していく。(しかし、誰が舞台に立とうと、)この作品の花形スターは、作品そのものなのだ。

役者さんが誰か、その力量はいかほどというのは、もちろん大切ですが、脚本や音楽、演出などがうまくまとまって作品自体のクオリティーが高くないと、面白い作品にはならない・・・と私も思います。

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Jason Danieley(左)と Marin Mazzie
tn-500_n.jpg Kyle Dean Massey(上)と Jason Danieley

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Kyle Dean Massey(左)と Meghann Fahy (昨年観た、まさにこのふたりのこのシーン、覚えています。)
2010-08-29

りんごちゃん   ~そっか、正体はこれか!~

ここ数日、眼球痛と頭痛がひどく、いったいどうしたのか・・・と不思議に思っていました。長女も目を動かすと痛いとか頭痛がすると言って、熱を出したりもしていて、ふたりで夏風邪かな・・と思っていたらば・・・。

チビが、昨夜からほっぺがなんだかぷっくらしているなあ・・・と思っていたのですが、今朝起きたらそのほっぺがほんのり赤い!

いわゆる、りんご病?

上の子たちは全くかかったことがなかったので、名前は聞いたことがあったものの実際には全く見知らぬ病。

しかし、ほっぺが赤いだけで熱はなく、食欲も普通にある。病院に連れて行こうかと思ったものの、ちょっと用事があったもので様子見することに。

ネットで調べると、りんご病はほっぺが赤くなったときは既に原因となるウイルスは沈静化しており、人にうつすことはないとのこと。むしろ、ほっぺが赤くなる1週間から10日前が感染力が最大だそう・・・。幸いに夏休み中で、学校のお友達にうつすことはなかったわけです。しかし、家庭内でうつしまくったにちがいありません!

更にネットで調べると大人にも感染することがあるらしく、その場合、ほっぺが赤くはならないが、熱が出たり、頭痛がしたり、関節が痛くなったり、筋肉が痛くなったり、子どもがかかるより症状が重いそうです。

・・・つまり、私、うつったわけ? 上の娘もうつったわけ(子どもと言っても、中学生で私よりもう身長も高いし)? この頭痛やら眼球痛はつまり、りんごちゃんでしょうか( ̄x ̄ i)タラタラ-? (大人はほっぺが赤くならないというのは有難いです。)

そして・・・さきほど、息子の目が二重になっている! 息子の健康バロメーターは目なのです。普段一重が、熱が出ると二重になるのです! 体温測らせたら39度近くも。ほっぺは赤くはないですが、なんとなく顔全体が腫れぼったい。

熱が高いので、息子は夜間救急に連れていったのですが、「夏風邪でしょう。」とのこと。しかし、りんご病は熱がでるときは、熱がおさまってからほっぺが赤くなるそうなので、このあと、彼もりんごちゃんになるかもしれません。

名前はかわいい病気ですが、油断は禁物ですね::::。この頭痛、かなりしんどいです。皆さんもお気をつけくださいね。





2010-08-29

ハトの恩返し   ~dove or pigeon?~

鶴の恩返しならぬ「鳩の恩返し」を、ご存じでしょうか?

巷で話題の「鳩の恩返し」、そう、鳩山さんが「小沢さんに恩を返したいから、小沢さんを支持する。」とおっしゃったことにかけて、今ネットではちょっとした流行語になっているとかなんとか。

恩返し・・・。お世話になった方にお礼をする、恩を返す。人として正しいことです。立派です。が、『小沢さんに恩を返すなら、別の方法でもいいのでは? お歳暮送ったりなんてどう?』とか『恩を返す場を間違っている。国民のことを考えもしないで、個人的な恩義を政治に持ち込むな。』など、手厳しい意見が続々・・・。

さて、鳩を英語で言うとなんて言うかご存じでしょうか。

そうです、pigeon 。日本ではこの pigeon(ピジョン)というほうが一般的ですよね。しかし、別の言い方もあります。 dove (ダヴ)。 この二つの呼び名の違いは一体なんでしょうか。

アメリカでは、dove といえば、白く美しいちょっと小さな鳩のことをいいます。平和のシンボルで出てくる鳩は、doveです。pigeonではありません。the dove of peace 平和のハト です。 

pigeonというと、doveよりも大きい、いわゆる公園でよく見る鳩のこと。

アメリカでは doveとpigeon ではそのイメージに大きな隔たりがあるそうです。dove は有名なソープやシャンプーなどのブランド名にもなっていますよね。

辞書でも2つを見てみると・・・

dove  発音記号/dˈʌv/

【名】1 【鳥】 ハト 《★【比較】 pigeon と同義であるが,特に小さい野生の種類をさすことが多い; 【解説】 オリーブの小枝 (olive branch)とともに平和の象徴とされる; これは,大洪水の後でノア (Noah) が箱舟から放ったハトがオリーブの若葉をくわえて戻り,平和の吉報をもたらしたことによる(聖書「創世記」から); またキリスト教では聖霊 (Holy Ghost) を象徴する(聖書「ルカ伝」などから)》.
用例
the dove of peace 平和のハト.
2a 純潔な[無邪気な,優しい] 人.
b [愛称の呼び掛けにも用いて] かわいい人.
用例
my dove かわいい人よ.
3 (紛争などで妥協的な態度をとる)ハト[穏健]派の人,和平論者 (⇔→hawk).


pigeon 発音記号/pídʒən/

名】
1a 【C】 【鳥】 ハト 《★【比較】 dove より大きく,野生バト,イエバトのどちらにもいう》.
b 【U】 ハトの肉.
2a 【C】 《俗》 若い女.
b 【C】 《俗》 だまされやすい人,のろま,まぬけ.
3 【射撃】 =→clay pigeon.
4 [one's 〜] 《英口語》 仕事,責任,関心事.
用例
It's not my pigeon. それは私の知ったことではない.
(研究社・新英和中辞典より)


さて、鳩山さんは アメリカ的に言えば pigeon か dove か。アメリカでは以前 loopy というふうにも言われましたが・・・。
(ご注意:日本には赤ちゃん用品などを扱うピジョンという会社があります。日本では、ピジョンという言葉は、むしろかわいい響きで優しいイメージがあると思います。あくまでも、アメリカでは・・・ということでご了承ください。)

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2010-08-28

夏休み宿題、正念場!  ~頑張ろう!~

河童のクゥと夏休み河童のクゥと夏休み
(2007/05)
木暮 正夫



ここ1週間ばかり、『河童のクゥと夏休み』『感想文』・・・で検索してこのブログに来てくださる方が多いです。
以前、NYにいたころ、友人が息子にと送ってくれた本のことを書いたことがあって、それで・・・。あのときも、息子も夏休みの宿題で『河童のクゥ』で感想文書いていました。

おそらく、『河童のクゥ』でこちらに来てくださる方も夏休みの宿題の読書感想文を仕上げるための参考に・・・とお子さん自身、あるいは保護者の方がネットで情報収集されているのでしょう。その姿がpcの向こうに浮かんできて、ほほえましく感じます。この週末が頑張りどころですものね! ・・・我が家にも、今まさに自由研究仕上げで模造紙と格闘している中ザル、野菜栽培、収穫、調理レポートに追われる大ザルがおります。小ザルは宿題は終わったと余裕ですが、公文の宿題終わっていないということでピンチ。みな、ピンチ、ピンチであります。

ところで、せっかく『河童のクゥ』『感想文』で来てくださった方には申し訳なかったです。参考になる内容は書いていなかったはずです・・・。ごめんなさいね。でも、読書感想文、がんばってくださいね! クゥが康一の前に初めて姿をあらわしたときの様子や状況の面白さやクゥが旅に出た理由について考えたことを書いたりしてもいいですね! ファイトー!
2010-08-27

印鑑    ~虎の目がいいんですけど~

現在、印鑑を注文しようといろいろ研究しています。

私個人の実印!

実印ともなれば、やはり一応それなりのお値段でそれなりの風格のあるものを・・・と思って探したところ、宝石印鑑なるものの存在にびっくり・・・。

象牙はなんとなく、いやでして。琥珀がいいかなと思ったら、更に宝石印鑑の文字が目に飛び込んできました。
(某ネット販売サイト)

ローズクォーツ、ムーンストーン、アメジスト、シトリン、クリスタル、ブルークリスタル、めのう、ヒスイ、ラピスラズリ・・・どれもきれいですし、それぞれ石の持つ意味などの解説もあり、読んでいるうちにどれもこれも素敵に見えてきました。

一番気になったのは虎の目・・・タイガーアイ! キャッツアイかと思ったら別物でした。しかも、横目と縦目があり、横目が更に希少物だとか。しかし、女性にはローズクォーツが1番人気だそう。けれど、ローズクォーツは愛情運アップ、恋愛運アップの力があると書いてあり、既に私には必要のないものだと思うと興味がわかず・・・。かわりに虎の穴、ならぬ虎の目に妙にひかれてしまう・・・。タイガーマスク大好きだったから?伊達直人さま・・・♪(古すぎ!)

タイガーアイの実印! やっぱり注文しようかな。開運が期待できるらしいですし~。

虎目石

【タイガーアイ】





2010-08-26

あほな!   ~日本つぶし?~

この国、日本を滅亡させたい方たちがいらっしゃるという噂は本当だったのでしょうか?

小沢さんが民主党代表選に出馬ああああああ???????

菅さんも経済対策もなんにもできないけれど、小沢さんなんてお金の問題もまだ白黒ついたわけではないでしょう。そんな人を担ぎ出す人がいる民主党っていったい?

世界の笑いもの、日本。

もし、小沢さんが首相になったりでもしたら、国会は紛糾して肝心な議論はなされず、日本は沈没。

怖いなあ。

国民が直接首相を選べる、そんな方法はないものですか?

日本、骨抜きですなあ。
2010-08-25

制服ありやなしや?   ~そんなに大事でしょうか~

我が家の大ザル、現在高校受験生。第一志望校で悩んでいます。

両校を本人は見学してきて、どちらも非常にいい楽しそうな学校だと話していました。

いわゆる偏差値は全く同じ。通学の便は公共の交通機関を使えばほぼ同じくらい。(自宅からの直線距離は1つの学校のほうが断然近いのですが、歩いていけるほどではないので、公共の交通機関を使うと意外に時間がかかります。)ただ違うのは制服と部活だそう。

ひとつの学校は入りたい部活がある。けれど、制服
もうひとつは入りたい部活がない。けれど、私服

親としましては制服があったほうがいいと思うのですが、現在通っている中学も制服がないので、「高校も私服のところに行けば、一生制服には縁のない人生かも!」と、変なところで面白がっています。だから一言。「でもね、はたらくときに制服着る場合だってあるでしょ。」「うーん、まあそうなんだけど・・・。」とへらへら大ザル。

制服・・・絶対あったほうが本人も楽だと思うのですが! いまだって、塾に行くときになんどか着替えてみたり、私のクローゼットを勝手に物色して私のものを着ていったり。高校に行ったらどうなるやら。「洋服買ってくれ」とうるさくなりそう。

そこで、考えました。制服一式を約3万円(安過ぎるでしょうか?)と考えて、もし私服の高校に行くなら、その制服一式分の金額を3年間の私服代として本人に入学時に渡す。これで3年間まかなうようにと。

我ながらいい考えだなあと思うのですが、かわいそうでしょうか?制服一式を3万円としたら1年間の洋服代1万円。これって少なすぎるでしょうか? でも、今も私服通学なので、十分高校生になっても着まわせるくらい私服はあるはず。それに、あえて厳しく言っておかないと、と思っています。

今の中学、私服通学といっても、始業式や終業式などでは正装がもとめられます。つまり、スーツが必要で、女の子ならばなんちゃって制服が必需品。このなんちゃって制服も結構いいお値段。しかも、なんちゃって制服はスカートの丈がひざ上のことが多い。けれど、高校の説明会や入試で面接があったら、ひざが隠れるような丈のスカートで行かねばならないとかなんとか・・・。これが制服があれば、何も悩む必要がないわけです。どこへ行くにも制服を着用すれば何の問題もないのですから! あーあ、本当に制服があるといいと思います。夏休み前に、学校訪問用にと地味目のなんちゃって制服買わされた身としましては・・・。

入りたい部活がある学校のほうがいいんではないかと思うのですが。ま、本人が決めることですけど;;




2010-08-25

秋は・・・  ~観劇予定~

8月もあともう少しで終わり。なんだかブルーです。夏の終わりって寂しいですね。まだまだ暑いのではありますが。

8月、行かなかったです、お芝居。観たいものがなかったのが大きな理由です。でも、前は少しでも興味があったら行ったのに。なぜだかパワーダウン。

けど、9月10月は観たいもの、いくつかあります。

チケット購入済みは次の3本。

『ビリーバー』 勝村政信さん、草刈民代さん、川平慈英さん、風間俊介さん 出演
『シダの群れ』 阿部サダヲさん、江口洋介さん、風間杜夫さん、伊藤蘭さん 他出演
『ガラスの華』 萩原聖人さん、田中圭さん、銀粉蝶さん、平岩紙さん 出演


特に楽しみなのは『シダの群れ』でしょうか。だって、この豪華出演陣! 

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生の江口洋介さん見られるのも嬉しい! 阿部さんの演技も楽しみだし。 風間杜夫さんも、『ゲゲゲの女房』の面白いお父さん役(これはこれで好きです♪)とはちがった渋くてこわ~い役なのでしょうか。

『ビリーバー』は川平慈英さん観たさでチケット買ったのですが、草刈民代さんの演技力にも興味ありますし、楽しみ。

『ガラスの華』はもうなんといっても、萩原聖人さんが観たいが故。たぶんまた哀しみや業を背負った役なのではないでしょうか。

ほかに、観ようかどうしようか迷っているのは、小林聡美さんの『ハーパー・リーガン』。迷っている理由は、ちらしに書いてあった簡単なあらすじの内容。中年女性が、夫や娘、母親、上司との関係で悩み、旅に出る・・・というお話らしいのです。面白そうですよね? 特に同じ年齢の同性としては。しかし、それだからこそ余計にそういうお話からは遠ざかっていたい気もするわけです。わざわざ足を運ぶのだから、現実を忘れて違う世界にしばし浸りたい・・・。たぶん、心のエネルギーが少々パワーダウンしているからですね、と自己分析。チケットはまだあるようなので、今しばらく考えてみます・・・。

『ビリーバー』世田谷パブリックシアター 9月3日から12日まで
『シダの群れ』Bunkamuraシアターコクーン 9月5日から29日まで
『ガラスの華』世田谷パブリックシアター 9月26日から10月10日まで
『ハーパー・リーガン』パルコ劇場  9月4日から26日まで
2010-08-24

公にしてよい言葉かどうか。    ~なぜ?~

ある漫画家さんがTwitterに書き込んだ言葉がちょっと問題になっているようです。

ネットである漫画の単行本全巻が勝手にアップロードされていたことに対しての発言だったそうです。違法コピーに対して漫画家さんとして納得いかないのは当然です。しかし、その違法コピーをした人に対し『はやく膵臓癌(すいぞうがん)とかになりますように』と公の場で発言されたのは、どうしてなのでしょうか。自分の配慮にかけた言葉で傷つく人がいるということが想像できなかったわけでしょうか? 漫画という想像力・創造性が必要な職を生業としているにしてはあまりにお粗末ではないでしょうか? ご自分の作品のファンの中にも、癌で闘病されている方もいるかもしれないではないですか!

不思議です。

政治家にも?な発言されるかたも非常に多いですが、どうして、まず自分の言葉で傷つくひとがいないかどうか、一呼吸おいて考えることができないのでしょう?

残念です。

2010-08-22

こういう本も読ませたい・・・ ~ 忘れていた勤勉さ~

夏草冬涛 (上) (新潮文庫)夏草冬涛 (上) (新潮文庫)
(1989/05)
井上 靖



井上靖さんの「しろばんば」は、読んだことがありました。しかし、それも30年以上前のこと!!!「しろばんば」が何を意味するかさえ、忘れてしまっていました。みなさん、覚えていらっしゃいますか? お恥ずかしいことに、私は「しろばんば」は、主人公洪作と一緒に暮らしていた”おぬいばあさん”のことかと思いこんでいました、漠然と。

えー、今日、「しろばんば」の続編にあたる「夏草冬濤」を読みました。これは今まで読んだことがなかったのですが、ここ数日、我が家のリビングに置いてある図書館本バスケット(図書館で借りた本を入れておくカゴ)に、普段見慣れない、真面目ないでたち本が置いてあり、?。いつもは、「僕駐」シリーズとか、「マガーク探偵団」とか「うちの3姉妹」とか、青い鳥文庫シリーズが幅をきかせているのに。息子に尋ねると「我輩が借りてきた。」と。(「僕」とか「オレ」というのが自分のキャラには合っていないと言って、「我輩」と自分を呼ぶ変な中ザル。)他にもそれこそ「しろばんば」や「風の又三郎」なども借りており、軽い本だけでなく、こういう内容の本も読んでほしかった親としては頼もしい限り。でも、本当に読んでいるのか、ちょっと怪しいような。けれど、そういえば、「夏草・・」は読んだことがないと気が付き、じゃあ読んでみようと思い立ったわけです。

忘れていました、この時代の少年たちの暮らしのことを。みな、たくましく生きていたものです。5キロを往復する通学。教師の威厳。勉学してよい成績をとり、苦労つづきの母親の労と愛に報いようとする少年のひたむきさや小学校だけしか行けなかった子たちの、中学に行った級友たちに抱く複雑な思い。ああ、昔(今から90年ほど前!)の子どもたちは、生きるためにもっともっと真剣だったのでした。

「しろばんば」は、幼い洪作が実の両親と離れ、血のつながりのないおぬいばあさんと土蔵で暮らす小学校時代の物語ですが、「夏草・・」は、洪作の中学生時代のお話です。中学に1番の成績で入った洪作でしたが、偶然近づきになったひとくせもふたくせもある上級生たちに慣れ親しんでいくうちに、次第に成績も落ちていき、とうとう世話になっていた叔母の家も出るように言われるのでした・・・。

今読んでも、やはり面白い。たんたんと洪作の行動や心情が描かれていくだけの、実にシンプルな書き方ですが、面白い。文章をたどっていくうちに、いつのまにかタイムスリップをして、自分も昔の三島や沼津の町を歩いているような心持になってきます。若いうちに是非、こうした本物の小説を読みこなしてもらいたいと切に感じました。もはや、物にあふれ、ハングリー精神もない現代の子どもたちが、20世紀前半の子どもたちがいかに生きていたか、暮らしていたかを知るには、こうした書籍しかないかもしれません。今よりも物がないけれど、遊びを創りだし、勉強できるのが特権だった時代。今も、格差社会とはいわれるけれど、もっと明らかに経済格差のあった時代。なまぬるい時代にどっぷりつかった私も子どもたちも、この時代の人から見たら「しゃんとしなさい!」と喝を入れられること間違いなしです。

そして今度は「しろばんば」を読み始めました。で「しろばんば」ですが、「夕方とぶ、小さな白い虫の呼び名のこと。もともとは『白い老婆』という意味。」。この作品も、たちまち夢中にさせてくれます・・・。
2010-08-20

絶賛 新しい”A Little Night Music”   ~キャスト交代も悪くない~

久しぶりのBROADWAYの話題です・・・

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Elaine Stritch(左)と Bernadette Peters (右)“A Little Night Music”の一場面より。

うれしい記事を読みました。8月19日の New York Times の Theater コラム。

Theater Talkback: The Replacements’ Greatest Hits
By CHARLES ISHERWOOD


Strange but true: the best new show in town this summer isn’t a new show at all, technically. I’m speaking of the revival of “A Little Night Music,”  (中略)  the celebrated Broadway veterans Bernadette Peters and Elaine Stritch have taken over the key roles of Desirée Armfeldt and her caustic mum.

I still have some qualms about the overall tone of Trevor Nunn’s production, but Ms. Peters’s heart-stopping rendition of “Send in the Clowns” and the astringent comedy of Ms. Stritch make the show a top priority for any serious theatergoer.

This isn’t the first time, in my experience, that I’ve enjoyed a replacement cast as much as or more than an original one. (中略)

Although it may be disappointing for those who live outside New York to see replacement casting, the truth is there is such a wealth of musical theater talent in the city – and such a dearth of new material for them to perform – that you can see some pretty amazing performances fairly deep into the run of a long-running musical.

The first cast of the revival of “Chicago” was on the whole unsurpassed, I suppose – although Ann Reinking was out the night I saw it so I can’t really lay down the law here – but I saw some pretty fabulous performances from others over the years (中略)

And now, readers, if you have strong opinions on the best recasting in your Broadway experience, let fly and let the replacements reap the praise that is their due but too often goes unpaid.

Theater Talkback(シアタートーク): 交代キャストによる素晴らしいヒット作品

奇妙に聞こえるけれども、本当の話:この夏のBROADWAYの新作でもっとも素晴らしい作品は、新しい作品では決してない。“A Little Night Music” のことだ。(中略) BROADWAYのベテラン女優、 Bernadette Peters と Elaine Stritch が、重要な鍵となる役、Desirée Armfeldt とその辛辣な母親役をひきついだのだ。

Trevor Nunn制作のこの作品全体の雰囲気や調子については、やはりいくらか不安はある。しかし、Ms. Peters の、胸躍る非常に素晴らしい “Send in the Clowns”の歌、表現力、 Ms. Stritch の痛烈なコメディーの演技によって、この作品は熱心な観客が観るべき作品・ナンバーワンに輝いている。

だが、新しいキャストがオリジナルキャストと同じくらい、いや時にはそれ以上に楽しませてくれたのは今回が初めてではない。(中略)

わざわざ遠くからBROADWAYに足を運ぶ人にしてみれば、オリジナルキャストのかわりに新しいキャストの舞台しか見られないというのは残念なことに違いない。しかし、この街には、実に多くの素晴らしい才能を持った俳優が存在する。しかし、かれらが活躍できる新しい作品は不足している。だからこそ、ロングランを続ける作品においてキャストに変更があったとき、思いもかけない見事な演技を見ることができるのだ。

現在上演中の リバイバル版 ”Chicago”のオリジナルキャストは最高のメンバーだったはずだ。私が観た時、 Ann Reinking (リバイバル版"Chicago"のオリジナルキャストのひとり。)がたまたま出演していなかったので、勝手に言い切ることはできないかもしれないが。その後オリジナルキャストが交代し次々キャストが変わっていった何年もの間、いくつかの素晴らしい演技に出会った。(中略)

さあ、読者のみなさん、あなたがご覧になった舞台の中でキャスト交代にもっとも成功したのはどの作品か、はっきりとしたご自分の意見をお持ちならば、この作品をご覧になってご判断ください。そして、交代キャストを賞賛してください。賞賛に値すべき演技をしながら、たいていの場合十分に見合う栄誉を受けられない彼らのために。


日本語訳は思い切り意訳しております;;ご了承ください。

”A Little Night Music”は、今年度トニー賞のミュージカル部門で Catherine Zeta-Jones が、主演女優賞を受賞した作品です。共演が Angela Lansbury と、豪華な出演者陣でも話題を呼び、人気を博しました。私も観たいとおもっていたのですが、オリジナルキャストの主演ふたりが代わってしまい、残念と思っていました。けれど、この記事を読んで、新生”A Little Night Music”も、かなり見ごたえのあるものになっているらしく、わくわくしてきました。(といっても、行けるのは来春ですから、それまで続いているか?)

大好きな”Spring Awakening”も、オリジナルキャスト版は2回しか行っていません。残り25回はつまり、新生版。もちろんオリジナルキャストがよかったから、彼らが去るときは非常に悲しかったし、寂しいし、残念でした。(そもそも、初めて観たのが2008年3月。5月には主演のふたりが去ってしまった・・・。)けれど、オリジナルキャストが偉大であったからこそ、次を担うキャストがどんな演技をみせてくれるのか、しっかり見届けなければと思ったのでした。作品自体が大好きになっていたこともあり、新キャストを見る目は私も厳しかったと思います。けれど、KyleにしてもHunterにしても、それぞれとてもよかった。他の役も・・・。新キャストや代役のメンバーの演技を観ることで、同じ作品でも演じる人によってこんなにせりふの解釈や動き、間合いが違うのかとすごく勉強にもなりました。結果的には、幕が閉じるまで通い続けることになったのでした。

けれど、オリジナルキャストが偉大すぎたSA、新キャストはものすごいプレッシャーだったと思います。けれど、新聞評も新キャストには好意的でした。・・・が、リーマンショックもあり、2009年1月には閉幕となったわけです。が、もしあのままSAが興行を続けていたら、おそらくまたキャストは交代していたことでしょう! どんな若い才能ある役者さんががMELCHIORやWENDRA、MORITZたちを演じていたことでしょう? きっと、あの新キャストは声が出ていないとか、いろいろ小うるさくチェックしたことでしょう、この私! でも、新しいSAにまた夢中になっていたかも。

支離滅裂な記事になってしまいました;;すみません。何が言いたかったかというと、キャスト交代も悪くないという持論が、この”A Little Night Music”の記事でも展開されていたので、嬉しかったのです~~~。
2010-08-16

幻の寿命   ~是正されるはず?~

最近、高齢の方が実際にはお亡くなりになっていたり、行方がわからなくなっていたりという事例が次々明らかになっています。日本の平均寿命の長さは世界でも有数なわけですが、こうした事例が明るみに出てくると、本当にそのデータを信じていいのかどうか疑問がわいてきます。現在公表されている平均寿命は幻の寿命? 実際はもっと短いのではないでしょうか。

それにしても、なぜ高齢者が行方不明になっても届け出たりしないのでしょうか。ひとりぐらしの高齢者の方が行方不明になっても、誰もきづかないということはあるかもしれません。でも、だれかと同居していたりする場合は、同居人の人が警察などの届け出る義務があるのでは? 届けない場合は年金目当てなどと思われても仕方がないような。

あれは少し前の、暑い午後のこと。ちびふたりと夫と私の4人で車ででかけたときのことです。ある交差点を赤信号で停止していたとき、おちびが前を見て「あ、疲れたおばあさんがいる。」と言いました。そちらを見ると前方の歩道に、小柄で腰の曲がったおばあさんがゆっくりと歩いている姿が見えました。その腰がまがった様子がおちびには疲れているというふうに見えたのでしょう。しかし、実際にとても暑い日だったので、本当に疲れたご様子。気になりながらも、信号が青に変わったので進みました。と、そのおばあさんが、私たちに向かって片手をあげました。その額から大粒の汗がぼとっと地面に落ちるのも見えました。しかし、後続の車もあり、路駐ができる場所でもなく、後ろ髪をひかれる思いで通過。しかし、夫も私も気にかかったので、すぐに引き返しました。

しかし、信号のそばにはもうおばあさんの姿はありませんでした。「よかった、きっともうおうちに帰られたんだね。」と夫に話しかけたら、「いや、あそこにおばあちゃんいるよ!」と。見ると、さっきとは反対の歩道でさっき見たときよりも、ふらついた足取りでおばあさんが歩いています。

今度は近くにあったコンビニに車を停め(すみません、セ○ンイレ○ンさん!)、私が車をおりておばあさんを追いかけました。すると、おばあさんが自転車をひいた中学生くらいの男の子と話をしています。おばあさんは顔中、汗をしたたらせてしんどそう。男の子に「おばあさん、どうかされたの?」と尋ねると「道に迷われたそうなんです。ぼく送っていきますから、大丈夫です。」と言ってくれるではありませんか! 非常に気持ちのよい立派な男の子の様子に心の中でものすごく感激しました。それで、一瞬せっかくだから男の子に任せたほうがよいのだろうかとも思いましたが、おばあさんの様子からこれ以上歩くのは無理だと判断。

「ありがとう。でも、車で送ってあげられるから、私がかわりにお連れしようか。」そう言っておばあさんに「車で来ているので、車でおうちまでお送りしますけど、どうですか?」と尋ねました。すると、「いいんですか。おいそがしいんでしょう。」「大丈夫ですよ。」「じゃあ、そうしていただこうかしら。」とのこと。なので、男の子に「じゃあ、車でお連れするから、大丈夫よ。ありがとう。」と言うと、「はい。では、よろしくお願いいたします。お任せします。」と。本当になんていい子でしょう!と、うるうるしながら、男の子と別れ、わたしはおばあさんを支えながらゆっくり、コンビニまで歩きはじめました。と、向こうからタクシーがきます。するとおばあさんがそれに気づいて、「あれで帰ろうかしら。」とおっしゃるので「タクシーとめますか?」と聞いたらうなずかれました。

空車の案内が見えたので、手をあげながら「で、どこに行かれるんですか?」と尋ねたら「○○○の××橋まで。」と、日本海側のとある地方都市の名前をあげられるではありませんか。」「え、○○○県の○○○市ですか?」「そうよ。」ここで私ははじめて何かがおかしいと感じました。(遅い!) タクシーでここ(都内)から○○○市まで行ったら、いったいいくらかかるのでしょう? 全く見当がつきませんでしたが、気軽に払える金額ではないのは確か。とまってくれたタクシーの運転手さんに、「すみませんが、行ってください。」と伝え、やはりおばあさんにはその先のコンビニの我が家の車に乗ってもらうことに。

おちびたちの座っている後部座席に座ってもらったのですが、「ごめんなさいね。おいそがしいんでしょう。ごめんなさいね。」と何度もすまなさそうにおっしゃる。大粒の汗が幾筋も顔を流れているのにも気がつかれないで。気のきいたハンカチを持って歩かない私は、ティッシュを差し出すのみ。でもそれでも「ありがとうね。」と。そして、もう一度、どこに行かれたいのかと尋ねると、やはり答えはさっきと同じ。「昨日はどちらにお泊りだったんですか。」尋ねると「知り合いのところなの。」「では、そこにいったん行かれますか?」と聞くと「いえ、もう迷惑かけられないので。」とおっしゃる。そして「この道をまっすぐ行けば、○○○市の×××橋に行くのよ。」。しかし、その道をまっすぐ行っても、○○○市には行きません。×××橋もありません。失礼かとも思いながら、夫とそっと相談し近くの警察署に案内することにしました。「これから警察に行って、道を教えてもらいましょうね。」と言うと、「そうですね。いいですか。悪いですね。」と。道すがら、何度かビルを指しながら、「あそこの上に住んでいるのよ。」とおっしゃる。でも、その建物は地域センターだったりで、住居にはなっていないのです。けれど、「あなたたちはどこにお出かけですか。」とおっしゃるので私たちの目的地を告げると「あら、わたしも△△に住んでいるのよ。」と近所の地名をおっしゃる。なので、このご近所に暮らしていらっしゃるのは間違いないのでしょう。けれど、私や夫にはもうそれ以上、警察にお連れしてお願いするよりほかにどうしたらよいのかわかりませんでした。

警察に着き、私がおばあさんを支えて受付に行くと、警察官の方が「どうされました?」とすぐ近づいてきてくださいました。すると、警察の方におばあさんは「わたし、この上に住んでいるのよ。」と声をかけられました。私は簡単に事情を説明し、途中から様子をみにきた夫と自分たちの名前と連絡先を伝えて立ち去りました。振り返ると、ソファーにすわったおばあさんにやさしくふたりの警察官がいろいろ尋ねていらっしゃる様子。そして、これでよかったんだろうな・・・と自分を納得させながら、ちびたちの待つ車に乗り込んだわけです。

そのあと、わたしたちは目的地のプールに行きました。そこでは、幼児用プールで、さっきのおばあさんと同じくらいの年齢の女性が元気はつらつにお孫さんに水泳を教えていらっしゃいました・・・。とても対称的な同年代のおふたりの姿に心が揺れました。

おそらく、おばあさんはいわゆる徘徊だったのではないでしょうか。身なりもきちっとされていましたし、言葉遣いも丁寧できれいな方でした。きっと、いつも誰かがそばにいて身の回りのことをしてくださっているのでしょう。うーーん、しかし専門家ではないのではっきりしたことは言えません。道に迷われて暑い中歩かれているうちに、意識が混濁されたのかもしれませんし。

ああ、それにしても、うかつだったのは、おばあさんに水分補給してもらわなかったこと。コンビニで駐車していたわけだから、ポカリスェットでも飲んでもらえばよかった。警察で、何か飲ませてもらっていたらよいけれど・・・あとで後悔しました。

それから、本当にじーんとしたのはあの男の子。タクシーをとめたときも、いったんもどってきてくれたんです。こんな親切な若者にうちの娘・息子もなってほしいもです。

しかし・・・あとで帰宅して、高校受験勉強まっただなかのはずなのに宿題の『明るい選挙』ポスター制作にはまっている長女にも、おばあさんのことを話し、「お母さんも、年をとったら道でだれかに◎◎市の▼▼まで行きたいんですって行って、迷子になるかもしれないね。」と、故郷の実家の地名をあげたら渋い顔をされました。「そのときは、よろしく。」と自分でもなにをよろしく頼んだのか分からないまま、違う話題に入ったのですが、まじめな話、これは誰にでもおこりうる話です。

お年寄りは大切にしたいなあと思います。子どももお年寄りもみな大切な存在だと思います。お年寄りは、わたしたちの社会を支えてきてくれたひとたち。ありがたい存在です。そして、いつか自分たちもうまくすれば(長生きできれば)なれる存在。何かあれっ?と感じたら、手をさしのべたいと思います。おせっかいですけど。でも、高齢の方は人には迷惑をかけたくないと思っていらっしゃる方も多いので、ぎりぎりまでSOSを出されないような気がします。だから、例えそうした方の近くを通り過ぎても、気がつかないままのこともあるようにも思います。このときも、車の中から最初にお見かけしたときは、ただ、暑くてお疲れのようだなくらいにしか思いませんでしたから。

・・・今回、私たちの対応はこれでよかったのかどうかはわかりません。思いついたのが、警察にお連れするということだったのですが、もっと手立てはあったかもしれません;;;;;。あれから、どうなったのでしょう。でも、警察からその後連絡がないので、無事にご自宅にお帰りになったことでしょう。もしどうしても、おばあさんの身元やご自宅などがわからなかったら、私たちにどこでおばあさんを最初に見かけたかなどの詳細をもっと尋ねるための連絡があったと思いますので。警察の方もありがとうございました♪



2010-08-15

真夏の雪だるま?   ~思わずパチリ~

『雪だるま、送ったから。』

母から電話があり、なんのことかと思ったら、この変形ミニトマトのことでした。並べて立てると、ひっそり寄り添うカップルのよう。とても、ロマンチック。食べてしまう前に、パチリ。

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母の家庭菜園、今年はトマトときゅうりが大豊作のよう。大量に送ってきてくれるのですが、野菜嫌いな子ザル軍団なもので、なかなか減りません。もったいない話です。

                
2010-08-12

美文の小説『マーチ家の父 』   ~訳も素晴らしい~

最近、映画や本の話ばかりで恐縮です・・・。今日も、ご紹介したい本があります。

『マーチ家の父 もうひとつの若草物語』ジェラルディン・ブルックス作 高山真由美訳 武田ランダムハウス出版

マーチ家の父 もうひとつの若草物語マーチ家の父 もうひとつの若草物語
(2010/05/20)
ジェラルディン ブルックス



原題は”March ”。これでは何のことかわからないので、上記の日本語タイトルになったのでしょう。

これは、2006年にピューリッツァー賞のフィクション部門を受賞した作品。(ピューリッツァー賞にフィクション部門があったんですね。知らなかったです。)

日本語訳版タイトルからわかるように、あの若草物語のマーチ家の四姉妹がいつも心配して、無事を祈っていた戦場で従軍牧師をしていた父親、ミスター・マーチの物語。

『1861年10月21日 妻への手紙の書き出しはこうだ。』から始まるこの作品には、南北戦争時代に生きるさまざまな立場の白人、奴隷である黒人たちの生き様や苦悩、苦しみが描かれています。

1861年から1865年まで続いた南北戦争は、北軍南軍あわせて約65万人の死者を出し、アメリカの歴史上最大の犠牲者を出した戦いであり、いまだに多くのアメリカ人の関心をひきつけるテーマとなっています。日本でも、戦国武将や、赤穂浪士などのお話がいまだにドラマや書籍になるのと同じ感覚でしょうか。

若草物語も、日本では児童文学の扱いですが、アメリカでは単に四姉妹が成長していく1年間の物語ではなく、南北戦争時代の人々の生活を描いた作品としても側評価されています。

さて、でもなにゆえ作者は、若草物語のマーチを主人公にすえた作品を書こうと思いついたのでしょうか? 作者のあとがきに次の一文があります。『オルコットの物語(若草物語)は、戦争の外側で過ごした一年が小さなご婦人たちの人格にどういう変化をもたらしたかについて書いてある。だが、戦争がマーチ氏自身に何をしたかについては触れていない。この隙間にわたしは想像力を働かせた。』

南北戦争という大きな題材をテーマに小説を書こうとしたときに、若草物語に登場する幽霊のような実体のない存在のマーチ氏に思いいたったのでしょうか。

確かにわたしも、若草物語を読んだときに、メグ、ジョー、ベス、エイミーのお父さんはどうして戦争に行ったんだろうとか、戦場では何をしているのかとか、重傷というのはどれくらいの傷なのかなとかいろいろ疑問に感じたのを覚えています。ひょっとしたら、作者も小さいときに読んだときに感じたそうした疑問の答えを書こうとしたのかもしれません。

そして、作者の卓越した才能によって、この作品は非常に美しい、しかし人間の非情さ・苦悩をきっちり描き切った重みのあるものにしあがっています。メグたち四姉妹の存在が回想シーンなどでもあちらこちらに登場してくるのですが、全く自然で、また若草物語で姉妹の様子を知っていれば余計に、父親の視点で描かれる姉妹の様子に感慨深い思いがわいてきます。オルコットも、この作品を天国で絶賛しているのではないでしょうか。

また、マーチの妻でありメグたちの母親であるマーミーの描き方も、若草物語に出てくる聖人のような女性としてではなく、なまなましい感情にふりまわされそうになるひとりの女性としてで、読んでいてほっとしました。こちらの描き方のほうがリアルで共感できました;;。

そして、訳が素晴らしいです! この名訳がなければこんなに浸れなかったように思います。おそらく原文の英語は簡単ではなかったはず。それを、物静かな格調ある文体と雰囲気を変えずに、わかりやすく訳せるのはすごいです!

おすすめの1冊です。こういう本に出会うと、『生きる』ことの意味などを考えてみねば・・と思わされます。
2010-08-11

ポケモン映画にほろり  ~今年はよかった!~

本日は、我が家の子ザルたちのポケモン映画『幻影の覇者ゾロアーク』鑑賞に付き添い。うーん、ここのところ映画続きです。


正直言って、ただの子どもの付き添い。ストーリーにも期待していませんでした。

けれど、今年の作品はよかったです。昨年は、いまひとつ醒めた目でしか見られなかった内容でしたが、今年の作品の仕上がりはお見事でした。アリエッティワールドに負けぬくらい、背景・美術も洗練されていました。ストーリーも、とってつけたような感じのした昨年とは違い、登場人物たちも十分感情移入できる設定でした。

今回登場のポケモン、ゾロア、ゾロアークが実にいい♪

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命がけで愛する者を守る、守ろうとするのです。

『アリエッティ』に欠けていたのは、これでした。
命がけで愛する者、大切なものを守ろうとするキャラクターがいなかった。
だから、正直に言って、つまならなかった。(しかし、ただやみくもに命がけになればいいというものでもないので難しいですよね。昨年のポケモン映画にも同じように命がけのキャラは出てきましたが、今年ほどキャラにうるるとしませんでした。今年は、ゾロアキャラの幼さ、かわゆさが、ポイント高かったのでしょう。)

おハルさんが、小人たちを捕まえよう、退治しようとした理由が、例えば、大きな手術を控えるショウのために、小人がいると不幸になるという言い伝えを聞いたからとか、ショウの手術は危険を伴うものだと大人たちが話していて、偶然それを耳にしたアリエッティが、小人族に伝わる万能の薬を探しに行くとか・・・ものすごく勝手なことを書いているわけですが、こういったエピソードが描かれたりしたなら、もっとドラマチックに、はらはらどきどきする作品になったでしょうね。(う、また『アリエッティ』のことを書いてしまった;;)

ポケモン映画、来年度も公開予定ということ。既にポケモンプロジェクトメンバーが集まって、わいわいがやがやストーリーやキャラクター設定しているはず。だからこそ、マンネリになりかけながらも、毎年集客できているわけです。ジブリも、もっと話し合って作品を作っていってほしいです。ジブリ作品が好きだからこそ、切に思うわけです。世界が認めるクリエーターがそろっているのだから、やはり期待にこたえていってほしい。また、義務でもあるとも思います。

『アリエッティ』という素材、とてもいいのですから、ロングバージョン作るとかって無理でしょうか? 
登場人物にそれぞれエピソードを作り、命がけで愛する者、大切なものを守るキャラにそれぞれ変えて。

ポケモンに話を戻します。

とにかく、あるシーンでは、思わずほろりとして、目頭がじわあんと熱くなりました。

湯山監督はじめスタッフの皆さん、お疲れさまでした。とてもいい映画でした!

来年も、多分、また観ます・・・きっと。うちの子ザルたち、行く気まんまんです、既に・・・。





2010-08-10

Sarah's Key    ~忘れてはいけない、目を逸らしてはいけない~

この2日間、あやうく我が家の子ザルたちを飢え死にさせるところだった理由がこの1冊。ごはんを作るのも忘れて読みました。

Sarah's KeySarah's Key
(2008/09/30)
Tatiana De Rosnay



”Sarah's Key ”・・・サラの鍵。

映画『ぼくのエリ』の記事の時に、吸血鬼ものが大好きと書きましたが、もうひとつ、どうしても私が引き寄せられてしまうテーマがあります。

ホロコースト。第2次世界大戦中に起きたユダヤ人に対する迫害についての小説や映画、舞台。

やはり『アンネの日記』の影響によるところも大きいのでしょう。

この ”Sarah's Key ”も、1942年7月にフランスで起きたユダヤ人迫害運動に巻き込まれたユダヤ人少女とその家族の悲劇が描かれています。しかし、それと並行して、2002年、パリに暮らすひとりのアメリカ人女性ジュリア(フランス人と結婚しているジャーナリスト)の物語も少女の悲劇とからみあい、展開されていきます。

最初から緊迫感あふれる場面が続くので、途中でやめられない状態になってしまいました。両親の愛情をたくさん受け、弟と一緒にパリで幸せに暮らす少女。しかし、戦争が起こり、彼女たちの生活は一変します。そして10歳の夏、7月の早朝、恐ろしい足音が彼女たちのアパートメントに響きます。やってきたのは、ドイツ兵ではありませんでした。フランスの警察官。フランスの警官なら、私たちにひどいことはしないだろう、そう少女は思います。しかし、かれらは、フランスで生まれ育った、フランス人である少女をも、ユダヤ人だからというそれだけの理由で、家畜かなにかのようにアパートメントから家族とともにひったてていきます。

戦争にまつわる悲しい出来事の責任を問われるのはつらいことです。日本が戦時中に行った残虐な行為も、国民として、どう解釈しどう対応していいかよくわかりません。また、何が事実で何が事実ではないかもよくわかりません。が、意外だったのは、フランスでも同じような暗い過去があったということです。

はずかしいのですが、この本を読むまでフランスでも多くのユダヤ人が不当に逮捕され、収容所に送られたことを知りませんでした。しかし、フランス国民も、その事実をはっきり知らないのかもしれません。少なくとも、それをやったのはドイツ兵だと思っている人も多いようです。まさか自分たちの警察が、そんな恐ろしいことを行ったと知る人は多くはないのかもしれません。学校でも習わないようです。(作中、ジュリアがフランス人の友人たちに学校で1942年7月の悲劇を習ったかと尋ねるのですが、みな首を横にふるという場面が出てきます。)悲しくつらい過去の過ちに目を向けるのは、どの国の人もつらいのですね。(しかし、2002年の記念行事では、当時の仏首相が、自分たちの犯した過ちを忘れてはいけないと演説しています。また1995年にはシラク大統領が正式にフランス警察がユダヤ人迫害を行った、過ちを犯したと認め、謝罪しています。)

この物語の発端となった、The Vélodrome d’hiver roundup は1942年7月16日午前4時に開始されました。フランス警察が16日17日の2日間で逮捕したユダヤ人は、およそ12000人。うち女性が約5000人、子どもが4000人。男性は3000人。なぜ、男性が少なかったかというと、当時はまだユダヤ人であっても女性や子供には害が及ばないと考えられており、男性だけが姿を隠すことが多かったからです。

逮捕されたユダヤ人たちは、エッフェル塔近くのThe Vélodrome d’hiver という、室内自転車競技場に閉じ込められました。食べ物も水もない、灼熱の競技場で過ごした後、パリ郊外の収容所に連れて行かれました。しばらくして、母親と子どもたちは隔離され、それぞれ、ポーランドのアウシュビッツに送られ、生きて帰ることはありませんでした。(生還できた人は本当にわずかでした。)

仕事でフランスのこの暗い過去を探るうち、何の罪もなく死んでいった多くの子どもたちの悲しみに、いつしか胸をえぐられるジュリア。11歳の娘を持つジュリアは、一見幸せな自分の夫の家族にも暗い影があるのに気がつきます。そして、1942年7月にある少女に起きた悲劇が、ジュリアにとっては他人事ではなくなるのでした・・・。

日本語訳された書籍はどうやらまだないようですが、この本も英語が難しくありません。作者である、Tatiana De Rosnayは、フランスの人ですが、イギリス、ロシアの血も受け継いでいるということです。彼女にとっては10作目になる作品なのですが、英語で書いたものはこの作品が初めてということです。

フランス人からみたアメリカ人観、アメリカ人からみたフランス人観も作品のはしばしから感じ取ることもでき、非常に内容の濃い充実した1冊でした。最後は、ちょっとだけ間延びした感じはありますが。機会があったら、是非手に取ってみていただきたい作品です。

少女が握りしめてはなさなかった鍵にこめられた思いに、心揺らさずにはいられない・・・・。忘れてはならない、目を逸らしてはいけない出来事が、ここには書かれています。
2010-08-09

映画『借りぐらしのアリエッティ』を観て    ~宮崎さんへ・・・~

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ジブリ最新作『借りぐらしのアリエッティ』を観てきました。

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ジブリ作品は、公開作品ごとに対象年齢が微妙にずれます。
今回『トトロ』や『キキ』が好きで観にきた小さなお子さんには、怖いと感じさせられるシーンがあったようで、劇場で「うわーーん、こわいよう」と泣いているお子さんがいて、ちょっとかわいそうでした。とはいえ、『千と千尋』にしても、怖いキャラがいろいろ出てきますし、それは大した問題ではありません。

ん、問題?

ええ、そうです。今回、アリエッティを観て感じたのが、危惧感でした。

ネタばれになってしまうかもしれないので、この続きはこちらからどうぞ・・・。

more...

2010-08-08

映画『ぼくのエリ』を観て     ~北欧の吸血鬼~

評価のとても高いスウェーデンの吸血鬼映画、『ぼくのエリ』を観てきました。

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私は、吸血鬼もの、大好きです。その原典はええ、あの名作『ポーの一族』です。永遠の少年、エドガーとアランの織りなす、悲しい切ない物語。けれど、少年が主人公でなくても、作品に人間との友情や愛に悩む気高く美しい吸血鬼が出てくるならば、それで十分。しかし、トワイライトシリーズは、観たいという気持ちが湧きません。うーーん、ただ単に食べず嫌いなだけかもしれませんが、なんとなく、軽く作られている気がして・・・。(観てもいないのに、ごめんなさい;;)

けれど、この『ぼくのエリ』は、東京でも単館ロードショーで、マイナー映画という感じがしますが、あちこちで話題になっており、非常に評価も高い。しかも、舞台が北欧、主人公は金髪で紅い唇の少年・・・となれば、それはそれは美しく悲しいお話に違いありません!(すごい思いこみ。)

「今までにない、吸血鬼の描かれ方」という感想も目にしたので、ものすごくものすごく期待して映画館に向かいました。

観終わって・・・

映像が期待以上に美しい。全く飽きる瞬間がなかった。主人公ふたりの演技が、切ないほどうまい。ストーリーも巧み。これは、絶大なる支持があっても当然・・・。

そう思いました。

が!

期待以上だったものがほかにも。

血、です。

うむうむ、吸血鬼ものですから血が出ないわけはありません。が、その描写やらが、かなりどぎつく、そっちのシーンや映像の強烈さに、心臓がばくんばくんの連続でした。スプラッターものは全くうけつけない人にとっては、かなり厳しい映画かもしれません。

また、新しい吸血鬼像が観られるかと思っていたのですが、それは全くの私の勘違いでした。吸血鬼の新しい描き方・・・と書いてあっただけですから。ごくごくオーソドックスな太陽の光が苦手な吸血鬼が登場してきます。では、なにが新しい吸血鬼の描き方だったのか・・・。おそらく、12歳の少年と少女が主人公であり、淡い恋の流れを表面に持ってきているところでしょうか。

けれど、やはり特筆すべきは、焦点がぼやけていない脚本です。永遠の少女である吸血鬼エリを愛するということがどういうことなのか、それが物語のコアなる部分。ですから、少年オスカーだけではなく、エリの保護者であった中年男性の存在も、深く心に残ります。この男性の姿に、オペラ座の怪人を重ねてみてしまったのは私だけでしょうか。愛する者が自分より違う人に心を奪われていくのをそばで見ている・・・その姿が似ている気がして。

スプラッターがダメな方には、おすすめしません。けれど、ちゃらちゃらしない、見ごたえのある作品です。確かに、『ポーの一族』のワールドに一番近い吸血鬼映画だったかもしれません。けれど、ハリウッドでリメイクが制作中ということですが、そうなったら、この映画の持つ重厚さや荘厳な印象が消えてしまうかな?

子どもの学力が世界で一番高いと言われるスウェーデンでもいじめがあり、不良がいてという様子をみられたのも興味深かったですし、少年オスカーのお父さん役の俳優さんが素敵で◎でした。出番はかなり少ないのですが。


劇場で、『ぼくのエリ 検定問題』などという趣向もあり、なかなか楽しかったです。

うーーーん、そういえばところどころ、木村裕一さんの『あらしのよるに』のガブ(狼)とメイ(ヤギ)を思い出したのも私だけでしょうか?








2010-08-06

”Handle With Care”  ~同じパターンが悪いわけではないのですが・・・~

Handle With CareHandle With Care
(2009/09)
Jodi Picoult



ここ数週間、このブログへのアクセスキーワードに Jodi Picoultの著作の1冊のタイトル、 ”Plain Truth” がコンスタントに登場しており、いまだにその理由は謎のまま。有名女優出演で映画化にでもされるのかと思って調べてみたものの、そのような気配はありません。以前、アメリカでテレビドラマ化されているので、どこかのケーブルテレビででも、それが放映されたでしょうか。あるいは、どこかの大学の英語の授業で、課題図書にでもなったのでしょうか?(いろいろ想像すると楽しいです♪)

さて、そこで思い出したのが、本棚の片隅で埃をかぶったままだった Picoult の作品群。1年前、帰国するときに日本でも読もうと買いこんできた本たちが本棚の一角を占めております。が、結局この1年で読んだのは4分の1ほどでしょうか。日本に帰ってからは、どうしても飢えたように日本の書籍を手当たり次第・・・。近くに図書館があるので、活用しまくりです。

今年に入ってから、おそらく100冊は読んでいるはず。NYにいたときには、できなかった、新聞や雑誌の書評欄で紹介された中で評価の高く、興味をひかれるものを片っ端から読むという贅沢さ。しかも、全部買わずに! まえから書こうと思っていたのですが、図書館は本当にありがたい存在です。気になる書籍を書評などで見つけたら、忘れないうちに、すぐパソコンから図書館にリクエスト。たったこれだけの作業で、読みたいものが簡単に手元に。もちろん、人気のある作家さんの本はリクエストしても、予約人数が300人や400人、500人ということも珍しくありません。けれど、人気のある書籍は何冊か用意されているので、意外に待たずに済むことも。昨日読んだ川上未映子さんの『ヘヴン』は、予約した時は400人近い予約人数でしたが、待った期間は3~4か月。悪くありません。その期間も常時20冊ほどリクエストをかけているので、次から次に読むべきものには事欠きませんので。

けれど、100冊読んでも、記憶に残るものはそんなに多くありません。また、書評では絶賛されていても、全く面白いと思えなかったものも。それに、ちかごろ誰かが『面白い』と評したものをリクエストするだけの本選びに飽きてきたのも事実。やっぱり、本と本の間を歩きながら、自分の嗅覚で面白い作品を見つけ出すという過程も、読書の醍醐味のひとつ。・・・とにかく、図書館は偉大です。ありがたいです。本を買ってももう置き場所がない我が家なので特に;;;。

おっとっと、随分話がそれました。

Picoult です。彼女の ”Handle With Care”(2009年作)を読んでみました!

Handle With Care・・・取り扱い注意。このタイトルが示す通り、些細なことでも骨折をしてしまう難病を持って生まれてきた少女、ウィローを取り巻く人びとの物語。””My Sister's Keeper”というPicoultの名作が大好きで、彼女の作品を読むようになったのですが、残念ながら、今回の作品は ”My Sister's Keeper ”には及びませんでした。というか、”My Sister's Keeper” の2番煎じという感が抜けません。途中までは面白かったのですが。

 家族で初めて行ったフロリダのディズニィーワールド。そこで、ウィローは転んでしまい、骨折してしまいます。病院でウィローを検査した医師たちは、ウィローがあちこちに骨折をしたあとがあるのを見つけ、両親から虐待を受けていると疑い、警官である父親ショーンと以前は有名な腕のよいパティシェだった母親シャーロットの身柄を拘束します。ウィローの姉アメリアも子ども収容センターに預けられてしまいます。
 やがて誤解は解けるのですが、ショーンの怒りはおさまりません。そこで彼は、弁護士事務所に行き相談します。自分たちが受けた苦痛をだれかに責任をとってもらいたいんだと。けれど、弁護士は答えます。彼らも自分たちの仕事をしただけだと。けれど、別のことでなら訴訟を起こせますよと。
 妊娠中にシャーロットが受けた超音波検査、そこに既にウィローが重い病気にかかっていることを示す画像があった。それを産科医は見逃した。もし、その時点でその事実を伝えられていたなら、中絶というオプションもあったはずだ。そのオプションをあなたがたに与えなかった医師に対して損害賠償を訴えることが可能だと。しかし、その訴訟を起こせば、ショーンもシャーロットもこう証言しなければなりません。「わたしたちは、彼女が難病にかかっていると知っていたら中絶していた。」と。愛するウィローを傷つけてまでの価値があることなのか。また、しかも、訴えることになる産科医は、シャーロットの親友でもあったのです。けれど、ウィローの病気にかかる費用で経済的にも追い詰められているショーン一家。ウィローの将来を考えて、訴訟を起こすのか。友人も失い、世間からは金の亡者とそしられても?


・・・といった内容です。(中途半端な説明でごめんなさい。)さて、どこが My Sister's Keeper の2番煎じであったか・・・。まず、登場人物の設定です。難病の娘とそのきょうだい。そのきょうだいはそれぞれ、心理的に問題を抱える。父親は、消防隊員あるいは警官という地元密着のマッチョな職業につく。母親はもと弁護士あるいはパティシェ、ふたりとも今は仕事を辞め、看病と家族のために自分のすべてを捧げている。ふたつの作品とも、登場する弁護士にも大きなトラウマがある。また、作品の表現の仕方も、一緒です。登場人物がランダムに1人称で語ることを繰り返して物語が進んでいきます。そして登場人物ごとに、活字体が違います。その活字体の線の太さ細さ、シャープさ、丸っこさなどでも、それぞれのキャラクターのイメージがふくらむので面白い試みなのですが、2度目となると、ちょっと新鮮味に欠けます。

とはいえ、非常に面白いテーマをとりあげた作品であることは間違いありません。読んでよかったとは思います。が、My Sister's Keeper がやはり最高です。次回作に期待します。
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に魂を奪われてから、すでに1年あまり。しかし、ごく最近、4年ぶりに東京にもどってきました! 久々の東京生活も実にスリリング♪

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