FC2ブログ
2010-07-31

なぜ救えなかった?    ~だれが悪いのか~

大阪で亡くなった3歳と1歳のきょうだい。それぞれ美しい名前を親につけてもらい、あるときまでは、愛情も受けて育てられていた幼いふたり。

なぜ、多くの人が警察・児童相談所・マンションの管理会社などに通報して、なんとかしたいと思って行動も起こしていたのに、結局救えなかったのか。

なぜ、児童相談所の職員はドアを壊してでも中に入って確かめようとしなかったのか。

法的に問題がある? お母さんを呼び求めながら、幼い弟とともにどんなに苦しく切なかったことでしょうか。3歳と言えば、確かに幼いです。が、弟や妹に対して守ってやろうという気持ちももう芽生えています。

いいじゃないですか。ドアを壊して問題になったり、勝手に鍵をあけて問題になったって。生命を救ってあげることができたなら、それでよかったではありませんか! いえ、自分の言ってることがめちゃくちゃなのはよくわかっています。でも、でも、悔しいんです。ちゃんとSOSを発信していた3歳の女の子と弟君を誰も救ってやれなかったことが。

ネグレクトした母親が一番悪い。当然です。でもね、最初は彼女もまじめに子育てをしていたようです。つまり、離婚して、生活に困ってから育児がしんどくなったわけです。わかります。育児は大変です。私も何度も子どもがいなくなればいいと思ったことあります。それほど、大変です。自分の時間はないし。ただ、私は恵まれていただけ。私には、彼女を責める資格はありません。

シングルマザーを、経済的にも精神的にも支えてあげる仕組みが社会にあれば、絶対防げた事件だったと思います。私は、今回の事件をふくめ、多くの子どもの虐待死事件は、社会にも問題があると思っています。つまり、おとなである私たちすべての責任だと。

2度とこんなことが起きないように、児童相談所の権限をもっと強くし、強制立ち入りも認めてほしいものです。

・・・けれど、ワンルームマンションに住む若者が、危機を感じて児童相談所などに連絡を入れてくれていたことには、感動もしました。もっとも、それだけ、女の子が激しく泣き叫んでいたということなのでしょうけれども・・・。

安らかに安らかに・・・。

スポンサーサイト



2010-07-27

”Xday”  観劇記    ~拍手が大事です!!!~

25日、午後2時開演 の”Xday”、観てきました。天王洲アイルの銀河劇場にて。

photo.jpg

岸谷五朗さんと寺脇康文さんの舞台活動ユニット、『地球ゴージャス』プロデュース。
共演は、森公美子さん、中川晃教、陽月華さん、藤林美沙さん。作・演出が岸谷さん、演出補は寺脇さん。

例によって例のごとく、タイトルと出演者の名前だけ頭に入れて劇場に。『XDAY』というタイトルから、まあ登場人物たちにとって、重大なことが起きた一日の話だろうと深く考えずに行きました。

まず、始まりは軽快でのりのいい、クールな音楽と踊り。出演者の動きのきれのよさが非常に素晴らしい! 女性陣は、陽月華さん、藤林美沙さんの手足の長い美しいからだの線が圧巻。森公美子さんのボリュームのあるからだも、キュート。そして、驚いたのは、岸谷さんと寺脇さんのからだの鍛え方。動きがものすごーーーーっくシャープ。これはテレビではわからないです。舞台だからこそわかったこと。おふたりとも、かなり鍛えていらっしゃるはず。感心しました。

さて、ストーリーは案の定、それぞれ人生を大きく変えられた一日を過去に抱く男女が、ときをへて、偶然出会ってしまうという内容。最初は無関係に見える出来事や登場人物が、後半、悲しい共通の過去につながっていく。(詳しくは書かないでおきますが、お許しください。これからご覧になる方のために・・・。)

悲劇が核となった物語ではありますが、それぞれの登場人物のエピソードは笑いも多く、決して暗い雰囲気はありません。出演者は何役もこなすのですが、みなさんコミカル・シリアス上手に演じ分けていらっしゃり見ごたえありました。

とりわけ、森さんの演技と歌は本当に見事でした。劇中歌は、宝塚風。コメディーな役しかしらなかった森さんですが、シリアスな演技がとても新鮮でした。とても知的な美女。神秘的ですらありました。さすが、美輪明宏さんからお花があるだけのことはあります。(って、関係ないですね?)

陽月さんも、罪の意識にさいなまれて生きる女性を好演。とってもきれいな女優さんなので、これからはテレビでももっと活躍していただきたい方です。

それから、藤林さん。初めてその存在を知りました。が、玉石女優さんですねえ。のびやかなからだ、愛らしい顔立ち、凛とした声。演技も思い切りがよく、華があります。これから、のびていく方でしょう。

中川さんは、一貫してコメディー演技だったような。高い声が印象的。

そして岸谷さんと寺脇さん。余裕の舞台演技。実に楽しんで舞台に立ってらっしゃいました。そういう役者さんの演技を観るのは、とても居心地がよいものです。安心して笑い、泣いたりできますから。

・・・とはいえ、細かいことを言えば、前半のそれぞれのエピソード中のギャグや登場人物の格好など、古すぎるのか逆に新鮮と受け止めていいのか、ちょっと定かでなかったり、それぞれの内容が冗長すぎるかなと感じたりしました。

けれど、最後の最後、私は大いに納得して帰ってきました。それは、カーテンコールでのこと。

通常のカーテンコールが終わり、劇場内に明かりもつきはじめ、「本日の公演はこれで終わりました・・・」という館内アナウンスが流れ始めたのですが、お客さんは帰りませんでした。そして、かわりに拍手を盛大におくりつづけたわけです。結構しつこく・・・いえいえ、根気よく♪

すると、また舞台が明るくなり、出演者の方がもどってきてくださいました。そして、岸谷さんからの挨拶があったのです。

『本日はお忙しい中、本当にありがとうございました・・・』

そして、続く岸谷さんの言葉にぐっときたのです。

『こうして、足を運んでくださるお客さんがいてくださるからこそ、ぼくらも新しいことを試していけるんです。』

具体的にどうおっしゃったか細かいことは、はっきり覚えていないのですみません。が、「新しい舞台の方法を摸索・開拓し冒険するぼくらを支えてくださってありがとうございます。」という内容でした。その言葉に私は「これだなあ!」と思ったのです。

地球ゴージャスの舞台はこれが初めてでした。しかし、映像を効果的に使ったり、視覚的な遊び心をたっぷりとりいれた舞台美術やこまぎれのようなエピソードのつなぎあわせも、岸谷さん・寺脇さんのより面白いものを作ろうとする過程の表現なのだと思うと、そのちぐはぐさもかえって応援したくなったのです。気持ちよいではありませんか!試行錯誤しながら、一生懸命いいものを作ろうとする人たちの想い。舞台だけに限ったことではないですけれど。

そのほか、寺脇さんのお話からは、岸谷さんも寺脇さんもアドリブの部分があるのだなあと興味深いことが判明したりしました。

やっぱり、拍手は大事です!

あのとき、拍手が続かなかったら、貴重なお話は聞けなかったことでしょう。これからも、観終わったら手が赤くなるまで拍手しよう、そう決意したのでありました。

XDAY 銀河劇場にて、8月8日まで。
そのあと、札幌、仙台、福岡、名古屋、新潟、大阪での公演も。
詳しくはHPをどうぞ↓
XDAYのHP
2010-07-24

The Kids Are All Right ~観たい一本~

現在アメリカで公開中のある映画にすごく惹かれています。第60回ベルリン映画祭やサンダンス映画祭2010、カンヌ国際映画祭等数々の映画祭で上映され、大喝采を浴びたのは『The Kids Are All Right』。

22rfd_kids1-custom1.jpg


主演はジュリアン・ムーアとアネット・ベニング。このふたりが演じるのはレズビアンのカップル。人工授精で授かった娘と息子を育てています。平穏だった彼女たちの暮らしに大きな嵐がやってきたのは、こどもたちが自分たちの生物学的父親、つまり精子提供者を見つけてきてしまったから。それ以来様々な問題が起きるというコメディ作品・・・。なんだか面白そうではないですか?

しかも、出演陣も豪華。娘役は、映画『アリス・イン・ワンダーランド』でアリスを演じたミア・ワシコウスカ(Mia Wasikowska)。息子役は映画『ダレン・シャン』のジョシュ・ハッチャーソン(Josh Hutcherson)。生物学的父親役はマーク・ラファロ(Mark Ruffalo)。

アネット・ベニング、ジュリアン・ムーアの抜群の演技力に加えミア・ワシコウスカ、ジョシュ・ハッチャーソンたち若手俳優の健闘もあり、評判はいいようです。

また、コメディー映画ではありますが、題材が同性同士のカップルとその子どもたちが織りなす家族模様ということで、いろいろ論議も呼んでいるようです。監督・脚本のリサ・チョロデンコ(Lisa Cholodenko)自身も女性ミュージシャンとパートナーシップを築き子どもを設けています。彼女自身の経験に裏書きされた脚本は、同じ立場の女性からも共感を得られている模様。

ジュリアン・ムーアはコメディからシリアスな役まで器用にこなす実力派。けれど、第2のメリル・ストリープになれそうでなれていない。むろん、彼女自身そんなものを望んでもいないでしょうが。・・・とにかく、地味だけれど、目を離したくない女優のひとり。アネット・ベニングは、その顔だちが大好きな女優さん。日本の女優さんでは高橋恵子さんのお顔が好きなのですが、どことなく似ていません?美しいんだけれど、とっつきにくくない、柔らかさ。若い頃も熟女となっても、優雅さを失わないたおやかなお顔。憧れます。

しかし、魅力ある出演陣だけが惹かれる理由ではありません。アメリカでも、まだまだ同性愛に対する見方は厳しいものが存在します。そういう社会で、同性カップルがどうやって愛を守り、家族を守ってきたのか。またその子どもたちがどんなふうに成長してきたのか、していくのか、チェロデンコ監督の脚本を通して見つめてみたいと思ったのです。

アメリカに住んでいると、家族とは何か・・・とよく考えさせられました。日本はどうしても、血のつながりに重きをおく社会。けれど、アメリカやカナダでは、いたるところで、あきらかに人種の違う親子を見かけました。特に多いのは、白人系の両親にアジア系の子どもという親子。どうして同じ人種の子どもを養子にしないのかと思ったのですが、あるとき、「あえて人種の違う子どもを養子にするカップルもいる。」と聞き、非常に驚きました。理由は、親がいちいち説明しなくても、子どもがおのずと自分は 親と血のつながりはないと悟ってくれるから・・・というのです。それを聞いたとき、すごい自信だなあと感心したのを覚えています。私の勝手な受け止め方なので、それが正しいかどうかは不明です。が、私は「血のつながりはなくても、わたしたちは愛で結ばれた家族なのよ。愛が大事なのよ。わたしたちは愛でつながっている。」というメッセージを感じました。そして、そのメッセージを養子である子どもたちが感じ取ってくれるという自信も。

この映画に出てくる家族の愛は、いったいどんな物語を紡いでくれるのでしょう。日本での公開が待たれます。
2010-07-23

英語になった物語   ~八日目の蝉~

(英文版) 八日目の蝉 - The Eighth Day(英文版) 八日目の蝉 - The Eighth Day
(2010/01/15)
Mitsuyo Kakuta角田光代



この春NHKで放映されたドラマ『八日目の蝉』。日テレの『MOTHER』とともに、母と子の切ない愛情を描いた作品で、欠かさず観ていました。

ドラマが終わったあと、原作を読みたくなり、早速図書館にリクエスト。(最近は本を全く買わなくなりました。近くの図書館ですべてまかなっています。ありがたや、ありがたや。)すると、英訳された本もあることを知り、英訳本と原作本と2冊同時に予約。日本人作家の作品が英訳されたものは、ほとんど読んだことがなかったので、どういうふうに日本語の文章が英語に変換されているのか、読み比べてみたいと思ったのです。

どちらが先に手元に届くか、それは神のみぞ知る・・・だったのですが、今から思えば幸運にも英訳本のほうが先でした。

読み進んでいくと、ドラマとは違う部分も少なくなく、ドラマを観たからといって、安心して読み飛ばしてよいということにはならず、英訳本を最初から最後までじっくり読むことができました。これが、最初に原作本が先に届いていたら、次に読む英訳本はあっさり読み飛ばす部分もあったかもしれません。

この英訳本、非常に素晴らしいと感じました。原作の雰囲気がよく伝わる、いい訳・文体です。しかも、非常に読みやすい。難しい単語がほとんど出てきませんでした。普通、ペイパーバック読んでいると、見開きにごろごろそれまでお目にかかったことのないような単語が出てきて、最後には耐えきれず電子辞書でチェックすることもあるのですが(普段は面倒なので知らない単語はカンで済ませます。が、ときと場合によってカンだけではにっちもさっちもいかなくなる時があります~~~。)、この作品にはほとんどそういった全く意味不明の単語は出てこなかったです。角田光代さんの原作の文体がわかりやすい言葉でつづられたものだったからなのでしょうね。それと、もしかしたら、日本人の書くものには、日本人にはなじみのあるもの・概念が出てくるので、英訳されたときにも理解しやすいとか、そういうこともあるのかもしれません。

あとで読んだ原作のほうも、もちろんよかったです。が、英訳本の世界も非常に美しくて哀しくて、以前紹介した『翻訳教室』の中でも村上春樹さんが『自分の作品が英訳されていて、それが今度更に日本語に訳されるとどうなるか、興味がある』というようなことを(確か)おっしゃっていましたが、この ”THE EIGHTH DAY ”が、更に日本語訳されるとどんな文章・文体になるんだろうか・・・非常に興味がそそられます。

八日目の蝉八日目の蝉
(2007/03)
角田 光代

2010-07-23

学費高騰   ~アメリカと同様に!~

アメリカの大学は非常に学費が高いことは周知の事実。数年前、エール大学をはじめ、さまざまな大学が経済的困難を抱える家庭のために特別措置を講じました。エールでは、年間所得が20万ドル以下の家庭の子女には所得のある割合(この数字は忘れました;;)以下に学費を抑えるという措置。ところで20万ドルといえば、日本円にしていくらでしょうか。1ドル約90円としたら、1800万円。つまり、エールは年収が1800万円の家庭も経済的援助が必要と判断したということでしょう。

1800万!年収1800万といったら、日本であればかなり恵まれた収入の家庭といえます。つまり、アメリカで大学に通わせには、1800万の年収があっても援助が必要なくらい高額な学費がかかるわけです。州内から州立大学に通うのであれば、もちろん、費用はおさえられるでしょう。けれど、日本以上に学歴社会であるアメリカで成功するためには、有名な大学に行く必要があるわけです。州立大学でもUCLAのように評価の高い大学もありますが、ハーバードにしろ、コロンビアにしろ、スタンフォードにしろ、すべて私大。お金がかかるのです。

さて、もういちど年収1800万に話をもどします。日本でも子どもを私大の医学部に通わせるには、年収1800万でもきついかもしれません。けれど、それ以外の学部であれば、学費のかかる私大理系学部でも、1800万の所得のある家庭ではお子さんを通わせることが十分できると思います。(子どもの数にもよりますが;;;)

と、ところが、最近、上の子が高校受験生になったのを機会に、高校・大学の学費を調べてみたところ、恐怖の事実に直面、愕然としました。

お、おそろしや~~~。

私たちのころと比べると、学費が2倍以上に! いえ、むろん、20年前と比べてはいけないのは承知しています。が、20年前と物価ってそんなに変わっていないというか、むしろ安くなった気がしていたので、学費だけ突出して高くなったことに非常に違和感を覚えてしまったのです。しかも、20年前とくらべたら、サラリーマンの給与は下がっているかも? つまり、給与は下がっているのに学費だけはどんどんどんどん高くなっている?
アメリカみたいではありませんか! アメリカも、学費だけはどんどんどんどん高くなっていき、結果的に社会格差が広がっていった大きな一因となったわけで。(『北の国から』の純ふうに。)

我が家の子ザルは計3匹。私と同様、学費の高さに驚いた夫が、我が家の教育費シュミレーションを行ったというではありませんか。行くかどうかは本人次第ですが、高校から大学院まで行ったと仮定して。1番高いのは、3人とも高校から大学院まで私立、しかも理系学部。1番低額は3人とも高校から大学院まで国公立(国公立なら理系も文系も学費に差はないですよね。)。その差額はいくらだったと思われますか?

3000万円!!!!!!!!!だったそうです。

唖然呆然。

即座に、我が家の高校受験生にこの事実を伝えました。「さあ、元気ににこにこ都立高校めざそう!」

日本も、格差社会がいわれていますが、全くその通り。お金にかなり余裕がないと、子どもを大学まで行かせられません。うーーーん、なぜ学費だけ高くなったんでしょう、こんなに。びっくりびっくり・・・。
2010-07-22

今週末  ~XDAY~

Xday2_245.jpg

今週末、久しぶりの観劇。岸谷さん寺脇さんの組み合わせ、きっとすごい舞台になることでしょう!悔しいことに、結局当日券電話作戦に敗れ続け、観ることがかなわなかった、キョンキョンと堤真一さんらの At Home At the Zoo でしたが、 このXdayは、確か座席もよい席だった様な。大いに期待!

それにしても、毎日、尋常ならざる暑さです。『熱い』と書いてもいいような暑さ。みなさん、水分をしっかりとってくださいね。

我が家の子ザルたちは、手足口病にかかったと思ったら、夏風邪でダウンしたりと、体調が今ひとつ。この暑さのせいもあるかもしれません。(手足口病も原因となるウイルスがいくつかあり、今回は丸い小さな水疱が手足や口内にできました。以前上の子がかかったときは、楕円ぽい水疱だったので、今回気がつくのが遅れて、ちょっとかわいそうなことをしました。口の中にできた水泡を、単に子供が舌を噛んでできたただれと勘違い。本人もそう申告したので。相当痛かったらしく、ちびは全く口もききませんでした。数日間、とても静かなわがやでありました。)
2010-07-15

キム・サムスン と SPRING AWAKENING   ~~

フジテレビで先週から再放送されている『私の名前はキム・サムスン』。毎日一気に3話ずつの放送の長丁場。しかし思わず、観てしまっています。この作品は、私にとっては特別な存在なのです。

サムスンドレス


NYにいたときに得た美しいものふたつ。”SPRING AWAKENING”と、『キム・サムスン』。

『キム・サムスン』のDVDを突然知人からもらったのは、2007年年初。NYでのこと。『冬ソナ』も観たことはあったけれど、特に感動したわけではなかったし、それ以降も韓国ドラマに強い興味があったわけではありません。なので、はじめ、いきなり知人から「面白いよ!」といって頂いたものの、雑事に追われていて時間がとれず、すぐには観はじめることができませんでした。が、あるとき、思いたって観はじめた途端・・・ひきこまれてしまいました。

それから1年後、”SPRING AWAKENING”に出会い恋に落ちてしまうわけですが、私の中では ”SPRING AWAKENING”と『キム・サムスン』には太くつながるものがあります。そんな馬鹿なと思われる方もいらっしゃると思うのですが、私の勝手な受け止め方なのでご容赦くださいませ。

『キム・サムスン』はラブコメディドラマといわれますが、私にはこのドラマは悲しいドラマのように思えるのです。もちろん、よくできた素晴らしいラブコメディであることも間違いないのですが。

(この先、『キム・サムスン』のネタばれになってしまいますので、お気をつけください。)

そうです、確かに『キム・サムスン』は素敵なラブコメです。けれど、ドラマにはさまざまな愛の終わり、人を深く愛してしまったことで傷つく人びとが登場します。特に衝撃的だったのは、生と死を見つめながら愛する人のもとに戻るために3年も耐えたヒジンの姿。そして、突然自分の前から姿を消したヒジンを恨み憎むことでどん底から立ち直ろうと、心に鋼の鎧をまとってきたジノン。

そんな彼の前にいきなりあらわれた、外見はさえないけれど確かな自分というものをもった女性、サムスン。心を凍らせていたジノンが、自分でも気づかぬうちにまとった鎧をすこしずつすこしずつサムスンに対してはずしていく、その過程でのヒョンビン演じるジノンの目の表情、立ち居振る舞いがなんとも切なくて。自分でもわからない、サムスンに対する気持ち。その感情をどう呼べばいいのか、どう扱っていいのか、自分でも理解できず、いらだちをサムスンにぶつける。しかし、そのときも、ジノンの目はすごく寂しそうで、悲しそう。けれど次第にサムスンを独占したい気持ちに気づく。が、突然ヒジンがもどってきます。そして、ヒジンが自分への愛があったがゆえに3年前苦渋の選択をしてアメリカに渡ったこと、命をかけて病とたたかった3年間、自分のことをずっとずっと愛していてくれたことを知り、涙する。

誰だって、そんなに自分のことを想ってくれて、ひとりで耐えてきた恋人のこと、ほおっておけませんよね。ヒジンが突然姿を消した理由を知った時、私もジノン以上に愕然としました。そんな理由で姿を消していたなんて! ヒジン、よく頑張ったね。つらかったでしょう。えらかったね。もう、ヒジン幸せになっていいよ。・・・それまでサムスンのことを応援していた私ですが、いっきにヒジンにも気持ちが入ってしまいました。悪い、サムスン、サムスンだけを応援できないよ・・・と。ヒジンという絶対的な存在の前に、サムスンがどうジノンの心をつかんでいけるのか、そんな展開がありえるのか、いや、あっていいのかとも思いました。だって、もしジノンとサムスンが結ばれたらヒジンがあまりにかわいそうすぎます。

しかし、そこはちゃんとヘンリーという素晴らしいキャラクターがヒジンのそばに。大切なヒジンの体と心を守るために、ナイトのようにヒジンにつきそう。ヒジンも自分に好意を持ってくれるヘンリーを頼りにはするものの、その気持ちを利用することはない。本当に、心の優しいまっすぐなヒジン。けれど、ジノンはサムスンを選ぶ。

ヒジンは今は病気がおさまっているけれど、いつ再発するかわからない状態です。ドラマでは治って元気だということになっていますが、ひょっとしたら長くは生きられないかもしれない。そういうふうについ深読みをしてしまうので、どうしてもヒジンの運命がかわいそうになってしまう。けれど、ジノンももちろんものすごく苦しみながら別れを切り出す。

最後はもちろんみんなが笑顔で終わるのですが、それから5年後、10年後を考えるとひょっとしてヒジンは亡くなってしまうんではないか、そのときジノンはまた苦悩するのだろう・・などと考えだすと、切なくなるのです。

”SPRING AWAKENING”でも、ラスト、WENDRAが死んだことを知り自分も死のうとするMELCHIORが、MORITZ とWENDRAの亡霊の声に、かれらの分まで自分は生きていかねばならないと思いなおします。そして、未来に向かって進んでいこうとするわけですが、やはり、その未来が困難きわまりないのが明らかなので、ものすごく切なかったのです。少年院から逃げ出した少年がどうやって生きていくのでしょう。院にもどるのか?逃げ続けるのか? MELCHIORも幼いながら幼いなりに一生懸命WENDRAを愛し、WENDRAも自分の中にMELCHIORとの小さな命がやどったことを喜び、ふたりで子どもを育てていくことを夢見ていました。けれど、純粋なかれらの気持ちが大人によって踏みにじられるのがわかっていたので、彼らが純粋であればあるほどかわいそうで仕方なかった・・・。

『サムスン』も ”SPRING AWAKENING” も、一生懸命愛する人を守ろう、愛する人と一緒に幸せになろうとする若者の一途な悲しいまでの想いがちりばめられています。そこが、私にはずーんと響いてくるのだと思います。

そして、それだけではなく、役者陣・音楽も素晴らしいことが大きな魅力なのも共通しています。

ここ数日、久しぶりに『サムスン』にひたりながら、”SA”のことも思いだしています。

けど、『サムスン』、日本語の吹き替えは今一つ、しっくりしません。ジノンはまだいいとして、サムスンの声はもう少しキュートでもいいような。ちょっとがさつ、おばさんぽすぎます。生の声のほうが100万倍よいです! 特にヒョンビンは声も奇麗です。どなり声の中にも切なさがあって、サムスンもかわいらしいところがある声です。我が家のテレビのリモコンが行方不明で副音声にできぬがゆえの残念状態! 絶対絶対、吹き替えなしのほうが楽しめます。NYでもらったDVDもまだ手元にあるので、今度はDVDで見なおしてみます。

2010-07-13

選挙結果   ~不思議~

11日夜以降、参院選挙の結果について、テレビや新聞などでさかんに論議されていました。

不思議なのは、民主大敗の最大の理由は管総理の消費税発言だというコメントが多いこと。
確かにそうでしょう。でも、じゃあ、はっきり消費税を10%あげると言っている自民党が躍進したのはなぜ?
民主大敗の最大の理由は、前総理と小沢さんにあると思いますが? 普天間、お金の問題・・・もろもろがこうじて民主にノーをつきつけた人びとが多かったと思います。それに、消費税を今すぐあげると言ってるわけではないと管さんがおっしゃったことが理解できないほど、国民は早とちりではないと思いますが? 

テレビにしろ新聞にしろ、民主大敗の理由を消費税発言のせいにしたい特別な意図があるんでしょうか? だとしたら、その意図の裏には何がある? 

2010-07-11

あなたのすぐそばでも、何かが?   ~ロシア・スパイ事件~

日本ではそんなに話題にならなかったようですが、先月末アメリカ国内が騒然となった出来事がありました。

映画の中の出来事のようなスパイ事件。NYやNJで、アメリカの重要機密を探る任務を秘めたロシアの工作員、いわゆるスパイが11人も逮捕されたのです。なかでも、28歳の女性スパイは美しい容姿でもあったため、アメリカのメディアも熱く取り上げられました。

驚いたことに、逮捕された中には、YONKERSという以前私たちが住んでいた町に近い所に暮らしていた夫婦もいました。それに、美しすぎるスパイと話題になった女性がロシアの工作員と接触していた場所が、なんとBROADWAY近くのとあるスタバだったのです。

マンハッタンにスタバは数えきれないほどあります。が、47th と 8th Avenueのスタバといえば、グランドセントラル駅からBROADWAYの劇場に向かう道の途中にあるお店!ひょっとしたら何度かラテを飲んだところだったかもしれません。(気の向くままあちこちのスタバでラテを飲みながら劇場があくまで時間調節をしていたので、どのスタバに入ったか、記憶が定かではありません。)

NY+russia+spy+reuters+608.jpg


すたば

写真は、スパイ活動が行われたとされるスタバ、地図中央の丸で囲んだところがそのスタバのお店(だと思います。)。周りのアルファベットが示すのは劇場です。おわかりのように、このスタバの近くには本当に多くのBROADWAYの劇場があり、観劇しようとする人も多く使うお店だと思います。こんな身近に思える場所で、すごいことが起きていたなんて・・・何とも不思議な感じです。

さて、この事件、今月9日に、オーストラリアのウィーンにてロシアのスパイとロシアに拘束されていたアメリカスパイが交換されるということで決着がついた形になりました。スパイの交換・・・というのも非常にドラマチックですね。気になるのは、アメリカに住んでいたロシアのスパイの子どもたち。世間の目をごまかすためか、子どもをもうけたカップルもいました。その子たちもロシアに送還されたというのですが、その子たちは突然の環境の変化や、自分の親の秘密を知って(今まで知らなかったとしたら)大きく動揺したことでしょう。ロシアに帰ったスパイの今後の処遇もどうなるのか・・・。

ところで、日本でも日本の機密を探るためにスパイ活動している国ってあるのでしょうか? ないのではないかなあ。だって、重要な機密があるようには思えませんから。各国がほしがるような機密を保有するほど、外交手段や政治手腕を備えたリーダーがいない国ですから。・・・おっと、選挙に行かねば! 今日は参院の投票日ですね! 

2010-07-09

めぐり合い  ~素敵な絵本~

電子ブックがそのうち紙の本を追いやってしまうのではないか・・・。

近頃、そんな話題があちらこちらで聞かれます。確かに、便利でしょうね。旅先にたくさんの本を抱えていかなくても、自由に読みたい作品をダウンロードしてしまえばいいんですから。また、学校の教科書も電子ブックがいいのではないか、忘れ物がなくなるし、重いものを学校に持っていかなくてすむ・・・という声もあります。

でも、私は紙でできた書籍が圧倒的に好きです。ページをめくる喜びや楽しみが体にしみついてしまっていますし、実体のあるもののほうがなんだか落ち着けます。電気というエネルギーを使用しなければ読めないというのが、古い私のような人間にはなんとなく安心できないといいますか。

それに、書籍というのは、ただ本文だけでできているわけではありません。書籍の大きさ、紙質など手にしたときの感触などや、書籍の雰囲気にあった表紙、背表紙、裏表紙、カバー、オビのデザインを考慮し制作されていきます。
電子ブックには、そうした書籍がかもしだす情緒が感じにくい、いえ感じることは難しいように思うのですがどうでしょうか? 

子どものころからそうだったのですが、私は本を選ぶとき、まず表紙の装丁で7割がた面白そうかどうか判断しますた。表紙で何がわかるか・・・と思われるかもしれませんが、結構これが当たるのです。はっと思わされる魅力的な表紙の書籍は面白いことが多い・・何ゆえ?

内容が面白い作品は編集者も力を入れて売りだそうとします。そうすると当然、表紙のレイアウト、装丁には熱が入ります。いくつもレイアウトを変えて表紙を作ってみて、どれがよいか、判断します。魅力ある表紙は読者の購読意欲をかきたてることを知っているからです。上下巻がある書籍では、レイアウターさんが工夫して2冊並べたときに背表紙に絵が現われる様に配慮してくれたりなど、面白味も感じさせられることもあります。そうした楽しみも紙の書籍ならでは。

さて、学校の教科書なども電子ブックがいいのではないかという声に対しても違和感があります。小学1年になった娘の背負うランドセル、確かに結構重いです。でも、自分たちも同じように背負ってきたわけですが、特に負担を感じた記憶はありません。それより、どうしてもものを粗雑に扱う子どもたちが電子ブックを壊さずに扱えるかも疑問ですし、だいいち、電源をつけなければ教科書が読めない状態というのは、教科書という存在感がないに等しいのではないでしょうか。しかも、同時に数冊を開く事ができるのか?教科書も資料集も開くとか、社会や理科ではよくあった気がします。

などといいながら、いつか私も電子ブックを使うようになるように思います。実用本などは特に情報さえ手に入ればよいので、表紙がどうとかはあまり関係なですから。

前書きが長くなってしまいました。今日は、素敵な絵本を見つけたので紹介したかったのです。絵本なのですが、高学年のお子さんにも人気があります。

『ウエズレーの国』

ウエズレーの国





学校でいじめられていたウエズレーの素晴らしい夏の体験を描いた絵本ですが、夏休み前の子どもの冒険心をくすぐること間違いなし。大人も、つい惹きつけられてしまう内容と絵の力量。最近、高学年のクラスで読み聞かせをしたのがこの1冊でした。友達のいない少年がたくましく成長していく姿に、きっと共感するところがあったのでしょう。真剣に耳を傾けてくれていました。かと思えば、1年坊主の娘にも家にて読んでやったところ、ものすごく気に入って、また読んでくれとせがまれました。守備範囲の広い絵本です。本当におススメ。こういう絵本のよさはやはり紙の本ならでは。深いブルーの表紙、このまま部屋に飾ってもおけます。この絵本にめぐりあえたのは、非常に嬉しいことでした。読み聞かせを主催してくださってる方の紹介があったればこそ。感謝です。

『ウエズレーの国』 ポール・フライシュマン作 ケビン・ホークス絵 あすなろ書房
2010-07-08

夏雨   ~むぎゅう・大好き~

小・中学生だったころ。
7月は、夏休みを目前に控え、理由もなく胸の奥がわくわくしました。

弟の子どもらも、今、夏休みを前に旅行の予定などを思い浮かべ、うきうき心が騒いでいたはず。

でも、突然お父さんが入院することになり、いっぺんに胸の中に雨雲が広がり始めたかもしれません。
だって、おとなだってそうですから。

でもね、みんなにとって素敵な夏になりますよ。
夕立がきたら、激しい雨音を聞きながら、ごろんと横になりましょうか。
うちわであおいであげましょう。
雷が轟くなら、みんなで耳をふさぎましょう。
ほら、もう怖くない。
夏の雨は、決して悪くないものだから。
2010-07-07

ワーォ! ウーピー!?   ~来年観に行きたい!~

わくわく嬉しいニュース!

ウーピー・ゴールドバーグ(Whoopi Goldberg )が、LONDON の WEST ENDでこの夏、ミュージカルに出演するそうです。

ウーピーと言えば、シスター役。日本でも人気だった、『天使にラブソングを…』1・2.(1992年・1993年)もちろん、私も大好きでした。けれど、彼女がアカデミー助演女優賞を受賞した『ゴースト/ニューヨークの幻』(ああ、なつかしの名作。パトリック・スゥエイジも今は天国へ。デミだけ、若返っている?そういえば、この作品を日本の女優さんと韓国の男優さんで映画化するという話がありましたね。誰と誰でしたっけ?)での、すっとぼけキャラが秀逸でした。もちろん、だからこその助演女優賞受賞となったわけですけれども♪

さて、今回彼女が出演するのは ”Sister Act”。そう、『天使にラブソングを・・・』です☆

whoopi-articleInline.jpg

She Can’t Kick the Habit: Whoopi Goldberg Back in ‘Sister Act’
By DAVE ITZKOFF

On Wednesday the producers of the London musical “Sister Act” said that Whoopi Goldberg, who played the heroine in the 1992 “Sister Act” film (and its equally crucial 1993 sequel, “Sister Act 2: Back in the Habit”), will join the musical’s cast in the role of Mother Superior. Ms. Goldberg, who is a producer of the musical, will be making her West End debut in the role, which she will perform from Aug. 10 through Aug. 31; she is taking over from Sheila Hancock, who originated the part when the musical opened last year.(中略) A Broadway transfer of the “Sister Act” musical is planned for next spring.

さすがに、ウーピーも、シスター・クラレンスというわけにはいかないようです。今回は修道院長として出演します。これが彼女の WEST END デビューなんだそうですが、意外な感じがします。長く華々しいキャリアを持つ彼女なので! 実はウーピーはもともとこの作品をプロデュースしていたわけですが、8月10日から31日まで3週間、舞台にも立つことになったそうです。この出演がはじめから計画されていたものか、突発的なものなのか定かではありません。けれど、彼女の出演はビッグニュース間違いなし! BROADWAYにも来春やってくるそうですが、彼女も出演するのかどうか! ウーピーが出るならぜひ観に行きたい! (来春なら、タイミングもOKなもので♪)
2010-07-05

侮れない小さきもの   ~アバクロも?~

最近、我が家の子ザル中ザルが、蚊に刺されたとうるさい、うるさい。一緒に外に出ていても、私は刺されず、かわりに刺されてくれます。血も若いとおいしいんでしょうか?

蚊に限らず、夏はいろいろな虫が元気に活動するシーズン。とはいえ、驚いたのがこの記事です。

Abercrombie Bedbug Outbreak Closes SECOND Store:
South Street Seaport Location Found With Infestation


s-ABERCROMBIE-large.jpg

Abercrombie & Fitch Co. said Friday that it closed a second store in New York due to a bed bug infestation.

The preppy teen clothing seller said it closed a Hollister store on Thursday in the SoHo neighborhood of New York. That location is expected to open at 10 a.m. on Saturday.

It closed a second location, an Abercrombie & Fitch store in the South Street Seaport, on Friday for the same reason.

Abercrombie's flagship New York store on Fifth Avenue has been tested and is not affected by bed bugs, the New Albany, Ohio, company says.

Abercrombie says it asked New York City's Mayor's office how it should deal with the problem.

Eric Cerny, a spokesman for the chain, said that the company tested all three stores in Manhattan, and there was no infestation at the A&F Fifth Avenue store in midtown.

"It appears focused in lower Manhattan," though the company is still investigating the issue by "conducting its own testing and analysis," he said.

Cerny said that the normal return policy is in place and noted that as a precaution returned products will be quarantined and tested. Inquiries from customers have been "minimal," he added.

The city's health department said it offered guidance to the company and that it is proactively treating the store. While the department said it knew of no other instances of bed bugs at city stores, it is the responsibility of companies to treat bed bug problems.

南京虫が確認されたため、NYCのアバクロのお店2店舗が閉鎖されました。正確に言えば、最初はSOHOのHollister のお店。そして2つめは  South Street Seaport の Abercrombie & Fitch のお店。しかし、5thの Abercrombie & Fitch 旗艦店は検査したところ大丈夫とのこと。Lower Manhattan エリアのお店だけが南京虫に侵入されたようです。

この南京虫、もう数年前からNYCでは大きな問題となっています。いえ、全米あちらこちらでといったほうがいいでしょう。有名な高級ホテルですら南京虫の被害にあったと、顧客から裁判を起こされたりしています。

私も、実際意外なところで、実物にお目にかかりました。

あれは、ある寒い冬の日。グランドセントラル駅の地下コンコースの飲食ブース。電車を待つ間、当時通っていたコンピューターマネジメントの専門学校のテキストを広げてコーヒーを飲んでおりました。まわりはコートに身を包んだ人が同じようにコーヒーをすすりながらノートパソコンの画面に見入っていたり、観光客らしき人たちが笑いながらピザやサンドイッチをほおばったり・・・。と、突然、ぽちっという軽く弾くような音が聞こえました。よく見ると、広げたテキストの上に何やら小さな米粒を丸くしたくらいの大きさの暗い赤というかオレンジがかった色の物体がのっかているではありませんか。一瞬前まではそんなもの、なかったのに。どこからか飛んできたのでしょうか。嫌な予感に顔をしかめながら、観察すると、そやつは・・動いている。つまり、虫、ではありませんか! 虫が大嫌いな私は思わず、テキストを持った手を放し・・・すると当然、テキストはパタンと閉じてしまいました。・・・・。そうする意図があって手を放したわけではなかったので、当の私は焦りました。このままでは虫を本にはさんだまま家に帰ることになってしまう。嫌だ。それは避けねば! 思い切って、私は、さっきまで開いていた、あの虫がいるはずのページをおそるおそる開きました・・・。すると・・・

なんと、そこには虫の姿はなく、ただひとつ小さな血のしみが広がっていたのでした!

あれです、蚊をパチンとつぶしたときに、血のしみが広がって、お、こやつ、だれかの血を吸っていたのか・・・とわかる、あれと同じ状態。

つ、つまり、さっきのあれは、南京虫!? 一瞬にして驚愕の事実を悟り、冷や汗たらたら。突然、本の上に降ってきた(としか思えない)物体、あれが南京虫??? こわい。しかも、この血はいったいだれのもの? だれのものかわからない血をつけたまま、私はこの本をこれからも読んでいかねばならないのか。うう、高い本だし、捨てるわけにもいかない。いや、それよりなにより、まだもっとほかにも南京虫がここにいるかもしれない。逃げねば。早く、早く! 私は、さっさと荷物をまとめ、とにかく気休めに血の部分をふきとってテキストもバッグにつっこむと、その場をはなれ電車乗り場へ向かいました・・・。あれは数年前のこと。

こわかったです。帰宅して、まずシャワーあびました。髪もよく洗って。もし家の中にもちこんでしまったら大変です。靴下もすてました、靴の中も調べ・・・。知らないうちに持ちかえることもあるそうですから。

アバクロにも南京虫・・という記事を読んで、あのときの恐怖がよみがえってきました。しかし、この南京虫、不衛生とかそういうことには関係なく侵入するのです。アバクロもとんだ災難でした。早く、閉鎖されたお店がオープンできるといいですね! いやあ、おそるべし、南京虫。決して侮れませんね。
2010-07-03

2連敗!!!   ~こりゃ、だめかも? 今1番ホットな作品でしょう!~

今、1番観たい作品!

”At Home At the Zoo”

先行予約抽選に2回ともはずれ、残る希望は当日券のみ。そして、この週末、なんとしても当日券ゲットすべく、金曜、土曜の午後12時から翌日の当日券予約電話攻撃を試みるも、全くだめ!(当日券は、前日の午後12時から予約専用電話回線がひらくので電話し、整理番号をもらって、当日開演1時間前にチケット購入となるのです。) 金曜は、自分の携帯と固定電話2機でがんばったのに、全く電話がつながらず・・・。今日は、出先から夫と自分の携帯で12時になる30秒前から作戦開始したものの、全然だめ・・・・とほほ。いやあ、まいりました。帰国して1番とりにくいというか、全然チケットがとれない作品!

小泉今日子さん、堤真一さん、大森南朋さんという人気も実力もすごい3人のお芝居だから当然といえば当然。むーーーん、ますます観たい欲求がふくれあがっていく・・・・。なにか手立てはないものでしょうか!

最新記事
プロフィール

フブキ

Author:フブキ
FC2ブログへようこそ!
NYでBROADWAY
に目覚め、やがてSPRING AWAKENING
に魂を奪われてから、すでに1年あまり。しかし、ごく最近、4年ぶりに東京にもどってきました! 久々の東京生活も実にスリリング♪

最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
現在の時刻 《東京・ニューヨーク》
日本は今何時かと、いつも気になります。