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2010-03-31

ドラえもん と YAMATO!    ~どちらも名作~

今日、子ザル2匹を、ドラえもんの映画に連れていきました。映画30周年記念の作品『のび太の人魚大海戦』。

劇場内の子どもたちが、げらげら笑いころげるシーンが何度もあり、子どもが観るにはよい映画だったといえるのではないでしょうか。(ただ辛口で言わせていただければ、ストーリー自体は面白くありませんでした。30周年記念作品にしては、さびしい。決して、子どもの映画だからつまらなかったというのではありませんので、念のため。)

ちょっと?だったのが、劇中、海中でドラえもんやのび太たちが楽しく遊ぶシーンで、武田鉄矢さんの歌が流れたこと。個人的にはエンドロールで聞きたかった、武田鉄矢さんの曲でした。とてもきれいなメロディーの曲ですし、包容力のある武田さんの歌声に包まれて余韻に浸りたかった、劇中ではなく・・・・。(勝手な言い分ですね。)

さて、アニメ作品には、昔から多くのアーティスト、歌い手さんが関わっています。その中で、私が1番驚いたのが、島倉千代子さんです。どのアニメ作品かおわかりのかたいらっしゃるでしょうか?

答えは・・・1979年の『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』です。その挿入歌「 サーシャわが愛」を歌ってらっしゃいました。スターシャが、死にいく前、幼い娘サーシャを想って歌う歌でした。当時すでに、島倉千代子さんは「大御所」という感じでしたので、「ヤマト」で?ととても驚いたのを覚えています。もちろん、この歌もいい歌でした。

そして、ヤマトと言えば、今年公開されるという「実写版ヤマト」。木村拓哉さん演じる古代進って、どんな感じなのか。ヤマトからアニメファンに変貌をとげた、由緒あるアニオタとしましては、はっきりいって、「実写版ヤマト」は大事件なのであります。昨年末、風の便りで、「年が明ければ、キムタクの古代進ポスターがどどーんと街にあふれる」と聞いていて、興味津津だったのですが、なぜかめぐり合えずにいました。それが、今日、ドラえもん映画のおかげで、やっと目にすることがかないました。映画館の壁にはってあったのです。


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オレンジの空、埋もれたヤマト、荒れた地に膝立つ古代。このポスターはすごく、いいですね。ロマン、感じます。
しかし、映画自体はどんな感じでしょうか。デスラー役だけ、どの俳優さんなのか調べても出てこないし、やはり心配。

ところで、「ヤマト」が実写版となれば、「ドラえもん」もいつか実写版映画がつくられるかも?


追記:実写版ヤマトのテレビCMをyou tubeで発見! いつ流れたんでしょうか? 全く知りませんでした。木村拓哉さんの古代、かっこいいかも!

youtubeのヤマトCMはこちら
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2010-03-31

ジュリーに会いに  ~今週末の予定~

ジュリぃぃ・・・というと、樹木希林さん。(ふるーーーーーーーい!)

こほん、それはさておき、今週末、ジュリーに会いにいってきまーす♪

沢田研二さん主演の舞台「新 センセイの鞄」(演出・マキノノゾミ)を観にいく予定です。

新宿の紀伊國屋サザンシアターで19日開幕したこの舞台、沢田さんが主演し、2001年からスタートした音楽劇シリーズの9作目だそう。共演は富田靖子さんら。4月4日までの公演なので、本当に最後のほうに観にいくわけです。
感想を書いても、それを参考に足を運んでくださる・・・というふうにはならないですね。でも、感想、書きたいと思います♪ 音楽劇・・・。ジュリーの歌がたくさん聞けるといいなあ。
2010-03-30

1番腹が立ったこと  ~フィギュア続き話~

ここのところ、フィギュア話が続いておりますが・・・

世界選手権の女子の成績に、おかしい点があったと思うというのを昨日書きました。が、書き忘れたことがありました。

更におかしいと感じたのは、日本のマスコミの態度です!

フジテレビの女子フリーの放映の際、キム・ヨナ選手の演技が終わった後、国分くんはじめ、みな「転んでしまいましたね。でも、頑張りました。あのオリンピックのあと出場しただけでもすごいですよね。」というような、多分、この演技では高い点数は出ないだろう、でも、ヨナ選手、よく健闘しました・・・と暗に語っているような発言をしていたのです。が、いざ130点という得点が表示されたら、みな黙りこんでしまったのです。「高すぎますね、この得点は!」とは言えなかったのか、または音声が消されてしまったのか。

浅田選手の点数が出た時、八木沼さんだけ、「厳しいジャッジですね。」というようなコメントがありましたが、他にはなし。

翌朝の、朝のワイドショーなどでも、なぜかキム・ヨナ選手の転倒やミスなどにはふれず、よく頑張って銀をとった、というようなものばかり。

どうして? どうして? 浅田選手の金メダルをもっともっと素直に喜んで、自国の選手が不当な扱いを受けているのではないかとなぜはっきり言えないんでしょうか?

イタリア現地放送などでは、ヨナ選手の点数が出た後、大きなブーイングが出されたのがはっきり聞こえていたそうです。しかし、なぜかフジテレビでの録画放送では、音声がブーイングのかわりに観客の歓声に変えられていたというではありませんか。気になって、YOUTUBEで、確かめてみたのですが、確かに、違うようです。

フジテレビでのキム・ヨナ選手フリーと得点の映像 

海外局のキム・ヨナ選手のフリーと得点の映像

得点が出たときの、観客席からの歓声、明らかにフジテレビのほうが海外局のとは違って、派手です。ブーイングが起きていたかどうか、海外局の映像からはっきりとはわかりません。けれど、明らかに、フジテレビが放映したような感じで、キム・ヨナ選手の点数を祝福しているようには聞こえませんでした。一体、これはどういうことでしょうか???

浅田選手のときは、ものすごい歓声がわいたが、フジテレビの放映ではおさえられていたという情報もあります。そこまで今検証する時間がないので、あきらめますが、ひょっとしたら本当なのかもしれません。

でも、なぜ、自分の国の選手を支えようとせず、他国の選手をヨイショするのでしょうか?????

浅田選手、安藤選手、鈴木選手を、もっと堂々と支えましょうよ!

それにしても、テレビや新聞や週刊誌などに、自分の価値観がむしばまれないように、ひとりひとり、注意していかねばならない時代ですね。
2010-03-28

不可思議・・・   ~若者の魂をゆがめないように~

It is unnatural that Kim's boring free skating with many mistakes was given higher scores than Mao ASADA's almost perfect free program with two triple Axels.

The current juding systems do not reflect the true values of performances.
ISU should modify the current judging rules with critical problems including anonymous judging system.
IOC should investigate the judging problems of ISU by the next Olympics.


トリプルアクセルを2度入れた浅田真央のほぼ完璧なフリーの演技よりも、ミスが続いたキム・ヨナのフリーの演技に高い得点が与えられたのはおかしい。

現行の審査方法は、演技の真の価値を正しく反映していない。
ISU(国際スケート連盟)は、匿名審査という方式を含み、重大な問題を抱えた現行の審査ルールを改めるべきだ。
IOC(国際オリンピック協議会)は、次のオリンピックまでに、ISUの審査方式に関する問題を調査すべきである.


というコメントをYahoo!USAの記事下に見つけました。
浅田真央選手が世界選手権で優勝したという記事に対するものでした。

この書き手がどんな方かわかりません。米在住の日本人の方かもしれません。ただ個人的には、真央ちゃんファンでもなく、客観的な意見としてこれを書いてくださったのだと嬉しいなと思います。

世界選手権の女子フリーの演技を、今晩フジテレビの放映で見ていましたが、やはり、キム・ヨナの得点が浅田選手より高いのはなんだか不思議でした。確かに、キム・ヨナの滑りは美しい。決まったジャンプも素晴らしかった。けれど、転倒し、ジャンプがぬけたという状態で、ノーミスの安藤選手や浅田選手より高い得点が出るという仕組みがよくわかりません。

キム・ヨナがあのバンクーバーでの快挙のあと,たった1ヶ月後の世界選手権に出場した勇気には賛辞をおくりたいと思います。(男子では、ライサチェック選手やプルシェンコ選手も欠場しているのに対し、女子はロシェット選手以外は世界選手権に出場。女子のほうが精神的にもタフなんでしょうか?)燃え尽きた・・・というのも本当でしょう。世界の大舞台で頂点に立ってしまった19歳。今後の新しい目標やスケーターとしての人生プランについて、簡単には答えは出ないでしょう。そんな中での今回の選手権。参加しただけでも、すごい気力です。

しかし、だからといって、競技中にミスをしてしまったら、公正に点数をつけるのがジャッジの仕事だと思うのですが、あの内容であの点数を与えるというのは、フィギュア界にとっても非常に後味の悪いものを残したのではないでしょうか。

とりわけてスポーツが好きなわけではない私が、フィギュアに惹かれるのは、もちろん、フィギュアが演技を競うスポーツだからです。パフォーマーが好きだからです。さまざまな旋律にのって、氷上で演技するパフォーマーの動きを、表情を観るのが好きだからです。

しかし、演技というのは観る人によって受け止め方・評価が大きくわかれます。なのでフィギュアほど、審査する人の主観が入る余地が大きいスポーツはないでしょう。けれど、なるべく客観的に点数をつけるために、ジャンプやスピンなどをそれぞれ細かく規定し、審査方法も考えられたはずなのですが、こういう結果を見せつけられると、果たしてこれでいいのかと疑問に感じてしまいます。日々スケーティングの技術を磨く努力をつづける選手たちに(キム・ヨナも含めて)失礼なようにも思います。

ほぼ完璧だった浅田選手や安藤選手の滑りにもう少し高い評価が与えられていれば、キム・ヨナのこの点数にも納得がいったかもしれません。この採点システムで高得点を得るには、技術よりも演技力(芸術点)をきわめる必要があります。けれど、いくら、氷上のパフォーマーとはいえ、かれらはアスリートとして、演じているのです。アイスショーとは違います。もっと、スポーツとしてこの競技を評価する採点システムがほしいと思いました。BROADWAYの役者さんを評価するのとはわけが違うと思うのですが。

しかし、こうした逆風の中で見事に優勝つかんだ浅田選手、立派でした。美しいクレオパトラの安藤選手、ウェストサイド物語でいきいき滑った鈴木選手にも大きな拍手をおくりたいです!

2010-03-27

フィギュア男子  ~世界選手権終わる~



24日からイタリア・トリノで始まったフィギュア世界選手権・男子。フジテレビがLIVE放映していたようですが、うっかりして見逃してしまいました。が、youtubeやニコニコ動画というありがたい存在のおかげで、見たい選手の演技が確認できます♪

さてさて、世界選手権の結果が出ましたね。高橋選手が見事1位というのは本当にうれしいです。素晴らしいです。

しかし、残念だったのは、小塚くん。SP4位という、非常によい位置につけていて、フリー次第では表彰台にあがるチャンスもあるのではと思っていたので・・・。ところが、フリーではジャンプにミスがあり、総合で10位。うーーーん、練習中は4回転も絶好調で、「体が軽すぎるので、本番前には1度体を重くしないと・・・」と話していたそうですが、フリーでは、その体調のコントロールがうまくいかなかったのでしょうか。

SPで、満足のいく演技を終えたあとは、

「僕のスケートもいい調子で滑っていたけれど、氷もよく滑る氷でしたね。滑りすぎて、トリプルアクセルの前はわざとスピードを落としてコントロールしたくらいです。それから、いつもの世界選手権だと、もっとガツガツしていたと思うんです。去年、一昨年は、もっと突っ込んでしまってた。でも今回は落ち着いて、足もとをしっかり見ながらそこに立ってスケートができているような気がします。そんな気持ちを持ちつつも、試合なんだから攻める気持ちもしっかりある――うまい具合に精神的な調整ができてるみたいです」(sports@niftyより)

と、精神面でもいい状態にあることを語っていた小塚くんですが、残念です。バンクーバーで21歳を迎えた小塚君。フィギュア選手としては、年齢的にもそろそろ中堅どころでしょうか。いい意味でも悪い意味でも、すこやかな性格と言われる小塚くん。高橋選手のあとを担う重圧に今後どう向かっていってくれるのか。見守っていきたいです。

(織田選手も、SP、残念でした。本人も無念だったことでしょう。)
2010-03-25

ゾンビの醍醐味   ~さわやか読後感・『高慢と偏見とゾンビ』~

高慢と偏見とゾンビ(二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)高慢と偏見とゾンビ(二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
(2010/01/20)
ジェイン・オースティン セス・グレアム=スミス



「高慢と偏見(Pride and Prejudice) 」・・・1813年に出版された、イギリスの女流作家、 ジェイン・オースティン(Jane Austen)の傑作といわれる長編小説。

18世紀イギリスの上流社会の女性の生き方、価値観などが読み取れる名作であり、1995年にイギリスBBCがテレビドラマ(監督:サイモン・ラングストン、Mr.ダーシー:コリン・ファース、エリザベス:ジェニファー・イーリー)を制作、人気を博し、2005年には キーラ・ナイトレイ(きれいですよね♪)主演で映画化されました。・・・が、以前使っていた英語学習のテキストに一部抜粋してあったのを読んだことがあるだけで、そのうち完読しなければ・・・と思っていた作品でした。

ああ、それがこんな形で読んでしまうことになろうとは・・・。

『高慢と偏見とゾンビ (Pride and Prejudice and Zombies)』

でも、後悔はありません。なんだか、非常にさわやかな読後感であります。ゾンビとクラシック文学の融合という、キテレツ作品なんですが!

でも、これは単なるパロディ作品ではありません。

著者名が ジェイン・オースティン、セス・グレアム=スミス(Jane Austen & Seth Grahame-Smith )となっているとおり、90%は原典をそのまま使ってあるのだそうです。残りの10%が、セス・グレアム=スミスが、絶妙なタイミングで絶妙なゾンビエピソードを加えたもの。

普通、こういうふうに名作が扱われると、嫌だなあと感じることが多いのですが、この作品は違いました。英語の原文を読んでいないのではっきりしたことは言えませんが、名訳(安原和見訳)というだけではなく、きっと原文自体、気品ある文体や雰囲気を壊すことなく、ナンセンスなゾンビを登場させていることと思います。セス・グレアム=スミスの見事なユーモアのセンスがこの「怪小説」をうみだしてくれました。もっとも、きっかけは、とある編集者からの働きかけだったそうです。「高慢と偏見とゾンビっていう言葉が浮かんだんだけど、これで何か書けない?」というような。

でも、それにしても、どうしてゾンビがこの作品に投入されても違和感がなかったのでしょう。ゾンビ、ゾンビ・・・。主人公エリザベスをはじめ、その姉妹が全員ゾンビ退治の訓練を受けているという設定。はしたないことが厳重に禁止されていた当時の女性。であるのにこの作品では容赦なくゾンビを倒すエリザベスたち。それは、何を意味するのか。また、恋愛小説である原典がゾンビという刺激剤が加えることで、より広い読者に読んでもらえるということもあるのか。などなど、考え出すと結構、奥が深いこの作品。ただ、これを読んですっかり原典まで読んだつもりになってはいけませんよね。今度こそ、ちゃんと読もうっと思いました。

(ゾンビものは基本的に苦手です。でも、この作品と映画「バタリアン」は平気でした。「バタリアン」、ご存知の方いらっしゃいますか?)
2010-03-24

American Idiot was Incredible. GO SEE IT! ~Blakeもおススメ!~

”American Idiot”, SPRING AWAKENING で トニー賞の Best Direction(演出賞)受賞の Michael Mayer の新しいロックミュージカルが、3月24日、いよいよBROADWAYにてプレヴューを開始しました。

グラミー賞受賞の  Green Day による同名のアルバムをもとにしたこの作品、演出家 Michael Mayer のみならず、SPRING AWAKENING の関係者がたくさん関わっているのです!

なんといっても、まず、主役の Johnny を演じる John Gallagher, Jr.! SPRING AWAKENING では トニー賞で、助演男優賞を受賞した実力派。歌も演技もピカ一! 彼が演じる Johnny は、9・11後の悲観的な空気に満ちた中、何か、偉大ですごいものを求めて旅する若者ということですが、いったいどんな演技をみせてくれるのでしょうか。Green Day のアルバムも聞いていないので、具体的な内容は今ひとつつかめませんが、SPRING AWAKENING と同様、自分を取り囲む息苦しい既存の社会の中で、なんとか生き延びよう、自分の道を探そうとする若者の物語なのではないでしょうか。しかし、SPRING AWAKENING のように、やはり登場する若者たちにはそれぞれ苦難の道が待っているのでしょう。

さて、ほかにも元 SPRING AWAKENING のメンバーが出演しています。閉幕時にはモーリッツを演じていた Gerard Canonico 、オリジナルメンバーでオットーを演じていた Brian Charles Johnson 。舞台美術もSPRING AWAKENINGの Christine Jones 。昨年の音楽部門でトミー賞を受賞した Tom Kitt(Next To Normal)もこの作品の音楽をアレンジしています。・・・もうこれだけで期待感爆発ではないですか!

しかも、プレヴューみたBlake Danielも、

American Idiot was Incredible. GO SEE IT!
 
と言っています。4月20日がオープニングですが、いつまでの公演予定なのでしょうか? 今度中3になる娘の高校受験が終わってから、娘と一緒にNYに行こうと思っているんですが、それまでは無理でしょうか? やっぱり、そろそろNY行くべし?・・・

ドラえもんのどこでもドアで、St. James Theatre (246 W. 44th St. Broadway, New York City)に今すぐ行きたい!


americanidiotbway200.jpg
Rebecca Naomi Jones with John Gallagher, Jr. and Mary Faber with Michael Esper
photo by Doug Hamilton

Visit www.AmericanIdiotOnBroadway.com.

2010-03-21

「農業少女」観劇記   ~文句なし、傑作です!~

遅くなってしまいました。3月14日、午後2時から「農業少女」を観てきて、もう1週間たってしまいました。卒園式やら謝恩会やら役員引き継ぎやら、なんだかあっという間に時間が過ぎてしまいまして。早く「農業少女」の熱い舞台について感想をまとめたいと思いながら時間がたってしまいました。ごめんなさい!

農業少女aa
さて、「農業少女」。
よかったです!


10年前の野田秀樹さんの書き下ろし作品を、松尾スズキさんが演出。出演は多部未華子さん、山崎一さん、吹越満さん、江本純子さんの4人。

10年前は、役者としてこの作品に出演したという松尾さんによれば、この作品は「少女を想う中年男のみじめな恋と、ファシズムに関する思索が交錯する斬新なアプローチの舞台」ということだったので、とにかく内容を理解しようと無駄な努力はしない、ただただ舞台の上で起きることごとを受けとめようと心に秘めて劇場へ。

今回、うれしいことに、公演日の1週間前にチケットをとったのにB列といういい席が取れたのです! 前から2列目の席。舞台に向かって右端から4番目。中央席ではありませんでしたが、見通しの良い舞台なのでなんの問題もなし。もちろん、後ろのほうの座席でも双眼鏡があれば、いつもは満足できます。が、この作品は ”HAIR” タイプの作品で、舞台だけではなく観客席もそして観客もお芝居に巻き込む作品なので、座席が舞台に近ければ近いほど、よりこの作品にのめりこめるというもの。

お話しは、端的にいえば、中年男が田舎から東京に出てきた少女を愛し、自分の手元に置くが、少女は男を利用しているだけで、少女は別の男を・・・という内容だったと思います。この「思います」という点にご注目ください。はっきりいいますと、細かい内容はよくわからなかったのであります。しかし、それは最初からわかっていた、覚悟していたことなのでちっとも気になりません。そして、細かい内容が定かではなくとも、この作品が十分にみごたえがあるすごく魅力あふれたものであることに変わりはありません。

まず、なんといっても「少女」を演じた多部未華子さん! 「つばさ」「不毛地帯」のテレビドラマでしか知らない女優さんでしたが、こんなにオーラのある女優さんだとはこれっぽっちも思っていませんでした。テレビでは特別美人というふうには感じなかったのですが、舞台での多部未華子さんは本当に華やかでかわいらしく、きらきら輝いていました。ものすごく驚きました。正直なところ、彼女の演技、存在感には期待していなかったもので。ところが、まず最初に彼女が登場した瞬間から、かわいい顔、その顔の小さいこと、そしてとっても均整のとれた美しいスタイルに唖然とし、思い切りのよい演技の連続、十二分な声量、声の美しさにただただ目を見張るばかり。最初から最後まで、もう見事というしかない素晴らしい集中力と度胸のよさに脱帽。多部未華子さんは、テレビでより舞台で輝く女優さんだとはっきり思いました。、舞台でこそ彼女の魅力は生きると思います。また非常にカンのよい女優さんですねえ。若手ではナンバーワンの舞台女優さんではないでしょうか! かなり、すごい資質をもってらっしゃると思います。

そして、「少女を愛する中年男」を演じた山崎一さん。NOVAのCMでブレークしたあと、テレビや舞台で活躍されていますが、昨年観た「組曲 虐殺」では、気の弱い特高刑事の役で味のある演技をみせてくださってました。今回は激昂するシーンなど、今までのイメージとはちがった激しく怖い顔の山崎さんもみられて、すごく新鮮でした。山崎さんの凄みのある演技も迫力あります。まっこと、いい役者さんです!

謎の男「都罪(ツツミ)」を演じた吹越満さん。渋い演技でテレビでも映画でも活躍されています。そんな吹越さんには、ちょっと思い入れがある私です。今から約17年前、「有言実行三姉妹シュシュトリアン」(1993年、フジテレビ)という少女向け実写ドラマが放映されていたのをご存知でしょうか? その中に出てくる重要な「フライドチキン男」を演じていたのが吹越満さんだったのです。当時、子供向け雑誌を編集していた私が担当していたもののひとつが「シュシュトリアン」。なので毎回テレビ放映も見ておりましたが、ユニークな登場人物である「フライドチキン男」に注目するようになりました。毎回シュシュトリアンの三姉妹は、ことわざや格言を悪役に言う場面があったのですが、フライドチキン男は、その格言などをコントを交えて視聴者に解説するのが役目。そのすっとぼけた解説ぶりとときには自分に都合のいいようにシュシュトリアンをだますような悪ぶりが、妙に魅力的だったのです。・・・そして、この「都罪」を観ていて、やはり私には「フライドチキン男」がかぶってみえました。いえ、それだからこそ、よかったのです。悪でもあり善でもありうる「都罪」は、やはり「フライドチキン男」以外の何物でもありえない、いやあってはならない何者かなのですから。(ちょっと野田ワールドふうに言ってみました。)

江本純子さんも最初の登場シーンから、すごく存在感がありました。カメレオンのような役者さん。ぱっと、その場の空気や雰囲気に自分を変えられる。

役者さんたちが、心の奥底から楽しんで、話しこんで作り上げた作品だということが非常に強くメッセージとして受け取ることができます。演出の松尾さんのお望み通り。その演出がまた小粋で小粋で! 野田秀樹さんまで出演されてるだなんて、すごすぎます! 

大爆笑に次ぐ大爆笑、そして絶望と希望。野田ワールド万歳。ストーリーや登場人物のち密な整合性などを論ずるより、ただ、その瞬間の感情を想いを共有したい。

今年度の傑作のひとつ。「農業少女」東京芸術劇場にて今月31日まで。

2010-03-13

メディアへの不信  ~アメリカだけではないですが~

米ABC、映像操作認める=トヨタの電子装置欠陥報道で 
3月13日1時30分配信 時事通信
【ニューヨーク時事】米ABCテレビは12日までに、2月22日に放映したトヨタ車の急加速原因が電子制御装置の欠陥であることを立証したとするギルバート南イリノイ大学教授の実験報道について、映像を操作したものであることを認めた。米メディアがABC広報担当者の話として伝えた。
 
トヨタ自動車は今月8日、ABCが電子回路を人為的にショートさせるなどした同教授の実験を一方的に脚色して伝え、トヨタ車の電子制御装置の安全性に疑問を投げ掛ける番組を放送したとして、非難する声明を発表していた。


以上は、今現在(3月13日午前11時30分)Yahoo(日本)にのっているニュースです。アクセス数は今1位ですね。

しかし、同時にYahoo!USA を見ても、それに関する記事は見当たりません。昨夜も、日本のYahooでは、TOYOTAの車の急加速問題は、ドライバーのアクセルとブレーキの踏み間違えではないかという、以下の記事がのっていましたが、USA版では見ませんでした。

急加速の原因はブレーキとアクセル踏み間違え NYタイムズ紙で大学教授指摘3月12日20時8分配信 産経新聞

【ワシントン=渡辺浩生】トヨタ自動車の大量リコール(回収・無償修理)問題に関連し、11日付の米紙ニューヨーク・タイムズが、トヨタ車の急加速の原因を「ブレーキとアクセルの踏み間違えだ」とする心理学者、リチャード・シュミットカリフォルニア大学ロサンゼルス校名誉教授の寄稿を掲載した。

 1980年代にドイツ車「アウディ5000」の急加速が多発して大量リコールとなった際、調査に携わった同教授は、今回の急加速の背景について「ブレーキを踏むつもりでアクセルを踏む運転者によって頻繁に起きることにある」と説明。原因に疑われる電子系統の欠陥ではなく、「人的要素」を指摘した。

 そのうえで、アクセルをブレーキと踏み間違えた結果、加速に驚いてさらにアクセルを踏み、車がますます急加速して事故に至る-という仮説を紹介。「(ノイズの多さなどから)人は意図するのと違う行動を起こす場合もある」としている。

 米道路交通安全局(NHTSA)は89年、「アウディ5000」の急加速の主な原因を「ペダルの踏み間違い」と結論づけ、アウディは解決策として自動シフト・ロックを設計、他のメーカーに広がった。今回も予防策として、米政府内ではブレーキがアクセルより優先される装置の搭載義務化が検討されている。

 ただ、同教授は「運転手がブレーキに触れずにアクセルを踏む限り、役立たない」と警告。装置が普及しても事故が起き続ければ、運転者が非難されると述べている。


つい数日前、HarrisonとSan Diegoでのプリウスの加速事件は大きく取り扱っていたのに、このTOYOTAに有利な記事については無視?なのでしょうか。もっとも私が見落としている可能性もありますし、時差の関係で記事がアップされていないだけということもあります。・・・しかし、なんだかすっきりしません。

読者がほしがっているものを優先して記事にする。これも、重要なメディア側の姿勢です。何を顧客が欲しているか、それを考えねばビジネスにはなりません。しかし、たとえ、読者が知りたくないだろうことでも、読者に物事への公平な判断をくだす材料になるだろうことは、情報としてきっちり伝える。それが、メディアの正義っていうものではないでしょうか!

むろん、これはアメリカ(というか、Yahoo!USAの、というべきですね。)だけのことではありません。マスコミがどの記事を取り上げるか、そしてそれぞれの取り上げ方の大小によって、私たちの社会に対する意識は大きく影響を受けています。無意識のうちに私たちは、ニュースで扱われていることだけが、そのときに起こっていることで、小さなニュースはあたかもさして重要なことではないかのように受け止めていないでしょうか。私も、そうなのですが。ただ、TOYOTA関連のニュースのアメリカと日本での取り上げ方の違いを見て、改めて、メディアによって知らないうちに操作されているかもしれない、自分の意識のあやうさについて考えさせられました。客観的な事実がなにか、自分で判断して意見を持てるようにしなければと、つくづく感じた次第です。
2010-03-10

TOYOTA、どうなる?  ~あの町でも!~

Toyota Prius Mishap Stuns Harrison, N.Y. 
  TOYOTAプリウスの事故でNY州ハリソンに衝撃


というYahoo!U.S,Aのニュース見出しをみて、思わずクリック。
我が町、Harrisonの名が、堂々出ているとは、また珍しい。

我が町というのはもうふさわしくないかもしれません。もう住んではいませんから。しかし、昨年夏まで4年間住んでいたところなので、やはり愛着があります。

それにしても、小さな地味な町なので、全国版ニュースで名前が出ることはほとんどありません。つい先日も、Harrisonのとある大学構内で、女子学生が遺体となって発見された事件があったのですが、全国版でその事件に関するニュースは見かけませんでした。

それなのに、今回、ある女性が2005年モデルのプリウスを運転して自宅を出たところ、急に車が加速して通りの向かい側の石でできた外壁に激突したという事故については、全国版扱い。同じタイミングでカリフォルニアでもプリウスの加速事故が報告されていたこともあったのでしょうが、まさに、TOYOTAの安全性を問う記事は、非常に価値のある話題となっているのがよくわかります。それにしても、どちらもけが人がなかったようで、何よりでした。

さて、Harrison警察のAnthony Marracini 警部は、次のように言っています。(なつかしい! この名前には見おぼえが。1年前の空き巣事件の時の担当の方ではないかしらん。)


"It's hard for us to determine whether it was a stuck accelerator or whether or not the vehicle accelerated for some other reason."

「原因が、アクセルが動かなかったことなのか、もっと別の理由で車体が加速したことなのかどうか、はっきり判断できない。」

この警部さんの言葉をどうとらえていいのでしょうか。トヨタのリコールなどの問題について詳しくないのでよくわかりません。でも、結局は、トヨタの車に欠陥があるという含みなのですよね。きっと? 電気系統がどうのこうの、問題がある、いやないとかいうことへの含みということでしょうか?

なんだか、最近のアメリカのTOYOTAバッシングは、ひどいように感じます。確かに、TOYOTAに企業として顧客の安全を第一に考えて行動するという側面が欠けていたのかもしれません。でも、それにしたって、なんだか今がチャンスとばかりに、アメリカの自動車会社産業の巻き返しのために、徹底的にTOYOTAをつぶそうとしているようにも思えます。容赦ないですから、彼らは。(彼らとは、アメリカの一部の政治家、企業家) TOYOTAも心して頑張って、信頼を回復してほしいものです。困難な道のりとは思いますが。

ところで、警部、我が家のDVDプレーヤー、その後、どうなりましたか? 空き巣事件で、私たちが帰宅したことに気付いた泥棒が、逃げ出すとき、廊下に放り投げていったらしい、DVDプレーヤー。指紋が残っていないか、調べたいのでちょっと貸してくれとおっしゃいましたが、あれ、今どうなっていますか? うっかり、催促もしないまま帰国してしまったのですが、今、思い出しました~~~。結局、空き巣事件も未解決のままでしたね:::::。

追記:このことに関する別の記事を読んだところ、Harrisonの女性は怪我をされたそうです。早くよくなられますように。
2010-03-10

思わぬいい席!  ~農業少女~

今度の週末、急に時間があいたので、気になっていたお芝居のチケットが取れるか、チェックしてみました。

その作品とは、「農業少女」・・・多部未華子さん、山崎一さん、吹越満さん、江本純子さん出演、野田秀樹さん作、松尾スズキさん演出。3月1日から31日まで、池袋の東京芸術劇場にて上演中。

数週間前、日経新聞に、このお芝居の稽古の様子が掲載されていました。それによると、4人の役者さんが、「舞台を面白くするためのアイディアをどんどん稽古場で出してくる」そうで、稽古場が役者さんたちの熱気でむんむんむせかえっているのが伝わってきました。その瞬間、面白そう! 観たい! と思ったのです。山崎一さん(NOVAのCMが懐かしい。)の演技が好きでもありますし。

場面が次々に変わり、役者さんたちが、衣装や小道具を変え、息つくまもなく演技を続けるという、この野田さんがかかれた作品は、「少女を想う中年男のみじめな恋と、ファシズムに関する思索が交錯する斬新なアプローチの舞台」だそうです。10年前、今回演出を手掛けていらっしゃる松尾さんは、都罪(ツツミ)という男の役で出演されていたそうです。しかし、セリフもいいぱいで、芝居の構造がどうとかは考えず、「おもしろく演じる」ことをめざされたそう。今回も「おもしろく演じていただく」ことを心がけていらっしゃるとのこと。

役者さんに「おもしろく演じていただく」。いい言葉ですねえ。ひとりよがりな「おもしろさ」には、観客はついていけませんが、4人の役者さんが、舞台を面白くするためにアイディアをどんどん出していらっしゃるわけですから、松尾さんの目標は達成されており、観ている側も「おもしろく観る」ことができるように仕上がっているのではないでしょうか。

さて、肝心のチケットですが、もうほとんど売り切れでしたが、幸運なことに、この週末のみわずかに残っていたのです。しかも、なんとB列。端っこに近い座席ですが、舞台に近いのはすごく嬉しい! どなたかがキャンセルでもされた席なのでしょうか?

とにかく、よかった、よかった。「農業少女」・・・楽しみです。

農業


2010-03-06

富士見町アパートメント『リバウンド』『ポン助先生』 観劇記   ~ポン助先生、最高!~

本日午後2時より、座・高円寺にて、自転車キンクリートSTORE「富士見町アパートメント」Bプログラム『リバウンド』『ポン助先生』を観てきました。

まず、座・高円寺の建物の奇麗で素敵なデザインに驚かされました。昨年5月にオープンしたばかり。我が家から遠くない場所に、こんなセンスのいい劇場ができたことに喜びを感じました♪

ユニークなのが、入口の「なみすけ」グッズコーナー。杉並区民なら知っている、ほのぼのキャラ、「なみすけ」のグッズがいろいろ売っていました。興味がおありのかたは是非。今回入りませんでしたが、カフェもあったようです。今度入ってみたいです。

えー、この「富士見町アパートメント」は第7回杉並演劇祭参加作品。AとBの2つのプログラムがあります。それぞれのプログラムに、2つのお芝居。全部観ると4つのお芝居が観られるという仕組みです。(2つのプログラム形式は、劇団キャラメルボックスの3月の公演と似ていますね。)

今日観た『リバウンド』は、3人の太っちょのコーラスガール3人の友情のお話。平田敦子さん、池谷のぶえさん、星野園美さんのふくよかな肉体が、とてもよく舞台に映えていました!バブルな時代のあと、年齢を重ねるにつれ世の中も不景気になり、仕事も減って、ついには解散を迎えることになる3人の人生模様。DV(ドメスティック・バイオレンス)、不倫、親の介護問題など、さまざまな悲しく思い要素をちりばめながら、うまくまとめられた作品。3人とも、歌も素敵で、演技も達者。しかし、あまりにすべてがうまくまとまりすぎて、ちょっと物足りなさも。が、秀作であるのはまちがいなし。

そして、これが傑作でした、『ポン助先生』!

タイトルを見ても、さっぱり予測不能でした。「ポン助?」 しかし、舞台がはじまって、すぐ、それが、性悪で有名な落ち目漫画家のことだとわかりました。いやあ、この性格の悪い中年漫画家を演じた山路和弘さんが、秀逸で、もう絶品キャラでありました。

山路 和弘さんは、劇団青年座演技部所属の俳優さん。声優としても、アニメや洋画吹き替えなどで活躍されています。洋画だとショーン・ペン、クリント・イーストウッド、デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウなどなどアウトローとか男っぽい感じの俳優さんを担当されています。そして、今回の「ポン」様も、ぶっとびのハチャメチャ中年おやじ様で、観ていて、なにかこう、すっきりするというか、応援したくなるというか。あらすじを細かく言ってしまうと、これからご覧になるかたの楽しみを奪ってしまうので控えておきますが、駆け出しの若い漫画家を翻弄するさまが、ものすごく愉快でした。

忘れてならないのが、漫画雑誌編集者役の西尾まりさん。西尾さんの舞台での演技が観たくて行ったお芝居。まず、見とれたのは、西尾さんのお肌。すべすべつるつるで、ゆで卵みたい♪ そして、演技のこなれた巧さ。間合いの取り方も見事。テレビで観るより、西尾さんの演技の巧さがひしひし感じられました。ひょうひょうとした役が多い、西尾さんですが、この舞台でも、そのイメージは健在。しかし、ちゃんと読者を喜ばせるために、自分のポリシーをきちんと持って漫画家さんと向き合う、プロ編集者ぶりが実にいいのです。こういう編集者、実際には多くないかもしれません。いやあ、お見事です。

脚本が何より、いいというのも、このお芝居の強み。マキノノゾミさん作。去年観た、キョンキョン出演の「高き彼物」も書かれていますが、マキノさんの作品に出てくる人物は、どこか孤独で、でも、最後には気持ちのよい明るさが備わっています。今回もそうでした。一瞬たりとも退屈を感じない作品でした。

駆け出しの漫画家さんを演じた黄川田将也さんは、すごくスリムで背が高い役者さん。初々しい演技でした。

この2つ、いえ、AB両プログラムの4つのお芝居は、全部、富士見町アパートメントという古いアパートの一室が舞台となった作品。Aのhぷの『魔女の夜』『海へ』も観たくなりました。しかし、今度の日曜までなので、無理かなあ・・・。


「富士見町アパートメント」、いいです。特に、「ポン」様、最高! サイケなパンツもグーでありました、ふふふ。


富士見町アパート
う、ぼけていますね。ごめんなさい。
2010-03-05

ある女子高校生の会話   ~ぶっとびましたが・・・~

そこはとある、都心のターミナル駅周辺にあるハンバーガーショップ。
その日、あるお芝居を観るため、その町に出向いたのですが、開演にはまだ間もあり、お腹も空いたので、劇場に近いそのお店に入りました。

土曜日お昼過ぎとあって、店内は高校生らしき姿や学生さん、小さなお子さんづれファミリーなどで混雑の極み。が、うんよく、座席が空いた・・・座る。右隣は、かわいいブレザータイプの制服を着た女子高校生ふたり。左隣は、これまた制服姿のカップル。いいなあ、青春よねえ。土曜日だけど授業があったのか、それとも部活? こうして、学校帰り、ボーイフレンドや友達としゃべるのが楽しかったあのころがなつかしい。などと思いながら、ひとりハンバーガーをもぐもぐしていたわけです。

と、左側のカップルが立ち上がりました。そして、去り際に女の子のほうが、私の右側のふたりに「バイバーイ」と声をかけるではありませんか。思わず、ひょっとしたら、私は、この子たちの間に割り込んでしまったのかと焦ってしまいました。やがて、カップルを見送った隣の女の子たちの会話が聞こえてきました。

「ねえ、あの子知ってるの?」
「うん、体育でいっしょだから。」
「あのふたり、つきあって長いの?」
「まあまあじゃない。でも・・・」

という会話でした。なので、このふたりとさっきのカップルはどうやら別々にこのお店に来たらしいことがはっきりして、ホッ。・・・と・・・

「あのふたり、してないんだって。」
「うそー。どうして?」
「さあ。そういう感じにならないんじゃない。」
「えー。おかしいんじゃない?」

ここで、私の思考はいったん停止。こ、この会話は???

「そう?」
「おかしいよ。っていうか、できない理由があるんじゃない?」
「えー、やだー、アハハハ」
「アハハハ」

珈琲をすすりながら、おとなりガールズの会話のあまりの展開にくらくら。いえ、もちろん、聞いているほうが悪いんですけども。でも、ガールズたち、結構なボリュームでおしゃべり。しかし、更に、会話は暴走します。

「でもさー、○○ったらさあ、わざと××マーク見えるところにつけてくるんだよ、ありえねー。」
「△△もすごいよ。△△の場合は、キャラ的にもっときもい。あのキャラであれはないよ。おでことかにもあるんだよ。」
「ぜったい、やだよね。わたしは絶対隠す。」
「あたしも。なんでわざと見せるんだろう。ばんそうこう貼ってもばればれだよ。」

あまりの生々しい会話に、まじめな話、めまいがしてきました。かわいい制服着て、ハンバーガーショップで大きな声で屈託なく話す高校生の会話にしては、不健全すぎる! 

これが、きょうびの高校生の普通の会話なのでしょうか???????????

思わず日本の将来がものすごく心配に感じられてきました。

古い人間と言われてもいい。でも、高校生は高校生らしいおつきあいをしようではないか! もっと心と心のつながりに重きをおこうよ。
  

何が気になるかというと、今の子は寂しいんじゃないかということ。それで、すぐ体と体でつながろうとするのかな、と。寂しいときに、寂しさを払ってくれるような、生きる目標とか人生の夢とかが見つけられない時代なのかな、と考えると、責任は大人にもあるのではないかな。

ただ、この子たちにあきれたり、嘆く前に、大人が考えなきゃいけないことがあるような気がしてなりません。

うーん、それにしても、同じ年頃の娘を持つ親としては、ほおっておけない内容でした。

さて、高校生のみなさん(高校生がこのブログを読んでくれる機会はめったにないとは思いますが。)、もうひとつ、アドバイスを。

制服でのおしゃべりには気をつけましょう! どこの学校の生徒さんか、すぐわかってしまいますので。

うーーーん、いろいろ考えさせられた、午後のひとときでした。

2010-03-05

麗しいその声  ~MATT & MORGAN~

3月1日、ジャズバー”Birdland”にて、SPRING AWAKENING メンバーの MATT DOYLE、そして MORGAN KARR が美しい歌声を披露してくれました。KAIT KERRIGAN と BRIAN LOWDERMILK というふたりの有望な若手作曲家・作詞家が行ったこのコンサートには、BROADWAYミュージカルで活躍する人たちが参加しました。

直接Birdlandには行けなかった私のようなファンも、その様子を、早速YOU TUBEにて観ることができます。昔じゃあ、考えられません。YOU TUBEさまさまですね!

MATTとMORGANの歌はこちらをどうぞ♪

matt・morgan1
"Two Strangers" を歌うMatt Doyle(左)、Morgan Karr、(中央)そして Jay A. Johnson (右)

matt・morgan2

驚いたのはMORGANの歌のよさ。もともとのびのある声で、SPRING AWAKENINGでも、アンサンブルやいろいろな役の代役として活躍していたころから、注目はしていましたが、いっそうその歌声に魅力が増したように感じました。なんだか嬉しくなります。

もちろん、MATTの歌声も相変わらず、セクシー。改めてMATTの歌う姿をみて感じたのですが、歌っているときの表情がものすごく色っぽい。うーーん、たれている目が、アンニュイな雰囲気を醸し出しているからでしょうか。

右端のアフロな Jay A. Johnson は ”Hair”の役者さんだそうですが、なかなかキュートな感じですね。

しかし、この映像をみて、何が感動的だったかと言うと、MATTと MORGAN の、この学生っぽいネクタイ姿。SPRING AWAKENINGにつながるイメージではないでしょうか。なんだか涙が:::::::::::

MATTも MORGANも、まだまだSPRING AWAKENING演じられるわ・・・と思いながら、麗しい声に酔いしれるのでありました。

4月12日も、MATTは Birdlandで、Scott Alanという方のコンサートに出演するそうです。そしてMATTのソロコンサートも着々と準備が進んでいる模様。SPRING AWAKENINGのナンバーも入るのでしょうか? 気になります。
2010-03-03

カテン    ~フィギュアの影響?~

カテン。

オリンピックでフィギュアスケートの虜になってしまった私が、このオリンピックで覚えた言葉が、この「カテン、加点」です。

「加点」・・・決して難しい言葉ではありません。が、普段、めったに使うことのない言葉でもあります。
なので、今日、中学生の娘が帰ってきてからの話に思わず、ひとりうけしてしまったのでありました。

娘「国語の期末テスト、返ってきた。」

娘は、国語のテストで解答欄が空欄のままになったところが2つもあったと青ざめていたので、まあ、点数はよくないだろうと予測していました。ところが、意外に声が明るい。どうしたのかと思ったら、

「思ったよりよかった。記述問題でカテンもらえた。」というではありませんか。

はじめ「カテン」て何?と思ったのですが、はっと思い当り、思わず大受けしてしまいました。

フィギュア競技で選手のの得点が出るたびに、「このジャンプに加点がついた。」「いかに加点を獲得するかが大切。」などなど、「加点」は重要語句として何度も解説者のかたが口にされていました。

しかし、中学のテストにまで「加点」システムがあろうとは! いや、とてもいいシステムだと思います。よい部分にちゃんとプラスの評価をくださるわけですから。

でも、ひょっとしたら、国語の先生も、フィギュアをみてらして、「加点」システムを採用されたのかも?と想像すると、なんだかすごく楽しい気持ちになりました。

加点・・・フィギュアの採点方式には、いろいろ問題もありそうですが、こういう「加点」はいいなあと思いました!
2010-03-02

『リバウンド』『ポン助先生』  ~今週末~

今週末、2本立てのお芝居観にいきます。

『リバウンド』 作 : 鄭義信
出演 : 平田敦子 池谷のぶえ 星野園美
『ポン助先生』 作 : マキノノゾミ
出演 : 黄川田将也 西尾まり ・ 山路和弘

ザ高円寺

まり西尾

『ポン助先生』に出演する西尾まりさんの演技が観たくて選んだ演目。

考えてみると、私の場合、日本での観劇のポイントは完全に「出演者」です。
どんな内容かではなく、誰がでるか。誰が観たいか。ほぼこれだけの動機です。

BROADWAYの作品を観るときは、内容が面白そうかどうかということは、結構大事なポイントでした。もっとも、最初のころは特にBROADWAYに出演する役者さんのことをよく知らなかったので、内容がどうかということが、必然的に重要なポイントになったとも言えます。けれど、昨今、映画やテレビで活躍する有名な役者さんが、BROADWAYにたつことも少なくないので、その名前にひかれて観にいくということはもちろんありました。でも、やっぱり、どんなに有名な人が出演していても、内容が面白くないと寝ちゃうんです、私のからだ。からだは正直ですよねえ::::

けれどまあ、日本に来てからはひたすら、出演者がだれかで観る物を決めている自分に気がつきました。うーーーんん。これでいいのか。・・・まあ、深く追求せず、気の向くままこれからも、観るものを決めていくと思います~~。

・・・というわけで(どんなわけ?)、今週末、テレビで名わき役を演じる「西尾まり」さんの演技を堪能してきたいと思います♪





2010-03-01

アメリカでの夫婦喧嘩、理由ナンバーワンは・・・

先日、アメリカ西海岸で暮らし始めた妹から連絡がありました。その中で出た話のひとつが、車の運転練習。

アメリカと日本の車の運転で1番違うのは、左右が逆、つまり、日本とアメリカでは車が走る側が違うのです、ご存じの通り。

日本では車は左側、アメリカでは右側。なので、日本で運転になれた人がアメリカで運転すると、いろいろ戸惑うことになります。ウィンカーを出したつもりが、急にワイパーが動きだしたりなんていうのはよく見られる光景です。

そういう意味では、私みたいに、日本でほとんど運転していなかった人のほうが、アメリカでの運転になれるのが早いのかも? 

さて、妹は私と違い、バリバリ日本で運転していました。もちろん運転には自信があります。けれど、左右が違うわけなので、アメリカで運転し始めるにあたって、夫に助手席に乗ってもらって練習したそうです。すると・・・・

「高速に入るタイミングが悪すぎる。」とか「運転のセンスがない。」とか、いろいろ言われて・・・喧嘩になったそうです。

うーーん、そのときの車内での二人の様子が目に浮かびます。後部座席に座る5歳の甥っ子は、両親が発散する険悪なムードの中、何をしていたものやら。

けれど。

アメリカで暮らし始めたときの、夫婦げんかの最大の理由のひとつは、これなんです。私もそうでした。私の場合は、日本で運転していなかったので、左右がどうのこうのという問題はありませんでした。ただ、運転そのものが問題だったのです。やはり、夫と練習していて、「曲がるときの角度が悪い」だの「停止するとき、ブレーキ踏むのがはやすぎる」だのなんだの。こっちは、命がけで必死で前をにらんでいるのに、あれやこれや言われても、その通りできるはずはありません! 

しかも、アメリカ郊外の道はとても多いんです、リスさんの亡骸が。おそらく、全米で毎日何千というリスがお亡くなりになっていると思います。リスさんは、木の上ではすばしっこいのですが、アスファルトの上では動きは鈍いのです。身長もかなり低いので、遠くも見渡せません。なのに、道路を横断して、あっちがわの木に行こうとするのです。それで、向かってくる車に気付かず、渡り始めて、車にひかれる・・・ということが、非常に多い・・・。なので、ちょっと車を走らせただけでも、血を流して倒れるリスさんに出会う確率がかなり高いのです。

そして、いくらもうお亡くなりになっているとしても、その上を走ることは避けたいわけです。すると、車をまっすぐ走行させられなかったりもして・・・。けど、そんな運転は、他の車からしたら危険な車なわけです。

本当に、夫と車の運転練習をして楽しかったことなど、一度もありませんでした。そして、あとから聞くと、「夫と車の練習してけんかになった」経験のある人はかなりの数にのぼりました。きちんと調査したわけではありませんが、周りの90%以上の人がその経験あり、といった感じでした。夫側にも悪気があるわけではないのはよーくわかります。けれど、妻側も、必死に運転しているので、横からあまりに細かくあれやこれや言われると、パニック寸前になったりするわけです。また、もともと運転に自信のある奥さんだと、プライドもあることでしょう。しかし、アメリカの郊外で生活していくためには、とにかく車は必需品。運転できないと、生活が成り立ちません。夫側もそれを知っているので、なんとか奥さんが安全に運転できるようになってもらいたい・・・。けども・・・。

運転練習がらみの夫婦げんか、ほとんどの人がさけて通れない道。。しかし、新しい生活が始まったばかりの妹一家、まだまだいろいろなトラブルがあることでしょう。いえ、ないほうがおかしいと思います。でもって、妹を励ますために、今私にできること。「嵐」の番組を録画することです♪ まかせたまえ、妹よ。今週もバッチリよん。




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に魂を奪われてから、すでに1年あまり。しかし、ごく最近、4年ぶりに東京にもどってきました! 久々の東京生活も実にスリリング♪

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